寒い~
今年は予想通り半袖から一気にダウンになりました。
秋、なかったなぁ・・・
しかし、まだ秋の味覚は健在です。
これは前回、お昼に念願の魚屋さんに行った日の夕食のお話です。
Firenzeでお勧めのレストランを何軒かあげるなら、ここは絶対欠かせない!!というAlla Vecchia Bettola
今日バスの中で一緒だった知り合いがいきない「先生」とイタリア人に日本語で声をかけられ(彼女の日本語の元生徒さんだったんだけど)、たまたま「どこへ行くの?」と聞くと「夕食に日本人のお友達と行く」という。
某レストランの名前だったか、私も知り合いも名前は聞いたこと有るなぁ・・・と言うお店で、「確か高いお店では?」と。
このイタリア人「Centroの店はどこも高いです」と。確かに。
そして、「魚しか食べられない人も来ます」と。
みんなの頭に「Firenzeで魚???」という思いが一瞬よぎる。
そしてこのイタリア人「Centroのレストランはどこもトスカーナ料理で、でおいしい魚料理が食べられるところはないですよね」と。
しかし日本人二人は「高いレストランなら・・・」と苦笑い。
今日はたぶん日本人の友人さんの奢りらしいので、「心配ないと思いますよ」と知り合い。
さて、このAlla Vecchia Bettolaですが、Centroからちょっと外れていますがもちろんこてこってのトスカーナ料理。
料金は別にばか安ってわけではないけど、Centroよりはましかな?
いや、Centroでも場所を選べば適正値段で食べられるところはありますよ。
もちろん8~90%は観光客向けで、その中でもひどいところは冷凍食品をチンしているだけの店も有りますけどね。
ちなみにSostanza(ソスタンツァ)のCoperto(席料。パン代)3€はちょっと高すぎだと思います。
Bettolaは2€。ということで、まぁ今の時代は妥当かなぁ・・・
しかし、ここに来るには理由が有るんです。
そう、それはここに来なければ食べられないものがあるから。
先日のSostanzaしかり、ですが、これってやはりすごいことだし、だから全国からお客さんが絶えないんだと。
そしてここも要予約です。
テーブルの上には新と思われるオリーブオイル。
色、すごいなぁ・・・
この日は7時半を少し過ぎた位に到着したのですが、珍しくお客さん少ない。
この時期は予約しなくても大丈夫なのかしら?
と一瞬思ったものの、私たちが帰るときには満席。
待ち人のためにそそくさと退散しました・・・
早い時間(8時半位まで)は圧倒的に外国人が多く、8時半を過ぎた頃からイタリア人、常連さんなどが続々やってきます。
決してダラダラと長居ができるお店ではありません。(Sostanzaも同じ)
珍しく豚の頭が(写真ほぼ中央)
注文はほぼ決まっているので早い早い
まずこれ
Penne alla Bettola
ベットラ風ペンネ
この名前を聞いてあれ?と思った人がまだいるかもしれませんが、あちこちで言われているとおり、日本でたぶん一番有名なイタリア料理のシェフO氏のお店とは関係ないそうですよ。
いやいや、これを食べるためにわざわざここまで来るんですよ!
どんなに寒くても・・・ちょっと言いすぎ?
食べた人にしかわからないこのなんとも言えない味わい。
友人には「八丁味噌」と言っている人もいますが、う~ん。
ピリ辛なのに甘いんです。
いやいや、Firenzeに来たら、是非これを食べてください。
そしてメインにはこれ
Porcini(ポルチーニ)の傘の部分の丸焼き、グリルです。
この写真だと「ハンバーグ?」「しいたけ?」と思われそうなので
断面写真。
実は先月別の友人が来たときもこれいただいてたんです。
その時の様子は載せていなかったので、そちらも一挙大公開(?)
あっ、先月は2個しかない!!
