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イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Sogno di una notte di mezza estate(真夏の夜の夢)

2011年01月30日 19時45分06秒 | イタリア・音楽

朝から冷たい雨が降っていた。いや昨晩からだった。
郊外では雪が降っていたようです。
今日は恒例のTeatroに行く日なので、雨上がらないかなぁ・・・と思っていたけど、駄目だった。
仕方がないので、久々に長靴でお出かけ。

今日の演目はSogno di una notte di mezza estate(真夏の夜の夢)
ストーリーは分かっていたけど、一応昨日公式サイトを見たら、なぜか何も情報が出ていなかった。
はて?と思いながら、まぁいいや・・・と放っておいた。
今朝、知り合いにこの話をすると、なぜか結婚行進曲を歌っていた。
いや~これがなぜか分かるのは、中盤以降だった・・・

これ観るの、初めてじゃないのにすっかり忘れていた。
夏の夜の夢』(なつのよのゆめ、ドイツ語:Ein Sommernachtstraum)は、フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した演奏会用序曲(作品21)および劇付随音楽(作品61)である。(wikipediaより)
だったのね。
昨晩はシェークスピアの方でストーリーを確認して終わってました。

メンデルスゾーンかぁ・・・懐かしいなぁ。
メンデルスゾーンと言うとどうしてもヴァイオリン協奏曲を思い出してしまう。
というのも高校の時、開校50周年記念式典で卒業生のヴァイオリニストをソロに向かえ、バックで演奏したことがあるんです。
当時ブラスバンド部だったんですよ、こう見えても・・・って見えてないか、私!

で、今日はバレエでした。
ははは、何も知らずに行ったのよねぇ・・・
衣装や舞台は現代風ですが、踊りはクラッシックに近かったです。
ふふ~ん、振り付けのことをCoreografiaというのねぇ。知らなかった。
本当に知らないことばかりだ・・・
この作品の振付師は若手実力派のFrancesco Venttriglia
MaggioDanza(Firenze歌劇場専属のダンサー)の監督(という表現があっているのかしら?)に就任したばかりとのことでした。
ちょっと残念だったのは、オーケストラがいなかった。
今までバレエは見たけど、オーケストラの演奏がなかったことはなかったんだけどなぁ。
これは私だけではなく、周りの人も言っていたけど、ちょっと味気なかった。(録音を使っていたみたい)
生の演奏だと、途中お客さんの拍手などが入る時、ある程度拍手が治まるのを待っていてくれるけど、今日はそういうことがなかったのよね。

あまりにも知らないことが多かったので、今日は珍しくLibrettoも購入。
解説書ですが、プログラムとかパンフレットとは言わない気がする・・・んだけど。
libroが本で-ettoは「小さい」という接尾語、つまり小冊子
パンフレット、リーフレットだったらdepliantかな(デプリアン。フランス語ですが)
ちなみにプログラムはprogramma。
だけど、私的には例えば講演会の予定とかツアーのコースとかそういうことが書いてあるときに使う(かな?)
簡単すぎて、あまり役に立たないと思われるイタリア語講座でした。

前の人がチケットを出して4€で購入したのを見ながら
「Librettoいくらですか?」と聞くと
「5€」というので、「前の人は・・・」と食い下がると
「abbonamento(定期チケット)ですか?」と聞くので、「Si」と答えると、チケットと引き換えに1€割引してくれた。
こいつは外国人だから、abbonamentoのわけはない、と勝手に決めたな?甘いのじゃ~
よ~く見たらそこで販売しているCDなどもabbonamentoで割引になっていた。
知らなかった・・・
それにしても引き取られたチケットは、どうするのかな?

余談ですが、最近Teatro Cumunale、営業熱心。
講演のチケットが余っていると、
「超割引になっているから買いませんか~」というメールが携帯にもPCにもしつこいくらいやってくる。
さすがに私は1回見れば充分ですよ・・・

で、話を元に戻しますと、有名なこの曲が終盤で流れるわけです。

この結婚行進曲を知らない人はいないでしょうが、
これがメンデルスゾーンの"真夏の夜の夢"の楽曲であることを知らない人は多いよね?
ね?私だけじゃないよね???

あ~!?
今更に気がついたけど、私はずっとタイトルの日本語訳は"真夏の夜の夢"だと思っていたけど
(だって、昔読んだガラスの仮面にはそう書いてあったもん・・・確か)
シェイクスピアの戯曲の原題“A Midsummer Night's Dream”の訳語は近年『真夏の夜の夢』から『夏の夜の夢』に変わりつつある。
ただし、こうした変更はクラシック音楽の分野では文学や演劇の分野に比べて遅れがちなのが常であり、『夏の夜の夢』も例外ではない。
(Wikipediaより)
はて?なんで?
って、原文のMidsummer NightとはMidsummer's Eve、つまり、聖ヨハネの祝日6月24日の前夜を指し、
6月下旬じゃあ、真夏じゃないということから変わってきたようだ。
夏至の辺りで、その日には不思議なことがおきるといういい伝えからこのお話は出来たとか。
ちなみにこの聖ヨハネ、イタリア語ではSan Giovanni。
San GiovanniはFirenzeの守護聖人で、この日はこの街祭日です。

内容の方はと言いますと、主役(?)のパックがすごかった。
妖精、だと思っていたんですけどね・・・グロテスクでした。
メイクも衣装も(パンツ一丁でした)・・・江頭2:50かと思っちゃったよ。(ダンサーに失礼かしら?)
でも表現はとてもすばらしかったです。
彼の舞台挨拶の時の拍手が一番大きかった。
最後に、「これはひとときの夢だったんだ」と気づかせる演出がとても憎かったです。
パックは自転車で回っていました・・・

帰りは雨も止んでいたので少し暖かくなっていた。

明日は天気になるかなぁ?

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