アムステルダムから戻って、連日36度、37度の猛暑のフィレンツェ。
いや、フィレンツェだけでなく、パリやスイスでも同じような気温が続いているとか・・・
いや~フィレンツェに来て、初めて暑くて眠れない、を経験しましたよ。
アフリカからの熱波とのことですが、いったいつまで続くのやら。
いやいや、とにかく暑い、暑い。
日本は寒いくらいなんでしょう?羨ましい~
そして暑かろうが何だろうが、卒論を書き始めたわけです。
まず最初日本語で書いてみたんですよ下書きを。
で、それを翻訳してみたのですが、これが何ともうまく行かない。
大体イタリア語でなんというかはわかっても日本語でなんというかわからない、その反対もしかり、なのです。
でも一通り書いて、添削もしてもらったんです。
この作業が時間がかかる・・・
そして添削する人の忍耐・・・ありがとうございます。
実は卒論の添削とか、果ては代筆までお仕事になるんです。
特に外国人の私たちは、絶対イタリア人(もしくはネイティブ並みのイタリア語力のある人)にチェックしてもらわないと、論文なんか出せません。
しかし、なかなか添削を頼める人はいませよね。
周りの友人たちは夫とか彼氏にお願いしている人もいますが、それも中々ね。
更に同じイタリア人でも専門知識のある人に頼めれば、それに越したことはないんですよ。
言葉の言い回しとか、専門用語とか知っている方が良いわけですからね。
そうなるとまぁ仕事として依頼するわけです。
結構いい仕事になるんですよ。だって当然ですよ、大変だもん。
まぁ私は幸いいつもお願いしている人に頼んだわけですが、1章はまだフィレンツェにいるからいいけど、この先バカンスに行ってしまうので、どうしよう・・・?
そこまでしたのにも関わらず、これは翌日にはボツ。
やはり納得できなかったんです・・・
添削してくれた人もその方が良いとは言ってくれましたけど、ホント申し訳ない。
かつて小論文(Tesina)を何度か書いたときも同じ。
とりあえず日本語で書いてみるんです。
でもそれって結局いつもボツ。
だったら書くな!とも思うのですが、書いてみて初めて意見がまとまるんだと思うんですよね。
まぁこれも言い訳になっちゃうのかな
ということでイタリア語の資料から切り貼りして、何とかおととい丸一日、暑さと戦いながら第1章を書き上げました。
他の学部や他の国のことは知りませんが、私の分野は別に新しい発見があるわけでもないし、自分の意見を押し通すこともない。
みんなが言うように資料の切り貼り+最後にちょっとだけ自分の意見、というのが卒論の書き方。
いかにたくさんの資料を集められるかにかかっていると言っても過言ではないわけで、
私も何とか第1章に関しては思うような資料が集まり、とりあえず全体の3分の1弱は書けました。
が、全然面白くない
まぁ論文ですからね、面白くなくても良いんですけどね。
但し、これで方向性がOKと言われれば良いのです・・・
そしてその草稿を昨日知り合いのイタリア人にチェツクしてもらったのですが、所要時間5時間‼
専門用語が多いのでイタリア人でも一般の人には分かりにくこともあったわけですが・・・
いや、教授ダメ出ししないでね~
そして作業が済んで一言
「これ全部書き直すの?」
ん?質問の意味が分からん???
「ん?わからないんだけど?」と聞き直すと
また同じことを繰り返す・・・とお互いが「あ~」と
彼女は自分の両親世代なので、PCに手直しするというのがピンと来なかったみたい。
いや勿論これは年齢ではなく、彼女だけなんでしょうけど・・・
「私書いたことないから」と笑っていました。
これ全部書き直すなんて・・・想像しただけでも恐ろしい。
しかし、ふと考えたんですよ、だって私が日本の大学を出た20年前はそうだったんだから・・・
確か修正液使用不可だった気もするし・・・
そう考えるとたかが20年でどれだけ進歩したんだと感心してしまいましたよ。
これ全部書き直し・・・ははは笑えない。
しかし、訂正入れてもらって安心しちゃって直してないんですよねぇ。
はいはい、これからやりますよ~
そして今日、一応卒業手続きを済ませました。
これが無事に通れば晴れて秋には卒業
できると良いのですが・・・
それにしても暑い、暑い。
修正済ませたら日本から遊びに来ている友達とgelato食べに行ってきま~す。
だったらさっさとせい!!
ブログなんて書いてる場合じゃないですよね~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます