8月も残すところあとわずか。
ようやく朝晩が若干涼しくなりましたねぇ。
子供たちも長かった夏休みは昨日あたりで終了なのでしょうか?
私の日本滞在も2週間ちょっととなり、「日本に帰ったら手をつけよう」と思っていたこと・・・ほとんどできていません。
それなのに、更に突然お出かけ・・・
土曜日いきなり父が「明日キャンセルが出て(ホテルが)1部屋空いている」から蓼科へ行こうって。
もちろん断りませんけどね。
だって温泉だもの!
お風呂とももうしばらくでお別れだもの・・・
ということで日、月と避暑に・・・って日曜日は天気が悪く肌寒いくらい。そして昨日もそれほど暑くなかったんですよねぇ。
でもやはり空気がいいところはいいですねぇ。
今回は御殿場でレンタカーを借りました。
私の任務はもちろん運転手。
イタリアでは一切運転はしませんが、運転は昔から好きな方。
20代の頃は自分で車を運転してスキーに毎週のように繰り出していたくらいですからねぇ。
でもさすがに外れとは言え、横浜から長野まで運転してゆくのはつらい。
というより、中央高速に乗るまでが結構遠いのよね、うちから・・・
ということで御殿場でレンタカーということになったのですが、これが後で後悔することになるとはね。
初日は天気が悪くて念願の富士山は全く見えませんでした。
山中湖周辺で山梨名物ほうとう
35度の暑さじゃ食べる気にはならないけど、幸い天気が悪かったので
何年ぶりだろう?というくらい久しぶり。
それにしてもなんで”ほうとう”の中に入っているかぼちゃってこんなに甘くておいしいんだろう。
こちらのお店は水車が目印
甲州 ほうとう 水神
山梨県南都留郡山中湖山中 685-14
0555-73-8484
11時から17時
山中湖からすぐ
山中湖というと大学生の時2年間夏某企業の保養所で住み込みのバイトをしていました。
仕事は結構大変だったけど、管理人のご夫婦がとてもいい人で
仕事の後やお昼休みにおいしいアイスを食べにや富士山の五合目まで車で連れていってくれたりしていまた。
あれも今となれば若かりし日のいい思い出だわ…
と山中湖で腹ごしらえをし、河口湖を横断し、一路蓼科へ。
途中、母と私は密かに楽しみにしていたある場所へ。
蓼科へ行くことが突然決まったので、ちゃんと下調べをしていなかったので、レンタカー会社の社員の方に調べていただきました。
こんな時、やはりスマホが欲しいなぁ・・・なんて思うんですけどね。
まぁそれでも昔はナビもなく、地図を見ながらどこへでも行っていたことを考えれば、やはりいい時代になったなぁと。
で、どこへ行ったのかと言いますと
信玄餅で有名な桔梗屋のアウトレット
残念ながら信玄餅詰め放題は9時から整理券が配られ、それを手に入れないとダメ。
更にお盆ごろから朝の7時くらいから並んでいる人もいるとか・・・
この食べ物に対する日本人の執着心ってホントすごいなぁ、と最近よく思います。
ええ、確かに昔は私も並んででも食べたい願望、結構強かったですけどね。
夏休み最後の日曜日ということもありすごい人でした。
信玄餅だけでなくほかのお菓子もいろいろあるんですけどね。
ここでは包装体験をやっていました。
私はもちろんやりませんよ。
だって信玄餅食べ終わった後って、再び元のように包みなおしませんか?
えっ、私だけ???
ここに寄った後は一路蓼科もホテルへ。
ホテルのそばの山道でなんと野生のシカに遭遇。
運転手なので写真は撮れませんでしたが。
この日の夕食は帰国していら最初で最後になると思われるイタリアン。
「(私と)一緒にイタリアン食べに行くとぶつぶつうるさい」と妹には嫌がられているし、周囲はみんな気を遣ってくれて食事をしに言っても極力イタリアンは避けてくれます。
しかし、このホテルにはイタリアンレストランしかなくて…
本日のメニュー
イタリア語の誤字があるんだよねぇ・・・気にしない、気にしない。
ワインは
ホテルのレストランのワイン(ワインに限らず飲み物)は本当に高いなぁ。
キャンティでもボトルで7000円もするよ。
ということで、普段はあまり飲まない(私ではなく両親が)Casale Vecchio Montepulciano d'Abruzzoにしてみました。
ラベルの裏にこんな説明が
「普通、一つの木にぶどうを8房くらいに間引くのだが、これはなんと一本の木に2房まで間引いてしまう」
ということで味がしっかりしているみたいです。
コスパも結構よく6000円以下。
楽天で1680円で出てるので、レストランで3倍・・・まぁ妥当でしょうね。
レストランのスタッフも言っていましたが、「神の雫」という漫画で一番最初に紹介されたワインなんだとか。
最近読んだAbruzzo(アブルッツォはイタリア20州でも1,2を争うマイナー州の1つ・・・だと思います)を紹介したこの本
にもこの「神の雫」が出てきていたなぁ・・・あ~あちゃんとメモっておけよ。
とここで中断して記事を探す・・・あった、あった。
176ページ!!
