このコロナ禍で5月1日から8月29日まで韓国で大規模なピカソ展が開催される。
韓国もこのところ感染者が増加傾向にあるようだが、大韓航空の積極的な協力で、25トンもの作品が全てパリから仁川空港へ到着した。
今回の目玉はこちら
写真:Wikipedia
パリのピカソ美術館所蔵のこの作品のタイトルは「朝鮮での虐殺」
朝鮮戦争さなかの1950年、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)黄海南道信川郡において、国連軍 (朝鮮半島)占領下で住民の4分の1にあたる3万5383人が虐殺された信川虐殺事件に触発され、ピカソが1951年に制作した。
なぜだろう、私の作品を見た記憶がない。
ピカソ美術館には2回は言っているはずなのに???
構図はゴヤが描いたの「マドリード、1808年5月3日」
写真:Wikipedia
マネが描いた「皇帝マキシミリアンの処刑」
写真:Wikipedia
に酷似している。
朝鮮戦争へのアメリカの介入を非難する作品とも言われ、ピカソの反戦作品の3作目である。
「パブロ・ピカソ生誕140周年記念特別展」ではおよそ110点が見られるらしい。
「朝鮮での虐殺」が公開されて今年で丁度70年、未だ「朝鮮」は分かれたままだが、今回初来「韓国」。
参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/19cc52e9a0ac48b6d6c918bc629f9ce35a0f6eaf
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済州島事件(1948)での大虐殺(このため、日本に密航・逃げてきた済州島人は多いのです)。韓国史最大のタブーといわれる保導連盟事件など、1946~1952年に虐殺事件が何度も起こっています。また台湾の2・28事件(1947)もあり、このとき、日本へ逃げた台湾人もまたおりました。
コメントありがとうございます。
ピカソ、共産党員なんですか!?びっくりです。
この事件に関しては小説『客人(ソンニム)』というものを読んでみようと思います。
数千人の民間人が死んだ麗水・順天事件、島の人口が二十万人以上→三万人になった済州島事件(1948)、最低二十万人の犠牲者を出し韓国史最大のタブーといわれる保導連盟事件、9万人が無駄に餓死したという国民防衛軍事件、まだまだあるそうです。ちょっと検索で調べるだけでもお腹いっぱいです。
ご忠告有難うございます。
そうなんですね…
枢軸よりの中立国スペイン国民だったのでナチスもあつかいに困ったのでしょう。まあ、スペイン内戦時の人民戦線政府側の注文でゲルニカを描いて万博に展示されたんですから、スペインに帰ったらフランコ政府に逮捕されるでしょう。ゲシュタボに逮捕される危険があっても、帰れなかったという事情だったと思います。ラテンアメリカへ逃亡亡命はできたかもしれません。ユダヤ系学者レヴィ・ストロースが1941年に貨物船でラテンアメリカへ旅・亡命?した船には、トロッキーよりのアンドレ・ブルトンが同乗してました。ピカソは、ヒトラーの彫刻家といわれたアルノ・ブレーカーが保護したという噂もあります。少なくとも交友はあったようです。ナチス占領下でヴォラールの画廊で豪華な画集まで出してまして、快適な生活を享受しておりました。パリ解放後ほどなく共産党に入党しているのも、なんともひどいとおもいますね。