今日も暑くなりそう~
来週にはいったん暑さが柔らぐとさっきニュースで言ってたけど、信じていいですか???
現在朝10時前、先ほどまでは心地の良い涼しい風が部屋の中に入っていたけど、そろそろ熱風に代わる。
窓閉めないとダメかなぁ・・・
さっき母にスカイプで「毎日何してるの?」と突っ込まれてしまいましたが、一応卒論書いてるんですよ。
第2章のめどがついたら本格的にラテン語に入りますが。
家では暑くて集中できないので、明日から頑張ります!!
暑すぎてgelato食べに外に出る気にもなれません・・・出るかな、いや、今日は引きこもり?
そうそう、昨日すごいニュースが舞い込んできたんです。
超個人的なことですが、姪っ子11歳が一人で伯母が住んでいるLAに旅立つとか。(と言っても10日くらいですが)
先月伯母が日本に帰国していた時に、父が姪っ子がそんなことを言っているとは聞いてはいたのですが、まさか本気だとは思わなかった・・・
12歳以下の"ANAのキッズらくのりサービス"という、出入国の手続きにアシスタントがついてくれるものを利用して行くらしいですけど、11歳ですよ!
私ですら一人旅は20代後半か30歳になってからだった気がする・・・
それも10時間以上のフライト一人きり・・・今でも嫌なのに。
姪っ子はその状況を理解しているのだろうか???
泣いても帰れないこと分かってるのかな???
昨日妹からこの話を聞いた時、妹は私へ一言「血筋だね」と
実はこの伯母は父の姉で長女(一番上)、そして私長女(一番上)
この二人が現在海外で生活しています。
そして独身・・・伯母は2度ほど結婚しましたが。
伯母はアメリカ在住が50年になろうとしています。
家族から伯母も私も性格がすごく強いと言われてきましたが、そこにとうとう姪っ子まで。
姪っ子も長女(一番上)
弟の子供なので家系を継いでる・・・ってことで。
「あ~あ、彼女が私のようにならないと良いけど」と父に言ったところ
それもありじゃない、と。
いやいや、私はやはり姪っ子たちには普通に結婚をして、子供を産んでという幸せな人生を歩んで欲しいよ。
海外で生きていくこと、一人で生きていくことがどれだけ大変か実感しているだけに・・・
まぁ何にせよ彼女にはすばらしい経験になること間違いなし!
すごいなぁ・・・
「私も小さい時に行っとけばこんなに英語に苦労しなかったのになぁ 」と言ったら
「行けって言ったでしょう!」と母に怒られた。
はい、確かに言われましたが、その頃にはすでに英語が大嫌いになっていて、アメリカに行こうなんて思わなかったんですよね。
今から行っても遅いしな・・・
まぁ何を言っても始まらない。
英語は勉強します・・・イタリアでのことが全て終了してからね。
さて脱線が長くなってしまいましたが、話をアムステルダムに戻しましょう。
ホテルに荷物を置いたのが10時くらいだったかなぁ・・・
そこから歩いて5分・・・かからなかったかな?まずアムステルダム国立美術館へ
この後ろに見えるのが美術館です。
まずここでこれを購入。
Museumkaart(ミュージアムカード)です。
1年間有効で約60€
ネット上では名前を書く、書かないと色々意見が有ったのでカウンターで
「名前書く?」と確認したら、書かなくても良かったみたいだけど、一応名前と生年月日を書いた。
身分証明書で本人確認されるときもたまにあるらしい。
今回はなかったけど。
オランダ国内の約400の美術館、博物館で利用可能。
美術館の入場料が高いので(例えば国立美術館は17.5€)3か所くらい回ればすぐ元が取れる。
私は今回10か所くらい回ったので、元を取るどころかおつりが来てます。
これイタリアでも導入してほしいなぁ・・・
いや、フィレンツェなんてこれに似たのあるけどすごく割高。
72時間で72€って何!?