まぁそれはいいとして・・・あれ?レモンもないねぇ。まぁいいですけど。
10月はグリルだけではなく、フリットも頼んでポルチーニ三昧でした。
ちなみにこの時は
Risotto(リゾット)も頼んだんです。
これネギとパンチェッタのリゾットなんだけど、これがさっぱりしていておいしかった。
遠くに例のPenneが見えますねぇ。
メインのポルチーニの付け合せに
くたくたにゆでたあとオリーブオイルとにんにくで炒められた・・・と思われるブロッコリー
とにかくくたくたです。でもおいしい。
いやいやものすごい贅沢です。
そして食後にはなぜかこの時期なのに
Frittella(フリッテッレ)
このお菓子ってカーニバルの時期のもの、というイメージが強いんだけど、今ちょっと調べたら”冬のお菓子”ということみたいです。
まぁ揚げ物だから、夏にはしませんよねぇ・・・
実は前回ですが
ティラミスとりんごタルトを頼んだんですよ。
でも私は密かにカウンターに乗っていたシュークリームが気になっていたんですよねぇ。
でもウエイターの言っていたメニューに入ってなかったからこれにしたのに、なんと隣に外国人には違うウエーターがシュークリームを勧めていたんですよ。
あ~隣の芝生は青く見える、人が食べているものはよりおいしそうに見える・・・
まぁもちろんこれもおいしかったのですが、実は今回またシュークリームにお目見えできないかと密かに思っていたのに・・・仕方なし。
「そんなの食べたかったの?」って思ったでしょう?
そして最後に
コーヒー
実は今回初めて知ったんですが、ここのコーヒーってお店のサービス(無料)なんですって。
もう何年も通っていて、と言っても1年に1,2回だから大した回数ではないのですが・・・
何で分かったのか、というとこのコーヒーがえらくまずくて・・・
というかコーヒーじゃない!
麦茶?Orzo?(最近日本でも見かけるようになったらしいですねオルツォ。大麦なんですね。カフェイン抜きのコーヒーとして飲まれています。)
とにかくイタリアンコーヒーではない!!
ということでウエイターに感じよく(ここが重要)
「これコーヒー?Orzoじゃないよね?」と聞いてみたところ
彼も笑いながら
「うちのコーヒーは鍋で沸かしたのをポットで温めておくんだよ。」
まるで麦茶だね。
「(本物のエスプレッソじゃないから)お店のサービスだからいいでしょう?」と
思わず苦笑い・・・ははは無料だからっていいのかなぁ、こんなのコーヒーって言っても
とにかくこの恐ろしくまずいコーヒーも、是非一度試してみてください。
更にこのお店はFirenzeのこの手の”食堂”には多いのですが、ハウスワインはテーブルの上に乗った藁にくるまれたfiascoと呼ばれる典型的なキャンティーワインのボトルから飲んだ分だけ払います。
どんぶり勘定、もといグラス勘定ですね。
大抵2人だと半分くらい飲んじゃいますが、1人4€。
ということでここで注意!!
飲めない人は最初に「私は飲め(ま)ない」と宣言しておく必要があります。
そうしないと料金加算されちゃいますからねぇ。
それかた今回新たに気がついたことが・・・
先ほどのりんごタルトの写真に写っていたお店のグラス、あれよ~く見たら、ワインボトルの下の部分だったんです。
友人が「(このグラスの底)なんで盛り上がっているんだろう?」と言ったのがきっかけ。
わぉ、廃物利用がすごくおしゃれ。
お店のマークが刻印されているので、普通気がつかないよねぇ。
う~んこういうイタリア人の感覚、恐れ入ります。
いやいや、本当に寒い中でもわざわざ行きたくなるレストランの1軒です。
そして友人が日本に旅立った昨日から、また細々とした食事に戻ったのであります。
ワインもしばらくはお預け・・・
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想像で味と香りをすでに頂きご馳走様でした…な気分です。
近々お世話になりますね(・ω<)fontanaさんのブログをもう1回読んで復習しなきゃ!
いや~ホントおいしいのよ。
もうすぐですね。楽しみにしていますので、気をつけていらしてね。(^^)/~~~
ポルチーニ、食べた~い!
香りも味も好きです。。。
日本では味わえない季節物ですから、いつかまた
訪れた時に味わいたいと思います。
寒くなってきたので、体調に気を付けて下さいね。
急に寒くなって、まんまとのどをやられました。
ポルチーニ、既に終わってしまったみたいです。昨日まで遊びに来ていた友人が食べられなくてとても残念がっていました。
今年は本当に寒くて、暖かい鍋でもしたいですねぇ。
それはそれは良かった、良かった。今年はフリット食べなかったなぁ・・・でもグリルの方が軽くて、好みかも。また来年だな。(^.^)