イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

一日1個新しいことを

2017年01月01日 19時07分37秒 | 近況報告

明けましておめでとうございます。
フィレンツェはかなり暖かい年明けとなりました。
危うく「怠けよう」誘惑に負けそうになったものの、今日は昨年同様San Miniato al Monteに初詣に向かいました。

元日は毎年Padre Bernardoのお話が有ります。
今日もすごい人でした。

そして15時半少し過ぎたところで神父様が

窓から顔を出します。
毎年この時はPapa(教皇)の気分、と平気で言ってしまうお茶目(失礼!)な神父様。
お話がとても上手なので、毎年すごい人が集まります。
30分位外観のお話をした後で教会の中に入ります。

生まれて初めて神父様の指示で教会の床に直座り。
まぁ床に座ること自体が久しぶりですけどね…大理石なので、冷たい!!
ということで 今年は何か特別に良いことが有りそうです。
ただ風邪引かないと良いですが…
神父様が選んだ詩が、昨年イタリアで震災に遭った人の事を考えたもので、なんかちょっとうるっと来てしまいました。

ところでお話の中で今年最初の新しい発見が有りました。
教会の入り口に大きなSan Cristoforo(聖クリストフォロス)がいます。

これはSan Miniato al Monteですが、他の教会でも結構この大きな クリストフォロス見かけることがあります。
神父様曰く「キャンティワイン(トスカーナなのでね)飲み過ぎて大きさを間違えたわけではありません」
クリストフォロスは巡礼者を守る聖人で、赤ちゃんキリストが肩に乗っています。
この聖人、なぜこんなに、一際大きく描かれるのか?というと、どんな殉教者でも彼の姿を見つけられるように大きくなっているんですって。
彼のご加護が有るように。
そして巡礼とはただ単に聖地へ赴くだけでなく、私たちの人生も一つの”巡礼”。
私たちの人生を見守ってくれているそうです。
ありがたや、ありがたや。

という説明を聞きながら今年の目標の1つとして、一日一個何か新しい知識を仕入れよう!と思いました。
一日1個で365個の新しい知識を得ることできますからね。
しかしいつまで続くことやら…

ということで今年もよろしくお願いいたします。 



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