最後の海外旅行から今日で丸一年が経ちました。
コロナさんよ~
さて、今日は年賀状書いたり、溜まってる本を読んだりで、あっという間に時間が…
ということで、本当は昨日書こうと思っていた昨年実際に見たPresepio(プレゼピオ)特集でお茶を濁しましょ。
え?クリスマスは昨日終わったけど…という突っ込みは無しですよ。
ヨーロッパでクリスマスのグッズを片付けるのは1月6日ですから。
だからうちのプレゼピオもまだ出しっぱなし。
正月飾りと一緒、というのは初めてかも。(例年この時期日本に居ないので、プレゼピオを飾ったことがなかっただけですが)
プレゼピオと言いながらまずはこのリース。
プラハのあるお屋敷の玄関に掛っていたのがすごく素敵だったので。
プラハではあまりプレゼピオは見かけなかったのですが
ちょっとびっくりしたのはこの藁で出来たの。
この超シンプルなのもいいなぁ…オーガニックコスメのお店のウインドーだった。
そしてこれ
手にしているリンゴはなんだろう???
ここからはドイツ
ドレスデンのシュトリーツェル・マルクト(The Dresden Striezelmarkt)の。
ドイツ語ではKrippe(クリッペ)というそうです。
写真ではわからないけど、かなり大きい。
ザイフェンの木彫り細工の巨大版。
この丸みが非常に温かみがある。
これは同じくドレスデンのカトリック旧宮廷教会(Katholische Hofkirche)内にあったもので、プレゼピオでは珍しい「エジプトへの逃避」のシーンと思われる。
もしかして時期によってシーン変更が有るのかな?と思ったりして。
これも大きいんだよねぇ…
こちらはイタリア、ミラノ市が毎年展示するクオリティーが非常に高いプレゼピオ。
去年は1700年代のナポリ製のもので、「キリスト降誕」だけでなく、市井の様子なども事細かに表現されていて、目が離せなかった。
こちらは日本関連の展覧会の有った会場にブックショップ
日本人の発想にはないよな…
ここからローマへ
この時期はどこの教会でもプレゼピオを飾っています。
こちらは1700年代のプレゼピオを再現したものなんですと。
ローマで思い出したけど、今年chiesa di San Marcello al Corso(サン・マルチェッロ・アル・コルソ)という教会のキリスト磔刑像が話題になっていたそうです。
どこにでもいるキリスト像のようですが、これ1600年に流行ったペストを退散させたという由緒あるキリスト像で、新型コロナウィルスが流行り始めた頃から突然SNS上に現れたそうです。
私たちのアマビエみたいなものでしょうね。
この磔刑像は教会の右の4番目の礼拝堂に安置されていて、1519年火事が起きた時に無傷で焼け残ったことからローマ市民の深い信仰を集めていました。
1600年頃、ローマ全体がひどいペストに襲われます。
その時教会の所有者だったスペイン人枢機卿のRaimondo Vichがペストの収束を記念して、贖罪の行進を行うことにした。宗教関係者、貴族、騎士、男も女も年寄りも子供も全てのローマ市民が参加した。
この行列は16日間に及び、磔刑像は人々に担がれ、様々な地区を練り歩いた後、教会に戻って来た。
当時の年代記者によるとこの行列が通った街ではペストが収束したという。
写真・参考:https://www.ilmessaggero.it/vaticano/
これもローマで見かけたもの。
そして本家(?)バチカン
この時雨が強く降ってて寒かったのよねぇ…懐かしい。
そして上に行ってBolzano(ボルツァーノ)の街中
お店の前に置かれていたものですが、これも結構いいものだと思いますよ。
等身大も
ここはちゃんとキリスト不在。
こちらはBressanone(ブレッサノーネ)
クリスマス前だったのに、もうキリスト生まれてた。
そして今日は去年のボルツァーノのクリスマスマーケットの夜景で閉めたいと思います。
みんな楽しそう。
ロッビア一族の作品なんか、そうとうプレゼピオっぽいですしね。
コメントありがとうございます。
今まで考えたことは有りませんでしたが、相互関係は有ると思います。