イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

一番うまいナポリピザー両親とぐるぐる南イタリア 2日目

2016年05月15日 03時18分26秒 | お勧めのレストラン・イタリア

げ~今気が付いたけど、私結局パリも途中で投げ出してる。
ひえ~、一体どれだけ記憶がかなたに行ってしまったことか…

さてさて、気を取り直して2日目です。
この日は朝9時過ぎのItaloでNapoliを目指します。
以前も乗ったことあるはずなのに、時速300キロ出てたのを見て「新幹線みたい」と言っていましたが、
昔日本に行ったことのあるイタリア人に「Freccia rossaは新幹線みたい」と言ったら「そんなことはない。」と何故か褒めたのに怒られました。
(新幹線の足元にも及ばないとその人は思っていたようです。)
最初の計画ではこのまま直にAmalfiの方へ行く予定だったので、そのままSalerno直の電車に乗っても良かったのですが、
どうせならNapoliで降りて両親に本場のPizzaを食べさせたい、いや、私が食べたい~ということで途中下車したわけです。

ただ、イタリア生活が長い私でもNapoliというと緊張します。
まして荷物を持って、高齢の両親を連れて…ということで、ホント怖かったです。
両親はそんな緊張感、気が付かないでしょうけどねぇ…

到着してまずは荷物を預けます。
今回は両親が中のスーツケース、私が小のスーツケースと荷物は2個。
小さいのは私が自分で引っ張っていくとしても、とりあえず中は預けます。
持って歩くのも危険ですからね。
幸いNapoli駅には荷物を預かってくれる場所が有ります。
ホームを向いて、一番左側でとても分かりやすくきれいな場所です。
最初に身分証明書を提示する必要がありました。
6時間(だったかな?)までは6ユーロです。
預かり証をくれるので、引き取りの時にそれと料金を支払います。
引き取りの時は身分証は必要なかったです。

前回も思ったけど、Napoli駅、本当にきれいになりましたね。
最近イタリアの駅では切符を持った人しかホームに入れないように、ゲートを設置し、係員が切符を確認しているところが増えていますが、
Napoliはそんなことはなかったです。

荷物を預け、早速駅から一番近いうえ評判がすこぶるいいPizzeriaを目指します。
途中信号のないところを渡るのに一苦労。
私だけなら問題ないですが、足が若干悪い母を連れて、となると本当に緊張の連続でした。

駅から20分位、たぶん私だけなら10分弱で着いたでしょうが目的のお店に着いたのは、12時45分くらいだったかな?
イタリア人の昼食時間は早くても13時スタートなので、この時間ならまだ大丈夫だろうと高をくくっていたのに大間違い、店の入り口にはすごい人だかりです。

店内に入って人数を言って、番号札をもらったら35番。
この時点で呼ばれていたのはまだ13,14だからすごいですね。
外国人も多いですが、スーツ姿の人とか、地元の人もいっぱいです。
ここが評判通りの人気店、Da Micheleです。
最近は日本にも支店を出しているらしいですけど、本場はやはり違うでしょう。
あっもちろんこんな雑多な感じの順番待ちはないですからね。

三人だったため、多少時間がかかってしまったのですが(日本だったらあまりないけど、2人をどんどん通していたので)40分位で入れたかな?

店内はこんな感じ。
次から次へとPizzaが運ばれています。
この店にはメニューが2種類しかありません。
マルゲリータかマリナーラ
そしてサイズ、普通と大。
ということで4種類しかないわけです。
普通の日本人には普通でも大きいくらい。
飲み物もビール、お水、コーラかファンタしか有りません。
ということでビールとお水を頼んで、3人で2枚にしておきました。
勿論私は一人で1枚食べられますが、両親は?
食べ慣れてないし、1枚は無理だろ?ということで。

ほどなくして登場!!

これが普通サイズって…
写真では分かりにくいですが、皿からはみ出してるし…
しっかし、これうまい。
今までも色々なところで”ナポリピザ”食べて来たけど、これ最高。
両親も感激していました。
ということで、2枚をアッという間に完食。
母に至っては「一人一枚でも良かったのでは?」と言い出す始末。
苦しくないくらいが丁度いいのです。

お会計は基本自己申告制。
イタリア語ダメと思われた私たちはテーブル担当のお兄ちゃんがレジに言ってくれました。
レジの前でお金出したりしまったりするのは嫌なので、テーブルでしっかりお金を用意しておいた私にお兄ちゃんは
「チップ…」と言いかけたのですが、ごめん、さっさと丁度の金額出しちゃいました。
 
Pizza食べたらすぐに駅に戻ります。
そんなに本数のないSalerno行きに乗らねば…ということで切符を買った時点で発車まで15分程度。
そこから両親を待たせて荷物を引き取り、何番線かなぁ?と電光表示を見て気が付いた、あれ?Salerno行きなんてない!! 
そんな馬鹿な、切符買う時に14時15分って出てたはず。
あれ?もしかしたら周遊鉄道の方?しまった~
こういう時にTrenitaliaの職員はいないし…と一瞬動揺。
もし下のホームだったら両親の足では間に合わないし、わぁどうしよう。
と思ったものの、冷静にもう一度自販機に戻り、確認したらこの電車なんと乗り換えだった。

後学のために控えておきますがNapoli-Salerno直通も存在します。 
ただ私たちが乗ったのはCaserta行きで、Cancelloという駅で乗り換えます。
この駅結構大きいですが、人の乗り降りは少ないです。
トイレも有ったけど、男性用は分かりませんが、女性は利用しない方が良い感じでした。
こっちの方は観光客の利用が多いせいか、乗り換えのある駅では必ず(ではないか?)英語のアナウンスが流れていたのが印象的です。
乗り換え時間は10数分有りました。
CancelloからSalernoまでは40分程度。
Napoli-Cancelloは時間のせいもあるのでしょうが、学校帰りと思われる若い子たちで満席状態でしたが、
Cancelloからはすっかすか。
更にこの電車何故か電気がつかないようで(私たちの車両だけだったのかな?)
トンネルに入ると恐ろしく真っ暗でした。
地震でトンネルに閉じ込められた人はこんな感じだったのか、なんて想像して冷や汗が出ましたよ。

電車が珍しく定刻通りだったので、駅前にホテルを取っていたので16時にはホテルに到着し、その後少しだけ街を散策しました。
その話はまた次回。 



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