イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

ユーロ

2010年05月09日 11時17分51秒 | イタリア語・日本語
やった~
一週間ぶりの太陽!
待ってたよ~!!
ということで・・・もちろん今朝はお洗濯。
また明日から天気が崩れるようですから・・・

ところで日曜の朝、9時15分くらい前の10分程度Rai2のMattina in Famigliaという番組で
Pronto soccorso linguisticoというコーナーがある。
もしかしたら、以前もここで書いたこと有るかな?
このコーナーはイタリア語に関する言語学的質問に教授答えてくれる(pronto soccorsoとは救急病院の意)
至ってまじめなコーナー
たった10分程度というのが非常に残念!

さて今日いの一の質問がこちら
「ドル(イタリア語ではDollaro)など他の貨幣単位には複数形(dollaro→dollari)があるのにEuroはなぜEuriという複数形がないのか?」
確かに
聞いたことない。

さて回答が非常に分かりやすい。
ユーロというのは2002年ヨーロッパの数国が統合したとき、共通貨幣として新たに作られたもの。
つまり造語で、語源がイタリア語ではない。
イタリア語に入り込んだ外国、例えばBar,Computerなどは複数変化はしない。
という理論でこのEuroは外国語扱いで、複数でもEuroなんだとか・・・
非常に分かりやすい。

もちろんイタリア語に入り込んだ日本語
Kimono(着物)など複数変化はしないし
Sushi(寿司)がSuso、Tsunami(津波)がTsunamoになることなどもない。
この番組に興味のある方はこちらをご覧ください。
Pronto soccorso linguistico

どの国でも同じだが、最近イタリア語の劣化が騒がれている。
先日ニュースでやっていたのがイタリア語救済計画(?)の一環なのか
イタリア語の基礎であるトスカーナらしいイベント。
中・高校生対象の「イタリア語選手権」(これは私が勝手に名づけましたが)
文法や語源などイタリア語に関するクイズ(もっと高尚ですが)だけで競う
日本の”高校生クイズ"みたいなものだったらしいですが・・・

言語は生き物
劣化を止めることは出来ませんが、いつでもきれいな言葉で話したいと思う今日この頃です。
それよりまずの自分イタリア語力の悪化を止めなければ・・・あ~あ

最近始めたイタリア語の個人レッスン。
いや~思ったより悪化しております。
性格的に話すほうも苦手なのだが、久々に書くほうに重点を置いたレッスン。
自分で想像していたより・・・ひどい
とにかくやばい・・・

課題が山盛りでございます。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
きものって (紅子)
2010-05-10 00:20:51
fontanaさん
お久しぶりです。
忙しくて、全く文章を書いていませんけど、
元気です。
(疲れていますが)

6月から、江東区へと移住です、8月一杯まででしょう。

そういえば、、、着物。
kimoniになってた気がしましたけど、人に拠るんでしょうか??
ちなみに、柿、は単数cacoで、複数cachiになってましたよね?


ユーロがこんなに安いのに、イタリアにいけなくて、悔しいっ、と臍をかむ毎日です。
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言葉 (Shoko)
2010-05-10 01:23:02
私もイタリア語で話すとき(今はまれですが)単数、複数、それと男性名詞かどうかで頭を悩まします。
ちなみに、ドイツ語では外来語の複数には英語のようにsを終わりにつけます(Kimonos,Computers)。
柿はもともと日本語のように思えますが、実際はカーキー色などでも分かるように他の国から来ているのですよ(オクラのように、たぶんアフリカから)。だからCacoやCachiになるのはあたりまえでしょうか。私は不安なとき、Un pezzo di とか Un foglio di と言ってからKimono,Sushi,Sake, Computer という外国語を付け足しています。
しかし、Euroの発音が日本ではユーロ、ドイツではオイロ、イタリアではエウロと変わるから困ります。発音まで統一してくれれば良いのにね。
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オイロ!? (fontana)
2010-05-10 03:19:28
紅子さん

お久しぶりです。
仕事忙しいんですね~
引越しなど色々大変ですががんばってくださいね。夏に東京で会えるのを楽しみにしています。
Kimoniは気持ち悪いですね。

Shokoさん
柿の話は始めて聞きました。
自分たちのものだとすっかり思っていたのに、不思議です。カステラなんかと同じかな?と思ったりしました。
ちなみに大根はDikon(Dykonと書いてあったところもかつてありました)「これ日本から来たんでしょう」と韓国人に指摘されました。

それにしても「オイロ」ですか…これだけで判断するのも何ですが、ドイツ語って強いですね。
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カキ (Shoko)
2010-05-10 06:48:32
カキについてうる覚えで、原産地が分からなかったのでもう一度調べてみました。もともとは中国のようです。ところが、カキの専門用語はDiospyros Kakiと言います。語源は日本語?のようです。(すみません、本当にうる覚えでした。)ヨーロッパでは主にイタリアで植えられているようです。
ドイツには中国からのカキとイスラエルからのシャロンが入っています。イスラエルのシャロンは渋くて、熟すまで待っても食べられないときがあります。イタリアのカキを買いましょう。
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カキ情報 (fontana)
2010-05-10 20:19:54
Shokoさん

カキ情報ありがとうございます。
それにしても、イタリア人、カキをどろどろになるまで熟させてスプーンで食べていますが、これは未だに好きになれません。私はどちらかというとちょっと固いくらいが好きですね!
シャロンというのは見たことないですね。
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