イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Firenzeで魚を食べる!? Fiaschetteria di Pesce

2013年11月13日 23時52分40秒 | イタリア・食

天気は良いものの、風が冷たかった。
週の頭から、「今週はSciopero(ストライキ)週間になります」とは聞いていましたが、本日はその中央イタリア(LazioとToscanaだけだったようなので)大Sciopero(ストライキ)デーということで、なんかいろいろ不自由が有ったような無かったような・・・
4大(いくつあるのか知りませんが)労働組合のストということで、お役所、大学、公共交通機関などなどあちこちでストが行われていたんです。
この労働組合のストって本当に厄介で、理解できないんですけど・・・
久しぶりですね、ここまで大規模なのは。
デモ行進が出て、機動隊が出動して、ちょっとものものしい感じでしたけど。
年の瀬だからでしょうかねぇ・・・あまりかわらないですけど。
私は偶然教授の都合で休講だったので何も得しなかった(?)のですが、図書館にこもっているとデモ行進の声となぜかバンドの音が聞こえました。

さて、そんなだったので朝からちょっと心配していたのは、友人がサン・マルコ美術館に行くといっていたので、まさか美術館はストしてないよね?ということと(一度わざわざFerraraまで行ったのに休みだったことが有ったので)バス。
そう、今日のお昼はちょっとバスに乗って食べに行こうかと思っていたんです。

幸い美術館はストには関係なく開いていたので、11時にサンマルコ広場で待ち合わせて、出発進行。
まずある場所でお買い物を済ませ、風がないとかなり暖かいのと、その辺りにきたということで、最近一番お気に入りのGelateriaへ友人をご招待。
私も久しぶりのGelato!
えっ信じられないって?

時期ですねぇ・・・マロングラッセがでていたので、それと定番のピスタチオにしました。
中庭で食べていても十分暖かかったです。

そてその後近くのバス停から6番のバスに乗って目的地へ。
うっかり1つ手前で降りてしまいました・・・ごめんね。
今日向かったのはこちら

数年前から存在も知っていたし、来たい来たいと思っていたのですが、Centroから少々離れているので、なかなか機会がなくて・・・
信じてもらえないかもしれませんが、日本から誰か遊びに来たりしない限り、ほとんど外食はしないので(こちらに住んでいる人と外食するときは得てしてイタリアンを外したりするし)なかなか日本からやってくる時間がない観光客(友人)をここまで連れてくることは難しかったんです。
一人で入るのもねぇ・・・
今日もストと聞いたときは、「やっぱり縁がなかったか?」と思ったものの、バスのストは22時から終バスまでということで、無事到着。

Fiaschetteriaと言うのは”(ワインの)立ち飲み屋”のことなのですがこちらはその後にdi pesceとついている、つまり”魚の立ち食い屋”というわけ。
と言ってもカウンター席は存在しています。

1861年から魚屋さんとしてお店を開いていたようですが、数年前から飲み食いができるようになりました。
実は私、この近くのスパーに買い物に来ていて、ここを通るたびに気になっていたんですねぇ。

さぁ、足を踏み入れましたよ。
わぉ、どれもこれもおいしそう!!
しかし、どうやってオーダーしたらよいか分からない。
まぁそんな時は聞くんですよ「どうなってるの?」って
するとお兄さんが

「この下の皿は既にできてるもので、黒板に書いてある料金」
「後は適当に言ってくれ」
それ以外は
「生魚、フリットなどなど注文してくれればできるよ。」
「ここにはないマグロとかもあるし」

ということで、まぁイタリア語は必要になりますねぇ。
と言っても料理法さえ分かれば指差しでOKという気もします。

で、私たちが頼んだのはこれ
まず前菜は

こんな感じ。
いわしのコロッケと普通のコロッケ。(1個2€)

このいわし、めっちゃおいしかったです。うひひ
左上がたこ、ジャガイモをトマトソースで煮たもの。(あれ?さやインゲンも入ってた?)
右手前はカルチョーフィ(アーティチョーク)とえび。味はオリーブオイルだけだと(塩コショウはもちろんですが)
いやいやどれもおいしい。
この2皿は半分ずつにしてもらい、2皿で9€。
なんていっていたらメインが運ばれてきましたよ。

Fritto misto(ミックスフライ)
お兄さんに「イカとえびだけ?それとも小魚も入れる?」と聞かれたので、魚も入れてもらいましたが、正解。
揚げたて~
これで13€って安くないですか???
なんと言っても新鮮なんだもん。
超~満足で食べていると、続々とお客さんが。
私たちは早めの12時半ごろ入店したので、待たずに座れましたが、13時を回ったころから地元のサラリーマン(スーツで働くような場所はいったいどこにあるんだろうか???)やOL(?)が続々来店。
友人は「昼からスーツを着た人がワイン飲んでる」と驚いていましたが、こちらでは得てして普通。
私もこの後図書館にこもりましたが、普通にワイン飲んでるし・・・学生だからいいのか?

ちなみに周りを見渡すと、結構パスタを食べていた人いました。
これも注文すればいいみたい。
おいしそうだった~次回はこちらに挑戦したいものです、はい。

ということで最後は追い出されるように出てきました。
それぞれグラスワインを1杯とお水で31ユーロは安いと思います。
いや、何よりもFirenzeでこれだけ新鮮な魚を食べられる、と言うことに最高の喜びが。

生牡蠣あったし、手長えびなんかをグリルにしてもいいなぁ。
マグロのタルタルとか・・・
いやいや、すごいです。
最近中央市場内の魚屋さんにもその場で調理して食べさせてくれるところができていますが、あそこよりは雰囲気おしゃれです。
観光客にはちょっと行きづらい場所にあるので、ご馳走してくれれば通訳兼でお連れしま~す。

Fiaschetteria di Pesce
Piazza Taddeo Gaddi 5/6 r
055 706492
www.facebook.com/fiaschetteriadipesce

こうして長年の宿題を1つ終えることができました。
そして今日は夕食もおいしいものを食べました。
その話はまた明日。



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