2012年 Cavalcata dei Magi a Firenze

日曜日・・・と言っても毎日が日曜日、みたいな感じですが。(笑)
今日も外は晴天。後で恒例の第2日曜日のMercatoに出かけます。

さて、6日、イタリアのあちこちでEpifaniaのイベントが有りました。
Firenzeは毎年恒例のCavalcata dei Magi,東方三博士の騎馬行列です。
今年唯一新しいのは、この行列に外国人が加わったこと。
12月人種差別による殺害事件が起きたFirenze、そのせいだけとは思えませんが・・・
というのも東方三博士はもともと東方、つまりアジアからやってきたと思われている。
博士、と訳すと微妙に感覚が違う気がするのだが、もともとこの3人は3人の賢者。
そして3人はそれぞれ3大陸を意味している。
ヨーロッパ、アフリカ、アジア大陸である。
(アメリカが発見されたのは1492年以降なのでキリストが生まれたときは3大陸)
だから必ず黒い人(黒人)もいる。

Adorazione dei Magi、東方三博士の礼賛をモチーフにした作品の中ではこれが一番好き。
デューラー作、Uffizi美術館蔵
とかこれもUffiziだけど

ボッティチェリ
そしてこの3人にはもう一つ意味がある。
彼らは人間の3つの時代(?)を示している。
若人、成人、老人。
ということで全ての世界、時代を表現しているシーンの一つ、キリスト教にとっては大事な行事の一つなのである。
更に博士たちがキリストに贈る贈り物、金、incenso(お香)、mirra(没薬、もつやく)これにも重要な意味があるそうだ。
(私が読んだ本にはその意味までは載っていなかったんです。)
今年の行列にはアジア圏では中国人、フィリピン人のキリスト教徒の人たちが行列に加わった。

私、ちょっと出遅れてしまって、なんか隠し撮りみたいになってしまったんですけど・・・

行列がDuomoの前の広場に集まってきています。

前にいたフィリピン人と思われるシスターたちの頭が
(なぜ分かったかというと、フィリピンの行列が来た時うれしそうな声をあげていたから)

実は馬小屋の後ろにいたんです私・・・

ほぼ勢ぞろい。
う～ん、これで分かってもらえるかな？
一応Magiがキリストに贈り物をするシーン。


一通りセレモニーを盗み見。いえいえ、見えないのよ・・・
でもかろうじて見れたのが、こちらの風船を空にまくシーン


そして人が移動する前に最後の行進を見るために移動。



こんな感じでイベントは夕暮れと共に終了。
この日は暖かかったからいいけど・・・
他にも写真、動画あるんです。でも一度には載せられないので今日はこれくらいにしておきます。