イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

京都府立陶板名画の庭ー京都

2023年03月26日 12時12分03秒 | 日本の美術館

先週、京都に行った。
桜には少々早いとは分かっていましたが、そこしか休みが取れなかったもので…

で、最終日(いきなり?)以前から気になっていた「京都府立陶板名画の庭」へ。


陶板の美術館と言えば徳島の「大塚国際美術館」が有名だが、陶板を手掛けているのは同じ大塚オーミ株式会社。あちらは1000点以上の作品を収蔵しているのにたいして、こちらはたったの8点。

陶板画とは原画を写真製版し陶板に焼き付けたもので、陶器の性質上変色、腐食が少なく耐久性に優れている。
安藤忠雄の設計による世界初の屋外美術館なんだそうだ。

上はほぼ原寸大のミケランジェロの「最後の審判」
もちろん現物にはおとるけど、現物なら写真も撮れないし、人も多いからそばに寄れないし、ここならだれもいないし…とメリットもある。

モネの「睡蓮」はまさに水面に揺れていた。(水の中にある)

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」

「鳥獣戯画」

更にうれしいのはこの美術館の入園料。
なんと100円⁉(70歳以上は無料)
隣接する日本最古の公立植物園と合わせても250円という安さ。

あいにくの天気だったのだが、植物園にも行ってみた。

しだれ桜はこの通り。
色々な種類の桜が有るので4月下旬まで楽しめるらしい。

京都は一足早くコロナ前に戻った感じで、外国人観光客も大勢いただ、ここは静かにゆっくりお花見が出来そうだ。
何度行っても新しい発見に事欠かない京都だった。



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3 コメント

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ありがとうございます (fontana)
2023-05-05 10:56:20
山科様
お礼が遅くなって申し訳ありません。情報ありがとうございます。
エラスムスハウスのサイトを見ました。
やはりベルギー、オランダには残っているところがありますね。(イタリアにはほとんど現存していないのが残念でした)
最近は、今更ですが日本美術に関心が強くなっています。
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金唐革 (山科)
2023-04-21 04:00:29
貴方がご関心があった
金唐革
ブリュッセル近郊のアンデレヒト、エラスムスハウスにもかなり使われているようです。
デジタル・ツアーがありました。
The Erasmus House DISCOVER
URL 入力できないので検索してみてください。
ただ、ここアンデレヒトは治安が悪いところで有名だそうです。当方は真昼にいったので、そうは感じませんでしたが。。
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秘儀荘 (山科)
2023-04-12 06:35:02
ポンペイ  秘儀荘 壁画のほうが良かったかなあ。大塚国際美術館には、2005年10月に,四国に用があったおりついでにいきました。秘儀荘 壁画、エトルリアの「鳥占い師の墓」の壁画再現は、本当に驚きました。聖マルタン聖堂の復元は、イタリアのオフィーダのロマネスク壁画をみた経験からいって、大変すぐれたもので質感もよく捕らえていると思います。スクヴェローニ礼拝堂は、まあかなりよい再現でした。フレスコは相性がいいはずだが、ミケランジェロはいまいち。 一般に線があまくなるので、細密描写を得意とする絵画にはむかず、巨大でおおまかな作品のほうがよいみたいですねえ。
油彩画は、フェルメールやファンアイクをみる限り、あまりむかない。特に小品や静物画は最悪でした。
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