イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

ミラノ マルペンサ空港での免税手続き

2014年08月14日 10時27分27秒 | イタリア・生活備忘録

ご無沙汰しております。
その間にこちらもすっかり夏らしい気温になりました。
暑ければ暑いで文句言いたくなるもんです。

さて、約一週間に渡ったお仕事もおととい無事終了。
何をしていたのかと言いますと、お友達に頼まれて、急遽イタリア旅行のアシスタントを。
というのも同行する予定だったイタリアにお仕事で何度も来られていて、英語も話せる方が突然参加できなくなり、私に白羽の矢が立てられた、というわけでした。
ローマ、ヴェネツィア、ミラノの三都市というのは決まっていたのですが、中身がほぼフリーで(いくつかツアーは予約して来られていましたが)、ご高齢のため、この方たちの体調や希望に合わせてその日のスケジュールから、料理のメニューまで全て私がコーディネートしなければならないので、結構大変でしたが、今までのブラブラのお陰でどの都市も問題なくご案内できた…と思いたいです。

ただ唯一失敗したことが有るんです。
それがミラノ、マルペンサ空港での免税手続き。
実はここ何年も免税品を購入してなかった私。
更にこのところフィレンツェ空港利用がほとんどなので、他の空港の事情はよく分からなかったんです。
出発前にネットで確認はしたし、チェック・インカウンターで確認したにも拘らず、手続きにまごついてしまいました。

免税については各国異なります。
現在イタリアでは154.94ユーロの買い物をした時、消費税が戻ってきます。
ということでどこでも155ユーロと言っています。私も免税店でバイトしていた時はそう言っていました。
現在贅沢品に対する消費税は22%、そのうち12%がその商品をEU圏で使わないという理由で戻ってきます。
ただ、どんな店でも戻ってくるわけではなく、そのお店が免税店で有るかの確認は必要です。
種類はいろいろですが、店頭に大抵Tax Freeのシールが張ってあるので、それを目印にしてもいいし、大抵のブランド店ではやっています。
ただ、これもぼ~としていたら手続きしてくれません。
「店側が言ってくれなかった!」と怒るのは間違いです。
親切なお店でも「Tax Freeにする?」としか聞いてはくれません。
こちらのお店では日本のように上げ膳据え膳のサービスは見込めませんので、必ず「Tax Free Ok?」で良いのでこちらから主張してください。

今回の失敗は失敗はお店で渡された免税書類を読んだのか、ガイドブックを読んだのか、
「免税品を手荷物にする」ことにしたことです。
失敗の原因はここ。
これが悪かった。
いや、ちゃんと調べなかった私が悪いんです・・・
グローバル・ブルーのサイトにも

<航空機で出国する場合の手続き方法>
  購入品を機内預けとする場合
荷物を預ける前に最寄の税関で購入品を提示し税関印を受けます。その後、機内預け荷物としてください。

購入品を手荷物とする場合
搭乗手続き、出国手続きを済ませた後、搭乗エリア内にある税関に行き、購入商品を提示し税関印を受けてください。
注意)空港によっては、手順が異なる場合があります。現地にてご確認ください。
   税関の承認印は税関職員の判断に全て委ねられています。

と書いてありました。

チェック・インした時Dogana(税関)は「12番カウンターに有るけど、パスポートコントロールした後でもできると」言うので、私が付いて行ける12番カウンターに並んでいたんです。
幸い早めに空港に到着していたので列に並ぶこと自体は問題なかったのですが…
私達の順番が来る前、丁度韓国人の男の子達が並んでいたのですが、彼らは書類しか持っておらず
「商品無いなら認めない」と超イライラした係員に怒鳴られ、多分ですが免税不可と書類に書かれちゃっていました。

免税分を戻すか戻さないかは、税関係員の気持ちひとつ!!
ということで、このようにご機嫌を損ねた場合は免税分が帰ってこないことも有りえる・・・
特にイタリアのような国は注意しないと。
笑顔でカウンターに進みましょう。

これが混んでいる今の時期だけなのか、いつもそうなのかは分かりませんが、とにかくミラノ マルペンサ空港では
免税品をスーツケースに入れた場合は12番カウンターへ

そして
手持ちの場合はパスポートコントロールの後商品を見せての手続き
になるそうです。

フィレンツェ空港ではそんな面倒はない…と思うんですけどね。
今こうして落ち着いたら、Wifiフリーの空港内
この地図を探せば良かったんだ…あ~あ

この地図を見ると分かりやすいのですが、税関はパスポートコントロールした直後にあります。
そこでスタンプをもらって、書類を近くにある(と思うのですが)ポストに投函すればOK。

ただ私はかつて(と言っても既に10年以上前ですが)免税分をカードに戻してもらうようにしていました。
それで一度もトラブルが起きたことはありません。
でも友人の添乗員をしている人に聞いたら、お金のトラブルが多いので、現金を現地で戻してもらうようにしています、とのこと。
ということは街中にあるTaxリファウンドのカウンターやマルペンサならこの12番かウインターの奥に各免税代行会社のカウンターが有ったのでそこで免税分を払い戻してもらった方がいいということですね。
ちなみに換金手数料が掛かるのかと思ったら、イタリアは掛からないそうです。(パリは取られるそうです)

無事に手続きをされていることを祈りながら・・・
ちなみに(が多くてすみません)これも添乗員の友人から聞いたのですが
免税代行会社によって返金は日本でも出来ます。
成田空港です
グローバル・ブルーとイン・ノバ・タックスフリーグループというのが可能です。
場所など詳しいことはこちらの成田空港のサイトはこちら
グローバル・ブルーのカウンターは関西国際空港にも有るそうです。
また成田、中部国際空港、羽田には専用のポストがあり、もし自宅に書類を持ち帰ってしまった場合は、郵送で手続きが行えるそうです。

詳細はこちら
【一般郵便での免税書類提出について】
免税書類を一般郵便で提出する場合は、クレジットカード、または小切手での払戻しになります。クレジットカード希望者はクレジットカード番号を、小切手希望者は住所を必ず免税書類に記載し、税関スタンプを受けた免税書類、レシート(必要な場合)を一般封筒に入れ、切手を貼って下記宛先まで郵送してください。

宛先:〒549-0011 大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1 番 株式会社南海国際旅行 VAT 担当 宛

【一般からのお問い合せ先】
グローバルブルー カスタマーセンター(日本語可)
営業日時:月曜日~金曜日 午前10時~午後7時
TEL: 03-4530-3623
E-mailアドレス:taxfree@global-blue.com(回答に1週間程度かかる場合あります)

ということで面倒な免税手続きを改めて学んだ今日この頃です。
さて、冷蔵庫に何もないので買い物に行きたいのですが、なんとこの1週間の不在で自転車盗まれたんです。
まぁ私がいるかいないかといいことは関係ないですが、あんなおんぼろ自転車盗んでも売れないよ・・・
まぁ8年間一度も盗まれたことがない、というだけでも奇跡。
家に泥棒が入ったわけでもないので、諦めましょう。
幸いお仕事をしたので、何とかそれで新しい(当然中古ですが)のを買いましょう。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
免税 (HIROchan)
2017-05-05 11:18:54
「免税は、空港により異なるが、担当税関職員の気分により免税になるか課税かになる。」旨の記載に反論します。どの国でも原則免税対象品がないと免税品を購入したことを確認できない為、免税にできない。免税対象物品がない場合に、免税にすることが法律違反であることを・・。税関職員の判断で免税か課税かを判断しているのではないこと。免税対象品目が確認できるかがポイントです。
返信する

コメントを投稿