ここにもアブルッツォのワインは「神の雫」によって日本で一躍有名になったと書いてあります。(他にも興味深いことは書いてありますが、ここでは割愛)
この本はまだまだ日本ではなじみの薄い”Abruzzo"を紹介する唯一と言っても過言ではない本。
私も知らないことが多く、興味深い本ではあったのだが・・・
興味を優先順位付けするとやはりどうしても上位には上がって来ない。
いつかは訪れてみたいとは思いながらも・・・
そうそう、私も一番最初は勘違いしていたので、ここで1つご注意を。
Montepulciano d'Abruzzo(モンテプルチァーノ・ダブルッツォ)とワインで有名なトスカーナのMontepulciano(モンテプルチャーノ)は別物です。
いつものようにWikipediaから引用しますと
”モンテプルチャーノ・ダブルッツォ(Montepulciano d'Abruzzo、「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」とも表記)は、イタリア中央部アブルッツォ州で生産される赤ワインまたはロゼワインで、イタリアのワイン法によって、DOCワインに指定されている。
使用されるぶどう品種は、モンテプルチアーノ種で、トスカーナ州の同名の町から導入されたとされているが、同地で生産されるDOCGワインのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノは、現地でプルニョーロ・ジェンティーレ(Prugnolo gentile)と呼ばれるサンジョヴェーゼ種のクローンとされており、「モンテプルチアーノ種」もサンジョヴェーゼの枝変わりと見られている。
同州で認められている唯一のDOC赤ワインであるため、生産量が多いだけでなく、価格も品質も、ピンからキリまである。数百円で買える、赤・黒・黄色などの代用コルクやねじ栓で密封してあるものから、5千円以上するものまであり、良品は、深い緋赤色で、干したブルーベリーやざくろを思わせるアロマがあり、渋みと酸味のバランスも良く、ほどよいこくを持っているが、安物では、DOCとしてはかなり怪しげな香りのものや、俗に「歯磨き用」と言われるような、何となく水っぽい商品もある。”
歯磨き用のワインってすごくないですか?
まぁ歯を磨いたらステインが付くからやめた方がいいと思いますが、実際それくらいまずいものもイタリアで売られているのは事実ですね。
日本で・・・だったら?
で、話をお料理の方にもどしまして
こちらが前菜盛り合わせ
一番気に入ったのは左手前のホタテのカレー風味だったんですけど、一番驚いたのは右奥のカップに入った冷製スープ。
こういうの本当に日本人!!
なんとスイカとジャガイモのポタージュ。
スイカですよ・・・不思議なお味でした。
そしてパスタは
スパゲッティーニ フレッシュトマトのアラビアータ 手長海老添え
手長海老って高い割に食べるとこすくないですよねぇ・・・ってこういうの文句って言うんだね。
更に文句を言うなら、海老の殻を入れる空き皿欲しかったし、「辛さを控えめにしてあります」って言われたけど、これじゃあ控えすぎ。
「アラビアータ」と名乗るからには、多少の辛さは必要ではないでしょうか?
ぶつぶつ
そしてメインは
信州ポークのロースト 夏野菜添え
この辺で「そうだ、イタリアンではなく洋食って考えればいいんだ」と方向転換。
これはこれで素材の旨みを生かし、おいしかったですけどね。
そしてドルチェ
3種類から選べたのですが、母が私は絶対ないと即却下していたアイスのトッローネを頼んだときは、「それはやめた方が・・・」と思わず言いそうに。
Torroneとはクリスマスに食べるあのヌガーのようなお菓子。
それをアレンジしたものなんでしょうけど、日本人の口に合うかなぁ・・・
更にこのドルチェ注文はレストランの副支配人が取りに来たのに、なんと間違えてる。
「これにしとけば・・・」と母には言ったものの、変更してもらうもやはり母は「間違えたのにしておけばよかった」と
だから言ったのに・・・
で、私はというと
ヨーグルトムースとジェラートと無難なものを。
このジェラートサボテンの実味らしいです。
あれ、イタリアでよく見るけど、いまいち食べ方がわからず食べたことはないんですよね。
とこんな感じで夕食は終了。
夕食後ゆっくり温泉につかった後は
懐かしのコーヒー牛乳
1回で一気に書き切ってしまうつもりだったのですが、結構長くなってしまったので、前・後編の2部構成で行かせていただきます。
さっそく古本屋に行って「神の雫」探して来ようかなぁ・・・と思っております。
こうしてやらなきゃいけないこともどんどん後回し。
結局何もせずにお持ち帰り・・・なんですよね、毎年。
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