4日間か・・・でも美術館400もないし、大体Firenzeだけだもんね。けちっ
一年以内なら同じ美術館に何度でも入場できるし(うっかり出てしまって、新たに入りなおしたけど大丈夫だった)
ゴッホ美術館のような行列が出来ている美術館では、一般のレーンと違うところから入場もできる。
これを買うのに並ばないとダメかな?と思ったものの、行列はなく、すんなりチケットが買えたので、美術館に入る前に休憩。
美術館の入り口にあるカフェに入りました。
私が入った時間は中途半端な時間だったので、席が結構空いていたけど、お昼時は行列ができていました。
これだけの規模の美術館にこれだけのカフェはちょっと物足りないなという感じですが。
途中‘Barはあったけど、くつろげる感じではなかったですね。
デルフト磁器の花瓶。
これすごいなぁ・・・どうしてこんな風になったんだろうと、ちょっと引きます。特に花が挿してあると・・・
美的感覚が違うんだよね。
メニューを見て目に入ったのがこれ、のども乾いていたし・・・
私には普通だったんですよ、お昼前のビール。
でもウエイトレスさんに「ハイネケン?」と聞き返された時、ちょっと恥ずかしくなりました。
ダメですか???
確かに周りは皆さんお茶。朝食中の人もいましたけどねぇ・・・
その点イタリアでは全然違和感ないことなんですけど。
その様子を見ていた斜め前に座っていたインド系の女の子が英語で
「私もワイン頼んじゃったわよ」とフォローしてくれたんです。
それなのに、気の利いたことを英語で言えなった自分に自己嫌悪。
英語が話せれば、色々お話しできたのに・・・
いやいや、他人がどう思おうと飲みたいものを飲むぞ~
まぁ他人の目なんか気にしてられませんよ。
それにうまい!
この旅でどれだけビールを飲んだことか。
イタリアってビールがあまりうまくないから特にね。
のども潤して、いざ出陣。
日本語の案内図も有ったのですが、何気に分かりにくい。
とにかく上へ上へ・・・
最上階は現代アートとさっきの花瓶みたいなやつしかなかったので、メインのフロアーへ。
この美術館の目玉はなんと言ってもこれでしょうねぇ・・・
レンブラントの夜警
この部屋だけ人口密度が高い!
レンブラント、嫌いじゃないんだけど、これはどうかなぁ・・・
私は版画のシリーズが好きです。
オランダに来る直前、たまたま見た新聞にこの作品のことが書いて有ったんです。
絵画はもともと美術館で鑑賞されるために描かれたわけではありません。
その多くが薄暗い、ろうそくの明かりだけの教会に飾られていました。
また教会の環境は決して作品にとって良いものではありませんでした。
”フランダースの犬”でネロが最後に見たルーベンスの作品。
あの作品にはいつもはカーテンがかかっていますよね。
あれって、貴重な作品をほこりやろうそくの煙から守るものだったんです。
別に勿体ぶっていたわけではありません。(そんなこと考えないか?)
でもあのカーテンにろうそくの火が引火したり、良し悪しはあるわけで、イタリアではGiovan Battista Cavarcaselleによって1800年代後半に廃止されています。
暗い教会の中だからこそ、作品自体が明るくなるように、金の背景を使うなど、自己発光とまでは行かないけど色々な工夫が施されてきました。
ステンドグラスの発展もそのためだし、光と作品で神秘を生み出すという効果を狙って、の事でもありました。
この辺りは恩師が研究していたんですよね・・・
今考えるとこの辺りを卒論のテーマにしても良かったかな、と。
いやいや、この記事を読んで、卒論の結びはこの方向も加えようと思ったんですよね。
ナポレオンによって、美術館という概念が生まれ、教会やもともとの場所から作品が引き離され、作品を展示、眺める場所が出来ます。
そして電気の普及。
ただイタリアもそうですが、”美術館”を美術館として新設するのは近代になってからのお話で、ほとんどがお屋敷や城など、以前から有った施設の再利用。
作品を見る人にとって最良にするために色々なことが考えられるわけです。
とにかくどこもかしこも暗いから。
中でもこの美術館はルーブルのやり方を踏襲していて天井に窓を付け、そこから自然光を入れています。
これイタリアでやったら作品に良くないし、反対に冷房など入れなきゃいけなくなるんでしょうね、イタリアにはほとんどないもんね。
日光が弱い北ヨーロッパならではでしょうね。
家の窓もイタリアに比べたら大きいもんね。
ただ、見る側にとって明るいということは良いことなのですが、作品は?
