竹馬の友とリハビリ

ここ10年20年の世界の変化に比べたら、数千年という美術の変化など、なんて小さいものだ。
と某教授は言っていた。
確かに携帯電話やインターネット普及など、私たちが高校生だった頃は、まだまだ想像上のお話だった。
でもあの頃はそれで不便を感じたこともなかった。
人間一度贅沢を覚えてしまうと、元の不便な状態に戻ることはできない…

あの頃は、学校で何時間もおしゃべりしているにもかかわらず、家に帰っても何時間も長電話。年頃の子(特に女の子)を持つ親は、子供の長電話に多かれ少なかれ頭を痛めていたはず。
「会ってはなした方が早いのに…」と母はよく言っていたが、ファミレスだってそんなになかった気がするし、だいたい夜どうやって出かけるのさ？

もちろん電話は
今の子供たちは、ダイヤルの回し方を知らないとか
私なんか、当時キャッチホンのついた電話(黒電話に大きな機会を取り付けていた)を見たのも初めてだったっていうのに…

大学生でようやくポケベル。
もちろん私は縛られるのがいやで、そんなものは使わず、携帯を持ったのも周りに比べるとかなり遅く就職してからだった。
うちでは10歳年下の妹の方が早かった気がする…
それが今では、ねぇ…もうついて行けませんわ

高校ではひたすら部活、部活。
ブラスバンド部だったのだが、とにかく部活部活だった。
20人弱の同期。今ではほとんどが結婚し、お母さんに。
連絡も年賀状のみ、という感じ。
しかしメールやブログのおかげで、唯一独身の私と彼女の十数年ぶりの再会が実現した。

最初は「変わってしまっていて、わからなかったらどうしよう？」かと思った。
最近特に物忘れがひどいので…
まぁ結局はそんなことは取り越し苦労だった。
確かに外見はそれなりに年を取った
いやいや円熟した(?)
彼女は高校時代より痩せていたけど、大人の女性の貫録（?）
かくいう私は、髪の毛がかなり歳をとり、さらにあの頃だって痩せていた方ではなかったが、10キロ近く太ってしまった
単におばちゃん化した？
そしてひとたび話し始めれば、あの頃に逆戻り
女のおしゃべりは、いくつになっても変わらないもの

とても充実した時間だった。久々にとても楽しかった。
その中でも一番うれしかったのは、目標は違うけど、彼女が描く人生観とか大切にしていることとかが私の思うものと似通っていたこと。
人生において一番大切なのは人の縁だということも…
イタリアとかかわるようになって数年、私の財産は人だといつも思っている。
おんなひとり、40歳を目の前に同じような悩みを抱えてはいるけれど、自分の信念や心意気、前向きな未来をを語り合えることって、素晴らしくないですか?
過去を振り返る思いで話もいいけれど、この暗い世の中に、明るい未来を語り合える友人がいる、ということが私の最高の財産なのだ。
これが本当に“アラフォー”の強さ(?)なのだ

そんな素敵なおしゃべりに欠かせないのが、もちろんおいしい食事。
今回は地元横浜元町のカフェをはしご。
う～ん、日本のこのこ洒落た、サービスに行き届いたカフェがイタリアにも欲しい!

最近は毎日単調な生活で、すっかりカメラを手にすることがなくなっていたので、うっかりカメラを忘れてしまい、携帯で撮ったのであまり画像がよくないのが残念。
お昼はこちら

カレー
サイトのメニューのカレーとはちょっと違っていたけど…
私はライス、友人はパンを頼んだ。パンはベーグルのようなタイプだった。
Kaoris
横浜市中区元町3-141-8　2Ｆ
045-306-9576
www.kaoris.com

紅茶とパンが売りみたい。
ちょっと奥に入っているので、わりと空いていて雰囲気もとてもよかった。

そしてもう1件はこちら
モトヤ
パンケーキレストラン
横浜市中区山下町87-4
045-663-9044
www.motoya.net
ここではおなかがいっぱいでカフェモカを飲んだだけ。
でも両隣で食べていたパンケーキのおいしそうなこと～
ぜひイタリアにもどる前にリベンジしたい！
でもものすごく混んでいたので、次回は平日を狙おうっと

最近こういうカフェをやるものいいなぁ～なんて
「あんた、料理できないでしょう？」って誰か突っ込んだ？

最近の病院通いで刺激のない生活のリハビリには十分の夏の昼下がりだった。
それにしても暑いなぁ

彼女に恥ずかしくないように、私も頑張るよ～!
やばい、もうちょっと女を磨くことも必要うかも…へへへ
また会えるのを楽しみにしています。