クリスマス、こちらToscana内では川が決壊し、かなりの被害が出た。
修復もままならないまま、今日も雨。
今年は本当に災害の多い年だった。
災害が起きると必ず現れるのがGuido Bertolaso,Protezione Civile(民間防衛)の長に当たる人。
残念ながら、今年は彼を見かけない日がなかったというくらい、どこかで災害が起きていた。今年一番働いたイタリア人だったと思う。
ここのところちょっとネタ切れ?
いや話題は色々有るのだが、ちょっとストレスが溜まっていて、なんかネガティブな方向へ行ってしまいそう
なんか面白い話ないかなぁ~と思って1つ思い出したのがこれ。
クリスマスイブの夕食時、現在ドイツで生活中の大家の息子とそのFidanzata(フィアンセ、というより彼女という方がしっくりくると私は思うのだが…)のブラジル人が来ていた。
久々、と言っても日本のように遠いわけではないので、3,4ヶ月に一度、事あるごとにイタリアに戻って来るのだが、話題はドイツの生活に。
ハウスマイスター(管理人)を置くか置かないか、という話題から、ゴミは何曜日に何のゴミを出すとか、雪かきは人が動き出す7時前には終えていないといけないとか、とにかく事細かいとか…
挙句ドイツ人はなんでも自分でやる→けちみたいな展開に。
それが電球も自分で替える=けち、みたいな構図だったので、そんなことを人に頼むイタリア人の方がおかしくないですか?と心の中で思う私は日本人。
いや~、これに関してはイタリア人にも一家言有って、貧しい人にも仕事を分け与えるという宗教的な精神に則っているのだとか…でも電球だよ?
1つ発見したのは、ドイツ人は週に番号を付けているということ。
説明が下手ですが、たとえば今週は53週目。1月4日から10日までは第1週。
実は今年買った手帳に、これが書いてあって、「はて?何のため?」と思っていたところだった。
ドイツ人はカレンダーに第何週には何をするなどと事細かに書き込んでいるとか、イタリア人目線のドイツ批判。
日本人の私には、ドイツ人に歩が有るように思うけどね
イタリア人とドイツ人…極端だわ
でもイタリアとの違い(ネガティブな感じ)を散々巻くしあげた後、あるひとが彼に「じゃあ、イタリアに戻って来れば?」
でもそこで彼は「うん」とは言わなかった。
そうなのだ、文句は言っても好きなのだ。気持ちがよくわかる。
イタリアの悪口、散々言っても、やはりこの国が好きなのだ。
こうなったら”郷に入れば郷に従え”なのである。
こうして外国人の私を食事に招待してくれたり、プレゼントを用意してくれたり…
後何回イタリアでクリスマスを過ごせるのか、正直分からない。
でも、やはりイタリアが、イタリア人が好きなんだ…とそんなことを思ったクリスマスだった
いや、でもねぇ、ドイツ人程とは言わなくても、少しは合理化というものを図ったらどうですかねぇ???と日本人の私は思うわけです、はい
大家さんの息子さんが言ってる事はすべて合っています。そして、事細かいのは、ドイツ人が日常より法律に従った生活をしてるからです。私は、その方が楽だと思います。決してけちではありません。私も車の簡単な修理を、買った時についていたガイドを片手にやりますが、やってみるといとも簡単で楽しいことが多いです。
イタリアである日、野菜を買いに行った時、番号を引き、品物には触れる事ができず、そのためにたくさんの従業員がいるのが目に映りました。確かに貧しい人にも仕事を分け与える精神。
しかし、ドイツ人は決して割り込みをしないので番号を引くことは必要なく、自分の気に入ったものを買いたいという精神で品物を自分で選び、また、人件費が高いのでたくさんの従業員を抱えない。これらが違いでしょうか。
ドイツ人は、戦争の歴史の背景のせいでイタリア人には良くは思われてません。しかし、イタリア人もドイツ人も全く違う性質ながら、良い面と悪い面がたくさんあるのです。私は良い面ばかりを見ているので、特に問題はないです。それより、外国に住むと日本人の悪い所ばかり目に付いて仕方がないです。皆さんもそうでしょうか。
実はコメントしてもらえることを期待していました。
私は、ドイツ人に対して文句を言っている彼も、ドイツのいいところを認めているからこそドイツに残りたいと思っているのだと思っています。(ただ食べ物に関しては断然イタリア!というのは分かる気がしますが…)
「法律に従った生活」…イタリア人には縁遠いですね(苦笑)
それよりも本当に日本人の悪いところは目に余ります。なぜなんですかねぇ???
何で、イタリア人の悪いところをまねしようとして、日本人の良さを捨てようとするのか…全く理解できません!
残念ですが、これはどの国でも同じなんですね。