保存という概念ではなく、もともとこんなに明るい場所で見られることを想定して描かれていない、例えばこの”夜警”
正直私も今まで本で見ていたのとは少し印象が異なったんですよね。
この作品はもう少し薄暗い場所で見た方が作品が映える・・・と私は思いますが。
ということで少し考えさせられる記事でした。
しばらく眺めた後、またぐるぐる。
本当にオランダの絵画は風景画が多く、イタリアの美術館とは大違い。
色もどちらかというと暗くて・・・ちょっと気が重くなる感じ。
色々考えるところは有りますが、これと言って目玉の作品はないなぁという感じ。
日蘭貿易でやってきた日本のものも展示されていました。
そして別の入り口から夜警の正面に戻ってきました。
するとここにも人だかり。
あれですねぇ・・・
フェルメール
って絵は見えないけど。
ここにも人だかりができていました。
結構本に載っている作品はあるんですけど、これより感動したものはなかった。
知らなかったんだよね、彼女がここにいるなんて。
だから喜びも数倍。
大好きなCarlo Crivelliの作品です。
先日イタリア人に「アーティストでは誰が好き?」と聞かれたとき、すぐに出てこなかったんですが、
私はGiovanni Bellini,Carlo Crivelliなどのヴェネツィア派が好きです。
Santa Maria Maddalena
美しすぎる・・・
状態もすごくいい。修復したばかりかなぁ・・・
いや~それにしても美しい。魂奪われるわ・・・
夜警やフェルメールよりこれ見たことに感動。
あ~彼の作品を卒論のテーマにする、という選択肢もあったなぁ、ecc.
写真バシバシ撮っちゃった(光ってうまく撮れないのよ)
周りの人が「この人変・・・」って思うくらい。
だって好きなんだもん。
イタリアの美術館は写真撮れないとこ多いし。
いやいや、基本的に作品の写真を撮るのはどうかなぁと思っているんです。
でも写真が撮れるメリットは、サイトや本では分からない、細かい部分、自分が興味のある部分を細かく撮影できることなんですよ。
いや~それにしても美しいわ。
国立美術館に行ったらくれぐれも見逃さないでくださいね。
そうそう他にもゴッホなどの印象派も数点有りましたね。
サラッと見て回ったように書いていますが、11時に入館して出たのは14時ですからねぇ。
やはり広いです。
外に出ると
何気に天気が悪い。
モデル?という感じで字の上に乗ってる子たち、結構いました。
しまったなぁ、中途半端な時間になっちゃったよ。
ということでこのあたりの屋台とかでおいしそうなものないか探したんですけどね・・・
数回しか食べれない食事はとても大事。
どうせなら美味しいものを食べたいので、とりあえずゴッホ美術館へ行っちゃうことにしました。
美術館のカフェで軽く食べればいいかな、って。
ということで次回はゴッホ美術館でお会いしましょう。
暑いぞ~
それにしても姪っ子ちゃんすごいね。もう8月だから、無事帰国したのかな?将来楽しみ?だね。そして、改めて美術館っていろんな見方があるのだな…と、自分が感じない(気づかないのが正しいな)ことをfontanaさんが書いてくれるから、色々知れてありがたいですね!またオランダ行きたくなりましたわ。では、最後までに超時間かかりそうですが、楽しませてもらいます!
余談だけど、前回のコメントで文字化けしてたのチルダー記号(「から」っていうマークのやつね)が文字化けしちゃったのね。なんでだ?
こちらも暑さぶり返して苦しい感じですよ…
そうなのよ、火曜日に無事帰国しました。行程半ばでホームシックで夜泣いてたらしいけど(昼間は大丈夫だけど、寝るときがってのが子供らしいよね)結局は楽しかったらしい。今は一応英語を勉強する気満々。その調子で行って欲しいけど、私のようにはならないで欲しいわ。(苦笑)
美術館の見方かぁ。人それぞれで良いと思うし、勉強している割には適当なのでお恥ずかしいです。(^▽^;)
まだこれで半分も来ていない、というか後半の方が動きが激しいので、頑張って読んでくださいね。(その前に書けって感じですが)
オランダ、行きたいよね。私ももう1度行くぞ~!
暑さに負けず頑張りましょう!!