詩人になるとき

GW真っ最中の日本、こちらはいたって普通な毎日。
私はようやく図書館通いが復活、いたってnoiosa(退屈)な毎日を送っております。
こうなるとまたこちらの更新が滞るのよねぇ・・・

ここのところようやく天気になったと思っていたら週末はまた崩れるんですって・・・
はぁ・・・昨日急遽洗濯の必要が出て洗濯は済ませたのでいいか。

さて、これだけ天気がいいと、夕焼け撮影隊(隊・・・って私だけだけど)の出番です。
FBも見ていただいている方はダブってしまった申し訳ないのですが、そんなにネタがあるわけでもないので・・・すみません。

Uffizi美術館の角(?)
そこからきれいなお月様が見えていた。
　
FBに友人から「夕焼け、心が和むよね。いつもより時間がゆっくり流れる感じ。」とコメントをもらったけど、本当に心が洗われる。嫌なことも忘れられる気がする・・・
って私結構落ち込んだり、悩んだりすると無性にミケランジェロ広場に上り、Firenzeの街を見渡したくなる。
そんなことをFBに書き込んでいたら、最近日本人以外(つまりイタリア人＆他の国の人)に
「あんたおかしくない？」と言われた。
一緒にいた日本人の子は「何で？私も行くけど・・・」と言ってくれたけど・・・
こういう感覚って日本人だけのものなのかな???

以前から疑問に思っていたんだけど、
西洋人のあの真っ青な目と私達のまっ黒いお目目、見るものの色は同じに見えているのだろうか？
という話をしたら(もしかしてここでじゃないよね？)
「黒い目(つまり私たち)の方が色彩を細かく見分けることが出来ると聞いた」と答えてくれた人がいた。
枕草子なんかを読めば、日本人は古来から色に対する区別が非常に細かい。
洋服なんかも分かる人が見ると、色で「それは日本で買った服だね」と気づく人がいる。
桜や夕日を見て心が温まる感覚を持つ私たちはとてもステキだと思うんですけど・・・笑うなそこ、と言いたい。
確かに私の撮影理由の半分は、こうして喜んで美しきFirenzeを見てくれる人のため。
ここら辺が理解できないんでしょうけどねぇ。私の好きにさせとくれ～

更にこの後

夕食食べた後だったのでデザートにGelato食べました。
至福の時じゃ・・・

実は今日は些細なことで落ち込んで・・・その心境を詠んだ(?)のがこれ
Ogni momento è eterno.
L'importante è come agire.
Ogni cosa ha il suo significato.
L'importante è come capire.

一瞬は永遠。
重要なのはその時どう行動するか。
全てのことには意味がある。
重要なのは、それをどう理解するか。

FBのほうは「重要なのはどう行動するか」となっていて「その時」が抜けています。
推敲したらその方がいいかなぁ・・・って
「誰か有名な人の作品？」と友人に聞かれましたがこれ、恥ずかしながら自作。
と言っても実は知り合いのイタリア人が最初のフレーズを言っていて、この言葉いいなぁと思ったんです。
で、そのフレーズだけを書き込もうかと思ったんですけど・・・後は私が考えました。
もしかしたら無意識のうちにどこらからパクってきたのかもしれません。

だってこれ、すごく良くできているんですよ。(自分で言うな!!)
ちゃんと押韻しているんですよ・・・って押韻って言えるのかな？？？
eternoとsignificato,agireとcapire
だからすごく良くできている感じがするんですねぇ・・・って自分で言うな!

最近よく考えてたんです。
この一瞬は今しかない。だからこそ後悔しないようにしないと!って
でもこの人は反対のことを言っていました。
一瞬は永遠・・・一瞬と永遠では概念が正反対だ。
人それぞれ受け取り方が違うと思います。
私は永遠というのは一瞬のつながり。
でもその一瞬は次の一瞬とは全く違うものなんだ、だからこそ、その一瞬一瞬を大切にしないといけない・・・と受け取ったんですけどね。
皆さんにはどんな風に受け取ってもらえましたか？

ちなみにお恥ずかしい(?)話ですが私専門は日本文学なんですよ。
もちろんこの詩は始めにイタリア語ありきです。