イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

スペイン三昧の週末ーバレエ ドン・キホーテ

2014年02月01日 23時27分30秒 | イタリア・音楽

とりあえず雨は止みました。
と言ってもたまに降っているようで、気が付くと地面は濡れています。

アルノ川はこんな感じ。
怖いですねぇ・・・Firenzeに住み始めてここまで水位が上がったのは初めてです。

なんとか落ち着いてくれるといいのですが・・・

さて、この週末はスペイン三昧!
と言っても気持ちだけですけどねぇ・・・
今日はロシア・ナショナル・バレエ団のバレエ、ドン・キホーテを観に行ってきました。

今シーズンMaggioは先日観たNabucco(ナブッコ)と来週から始まる蝶々婦人の2本しかオペラをやらないので、とても残念。
しかし、Teatro Verdiで毎月のようにバレエをやるので、そちらを観にいくことにしました。
先日のカルメンの前にくるみ割り人形が有ったのですが、帰国中だったもので見られませんでした。

ちょっと思い立って今日は外観も写真に収めてみました。

席はカルメンの時と同じ。
4階席なんだけど、ど真ん中なので、すごく見やすい。
これで19€(2500円にはならないか)ですからねぇ。

実は今回ちゃんと予習をしていったのに、途中で今どのシーンなのか分からなくなってしまい、あれっ?と思っている間に終わってしまった。
決してうとうとしていたわけではないんですけど・・・

というのもドン・キホーテなのに、風車と戦うシーンがなかったんです。
作品の説明を色々なサイトで読んでみると、この作品は結構臨機応変、というか好みでアレンジされているようですね。

いやいや、とにかく男性ダンサーがすごかった。
あの肉体、しなやかな動きは何なんでしょう???
体が横にくの字に曲がってる、足ぴくぴくしてた・・・って分かります?(なんと表現したらいいのやら?)
同じ人間か?(毎回言ってますね)
コミカルな感じもすごく楽しくて、土曜日ということも有ったけど、子供がいっぱいいました。

それにしても最近友達とも言っていましたが、マナーが悪い人が多い!!
今日も隣の外国人(イタリア人ではないという意味)がカメラでバシャバシャ写真を撮っていたし。
下の階にも結構いました。
上演中の私語もそうですが、いつからこんなにマナーが悪くなってしまったのでしょうか?
最近の携帯の電気は予想以上にまぶしく、上演中は本当に不愉快です。

さて、上演中1つ気になったことがもう1つ有ったんです。
ロシアではなぜバレエがこんなにも盛んなのか?
今期Teatro Verdiで行われるバレエはほとんどロシアのバレエ団の出張公演なんですよ。
で、調べてみたんです、Wikipediaでですけど。
そうしたらバレエって元々ここイタリアで出来て、Caterina de'Madiciがフランスに輿入れした時にフォークやスプーン、ジェラートと一緒にバレエも持っていったそうです。
いやCaterinaはさぞ自慢げだったでしょうねぇ。
詳しく知りたい方は、リンクが張ってあるwikipediaを見て下さい。

で、何でロシアか?が私は知りたい!!
ということで更に調査・・・
「バレエはイタリアに生まれ、フランスで育ち、ロシアで成人した」と三浦雅士さんという方がおっしゃっているそうです。
ヨーロッパは先進国だったので、ロシアは近代化政策としてヨーロッパのバレエをとりいれました。
そして、皇帝によって保護され、現在のようなテクニックや衣裳が育ったそうです。
結局は国が保護したことが、バレエの発展につながりバレエと言えばロシアでしょう、というような感じになったわけですね。
こちらに詳しい話が出ていましたので、興味がある方はこちらも参照してください。

ではでは、そろそろ寝なくては。
明日は久しぶりに電車に乗ってお出かけ~!!
明日もスペインです。(スペインに行くわけではないですよ)
ラヴェルのオペラ、「スペインの時」と「子供と魔法」の2本立て。

ということでどなた様も良い日曜日を!!



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