イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

まったく・・・

2006年12月17日 23時53分49秒 | Weblog
日曜日に午後です。
天気は悪いですが寒くないのが救いです

ここのところストレスが溜まっています。
昨日はさすがにぶち切れそうになりました…
「ばかやろ~」とまぁ言ったところでイタリア人にはわからないでしょうが…

問題はまず「遅れ!」
何でも遅れてるんですよこのところ…
2日続けてバスは30分以上やってこない
昨日は電車も遅れ、荷物は届かないし…あ~もう何なのよ~
更に昨日は駅に着いた時
ちょうどサッカーが終わった時だったものだから
もうすごいことになっていて…どけ~
とイライラしたほうが負けなのですが
さすがに今回はやられています
我慢、我慢と思いながらも…
更に書類の不備!
どうして渡す前に確認しないんだよ~
確認しなかった私が悪いのか?ってきっとそうなんだよねぇ…
はぁ…

気を取り直して
試験前だっていうのに昨日はBolognaに行って来ました。
Annibale Carracci(アンニバレ・カラッチ)のMostra(展覧会)です。
日本人には馴染みがまだまだ薄いですが
中学の美術の教科書に"Mangia faggioli(豆を食う人)"
が出ていたのは今でも覚えています。
洗練されてはいないけど、実生活に密着した作品も有るし
神話を題材にした壁画なんかもすばらしいです。
Romaでの活動期間が長いのでそちらでも多くの作品が見られます。
来年はRomaでMostraが開かれます。(今度はRomaか…)
人生の最終局面で(いい日本語が浮かんでこなかった)
金払いの悪いパトロンに彼の館の屋根裏部屋に押し込められて仕事を
させられていたことが原因で絵が描けなくなり
更に精神を病んみながら死んでしまった、かわいそうな人なんです。
(すみません!書き方が少々大げさです…)
彼の作品だけを集めた展覧会は今回が初めてということでしたが
期待以上の出来栄えでした。(って私なんかに言われたくないでしょうが…)
Museo Archeologicoで1月7日まで開催中です。

Bolognaの美術館は見た目は質素ですがいいものを所有しています。
見所はやはりGiottoとRaffaello、Peruginoかしら
来年はイタリア年ということでPeruginoの作品が日本に行くようですが
まだまだ知名度が薄いので心配です。
私は彼の作品がと~ても好きなので
ここの美術館の所蔵されているGiottoの作品は
彼の作品のなかで3作のみ署名がされている
いわゆる「絶対にGiotto!」という作品です
ちなみに後の2作品はRiminiとここFirenzeにあります。
(あれ?間違ってないよね…)
それからこの美術館の特徴はBarocco(バロック)の作品が
非常に充実していることです。
Guido Reniなどは見ものです。
中心街からは少し離れていますが行く価値はあります。
是非Bolognaに行く機会が会ったら訪れてくださいね!

BolognaはFirenzeから100キロくらいしか離れていないのですが
雰囲気がもう北という感じです。
建物の色なんかが全然違うしねぇ
Bolognaって失業率が0%なんですよ~信じられないけど。
Bologna大学に通っている友人とお昼を一緒に食べました、
もちろんボロネーゼ!
今年NHKのイタリア語講座(会話?)でMatteoが案内していた店に行きました。
セルフスタイルなんだけど安くておいしいです。
イタリア語が話せない旅行者でも十分OKですよ。
場所はMercato(市場)のはずれ”Tamburini"というお店で
隣のお菓子屋さんもおいしいそうです。
どこでもそうですが市場の中にはおいしいところ有りますよね。
ちなみにFirenzeのサンタンブロージュの市場の中の
食堂も安くておいしいですよ!

その友人といろいろ話していたら彼女もやはり
自分と同じような精神状態だったそうでなんか二人でとても落ち着いていました。
やはり外国の大学に行くということは大変な事なのです
だったら勉強しろって感じですが…

さてさて今日も長くなってしまったのでこの辺でお開きにします。
明日はQuesturaとSegreteria掛け持ちです
は~もう私を怒らせないでよねぇ…


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1 コメント

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Unknown (Akiko)
2006-12-20 21:51:56
そうなんですよね、来年はイタリア年でパルマの来るし、ダ・ヴィンチの受胎告知の来ます。楽しみですわ。
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