年明け早々体調を崩しましたが、今は湿疹も消え、完全復活しております。
ということでただ何となくブログを更新しない毎日が続いていたのですが、理由は頭の中が結構一杯だったから。
何ということのない雑事がいっぱいで…
ということで実のあるネタを提供する気力はないのですが、そろそろ何か書こうかな、とテーマを考えていたところ、昨日初めてイタリアに行く方に色々アドバイスをしていて、ちょっと気がついたことが有ったので、そんなことでも書こうと思います。
質問は「お土産は日本から通販で申し込んでおくか、現地のスーパーで買うのがいいのか?お土産屋さんが良いのか?」と
「カンノーロはどこでも食べられるのか?」
どちらもタイプは違えど、ちょっと驚きの質問です。
まず初めの質問に対する答え。
「荷物が多くてどうしても何も買えないと言うのであれば通販で頼んで自宅に配送というのも悪くはないですが、基本せっかく行ったんだから現地で買った方がいいですよ。
配り土産ならスーパーでもいいでしょうし、何か伝統的なもの、特別なものをというのであれば、お土産屋さんとか、お菓子屋さんで買ったらどうでしょう」
私は基本的にお土産屋では買いませんが、時間がなかったり、言葉に問題があるのであれば、確実なものをおいているお土産屋さんも悪くないと思います。
そして次の質問には「カンノーロはシチリアのお菓子なので、基本的それ以外のところでは食べられないと思って下さい。ただ、売ってないというわけではなく、売っていても本場とは違うということです。」と答えたのですが、多分「笹団子は東京でも食べられますよね、それと同じです」と言った方が分かりやすかったかな?新潟の人だったので。
「イタリアのお土産何が良いですか?」という質問は非常によく受けましたし受けます。
正直「Dipende」とイタリア語なら答えます。
dipendeとは動詞のdipendere,~「次第である」という意味でDipendeと言えば「状況による、一概には言えない」という曖昧な返事を好む日本人には実に使い勝手のいい単語です。
「お土産何がいい?」と漠然と言われても正直困ります。
甘いものが良いのかしょっぱいものが良いのか、地元のものが良いのか、ザ・イタリアみたいなものが良いのか…
有名チョコレート辺りになると、日本でも買えて更に安かったりする場合も有りますからねぇ、気を付けないと。
そんなこんなで色々困るのですが、日本で手に入るかもしれないけど、非常に高くて、でもちょっとしたお土産に見栄えが良いので、冬期はよく勧めるチョコレートが有ります。
パッケージデザインもさるものながら、お味も良い。
イタリアのお菓子にしては珍しく、完全個別包装だし。
Torrone(トローネ)とはタリアの伝統菓子で、ヌガーと言った方が日本人には分かりやすいかも。
実はトローネ、ローマ時代から食べられていたようです。
もちろんその頃はチョココーティングはされていませんが。
実はトローネってイタリアだけでなく、ヨーロッパではクリスマスシーズンには欠かせないお菓子の一つで、時期になると街のお菓子屋さんスパーなどあちこちで見かけるので、味比べをするのも楽しいですね。
こちらはBenevento(ベネヴェント)のメーカーのもので、1890年代に誕生したものなんだそうです。
http://www.borrillo.it/Home
ベネヴェントのあるカンパーニャ州ではトローネをシンプルに、卵白、ハチミツ、アーモンドのみで作成していました。
その歴史は長く、ブルボン家出身で両シチリア王国の最初の王Ferdinando I(フェルディナンド1世)が妻のMaria Carolina d'Austria(マリア・カロリーナ・ダズブルゴ)のために特別に作らせた特別なトローネはTorrone della Regina(王妃のトローネ)と呼ばれています。
私昔はこのヌガーが苦手でした。というのも今考えれば美味しいものを食べたことがなかったから。
これもそうですが、以前大家さんの奥さんの実家、シチリアのお菓子屋さん自家製のトローネを頂いてトローネのおいしさに目覚めてしまいました。
個人的には「Beneventoに行ったわけでもないのに、このお土産はどうか?」と思う節も有りますが、美味しいから許す!!
フィレンツェでは特定のお店でしか扱っていないし、数も限られています。
そして、冬期限定!!
昨年秋にフィレンツェに行った時には、たまたま入荷していて、買ったことをすっかり忘れていました。
イタリアでは夏になると生産・販売を中止するチョコレートがいくつかあります。
例えばこれ
画像:https://www.ferrero.it/Pocket-Coffee
ポケット・コーヒーというコーヒーが中に入ったチョコレート。
表面が溶けると中からコーヒーが出ちゃうので要注意!!
これは冬期はイタリア中のスーパーやBarなどどこでも購入可能ですが、夏が近づくと一斉に姿を消します。
イタリアのこういう生産スケジュールがとても良いと普段から思っています。
ちなみによくイタリア人に聞かれるのですが「『これ何個入ってるの?』って日本人はよく聞くんだけどなぜ?」って。
事情はよく解ります。職場などで配りたい、ということなのでしょう。
でもイタリアでは基本容量表示で、個数は記載されていません。
イタリア人に説明すると「そんなこと知るか~」と言われると思います。
事情を説明したイタリア人にも「そんなの分からないから多めに買っていけばいいじゃん!!」と言われてしまいました。
まぁそういうことなんですけどね。
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ギュスターヴ モローがお好きなんですね。私、たまたま2019年の展覧会はどういうのがあるか見ていたら、パリのギュスターヴ モロー美術館全面協力の展覧がありました。東京はパナソニック汐留ミュージアムで4月6日からです。↓ 展覧会のホームページです。 大阪は東京のあと、あべのハルカス美術館で開催です。https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/19/190406/
そうなんですよ~!!
芸術新潮に小さく載っていたのを見て密かに喜んでいました。
今年は昨年ほど大物の展覧会はないようですね。でも上野辺りで開催されるものは落ち着いて見られないので、こういう展覧会はとても楽しみです。
またおすすめの展覧会など、観覧情報是非教えて下さいね!!