図書館通いの日々が続くと問題は運動不足とネタ不足。
少しは体を動かさないと・・・
そしてネタの方はテレビから、とか日ごろ考えていることがメインになってしまって申し訳ないです。
さて、そんな今日はテレビのニュースから。
「ここのところ日本ではイタリア経済のニュースが連日取り上げられていて、心配しているよ」と友人からメールをもらった。
あっ、ネタに友人の話も多くなっちゃうなぁ。
日本でどんな風に取り上げられているかは知りませんが、こちらの生活はあまり変わらない。
でも首相が変わってから、生活苦の為に自殺とか、あまり良い話は聞かない。
ガス、電気、ガソリンが上がり、税金収入を増やした。
liberalizzazioni、自由化ということで今まで規制が厳しかった商店の営業時間、営業日設定をなくした。
そして今度はタクシーの価格規定の廃止とか、薬局以外でも薬が買えるようになるとか・・・
他にも郵便とか電気料金とかの自由化も騒がれているみたい。
とにかく今の首相は、国民の首を真綿でぎゅ~と占めている感じ。
ちなみにタクシー運転手の反対抗議行動(デモ、スト)が今週の土曜日、来週の土曜日イタリア各地で行われるのでご注意を!
政治とか経済とかめっきり弱いので「大変だなぁ~」と他人事のように眺めていたがちょっと気になるニュースが。
去年ここでも取り上げた、コロッセオの修復費をTod'sの会長Della Valleが出す(もちろん会社のお金ですが)と言っていた話が、流れるかもしれないというじゃないですか。
ちゃんとニュースを見ていなかったので、「え~お金惜しくなっちゃったの?」と思ってみたものの
そんなはずはない、ということでしっかりネットで調べてみた・・・のだが、これが結構話が込み入っていて難しい。
イタリア人はここ最近の話の流れで、前置きしなくても分かるんだろうな。
ネットって便利だけど、やはり紙の新聞ほど詳しくないし、読みにくいんだよねぇ・・・もう若くないからね。
さらに私は経済、政治関係のニュースってほとんど右から左。←いや上の空。
日本語のように右から左でも理解できるわけはないので、ほとんど記憶に残らない。
下手したら新しい首相の名前だって忘れちゃいそう。(Mario Monti氏ですが)
とにかく今まで何が起きたのか、どうしてこういうことになったのか、詳しく書いてあるもの探すのに一苦労。
それが見つかってもう~ん、見たことない単語ばっかり。
まずAntitrustって何なの?大体何語?
ということでここから始めなくてはいけなくなった。
これが何語なのかは知りませんが、国際的な法律用語で、日本語では"独占禁止法"でした。
まぁ、このメインの単語が分かればおのずとある程度予想はつきますが・・・
しかし、何で寄付が独占禁止法に引っかかるんだ?
何でも独占禁止法違反でストップが掛かっているらしい。
お金がストップということは当然修理も始められないということだよね?
現場は日々劣化しているというのに・・・
今日これに対して当事者のDiego Della Valleが現在のMIBAC(文化省)の大臣と会う前に記者会見を開き、
「早急な調査を望む」と怒りをあらわにしていた。
新聞各紙では、amareggiare(苦しむ)という単語を使っていたけど、1箇所単語間違っているサイトが有ったよ・・・
昨年の6月25milioni(2億5千万)ユーロを寄付すると宣言したDiego氏。
すばらしい~と思っていたのは私だけではないはず。
ところが記事によると、何でもこれ入札、選考が行われてスポンサーが決められたみたい。
Codaconsという消費者センターみたいな機関がどうやら談合が行われたのでは訴えているみたい。
(全てが"みたい"ですみません。あまり自身がないの・・・)
寄付なのになんで?と思われるでしょうが、どうやらこの寄付の裏には裏があるみたい。
裏の裏だから表じゃん・・・ってくだらない。
ここが問題のようで、本来スポンサーは修復に掛かる費用を負担すだけなのに今回は最近流行り(?)の修復中の建物をその建物の写真や絵などを描いた布で覆う時にTod'sの宣伝を入れられ約束をしていたとか・・・
メリットがないはずないよね。
原因はこれだけではないようですが(どの記事を読んでもいまいちよく分からないんです、正直)とにかく待ったが掛かってしまった。
Diego氏は「"商売"とは一切関係ないし、もしこれが独占禁止法違反ということになれば、
イタリア国内の企業はもとより、海外からのスポンサーを募ることが出来なくなる。
非常に恥ずべきことだ」、と言っていました。
参考記事
う~ん、話が難しくていまいちよく分からないけど、どうなってんだろうこの国???
汚いお金でもいいから、修復をしちゃえば、というのは駄目なのでしょうか?
この国、どれだけ黒いお金が動いてると思っているんだ!
これでお金がなくなって、修復が遅れ、貴重な遺産が荒廃していくのではないかと思うと心配です。
しかし、この記事思いの他時間掛かっちゃったなぁ・・・もう12時だ。
やっぱり経済ニュースとか取り上げるのは大変だ、食べ物ネタがいいね。
ちなみに、解釈に誤りが有った場合は速やかに訂正いたしますので、ご容赦ください。
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混迷中ですね。
私も全然興味もないし、知りたくもない!と思ってたんだけど、スカイのsgommatiを見るようになってから、政治のニュースが面白く見られるようになってきました。
http://glisgommati.sky.it/glisgommati/home.html
サイトからビデオも見られます。
月~金の放映で毎日、政界で起きている出来事をリアルタイムで再現していくので、かなりタイムリーなネタだし、笑えます。
これを見るようになってイタリア人との会話のネタがぐんと増えました。
人形が可愛いんだよね…。
モンティ首相は欧州委員会でマイクロソフトに独占禁止法違反を適用させて、罰金を払わせたやり手なんだそう。
私利私欲に走らない人久しぶりに見たよ…。
政治家じゃないから当然かもしれませんが。
ありがとう!早速見てみますねぇ。いやはや、イタリア政治や経済の話できる日本人ってまずいないからこういう情報助かります。テレビ見てない人も多いし、知り合いにナポリターノ知らないって言う人がいて、開いた口がふさがらなかったよ。(住んでますこの人イタリアに)
いや~結構厳しいねぇ、モンティは。って税金も払っていない私が言うのもなんですが…今までがひどかったからこれが普通なのかもしれないけど、まじめな市民までやられそうな気がしてちょっと怖いです。まず金持ちの首から締めて欲しいと思うのですが…
見たよ~何これ!!ひひひ、面白すぎます。特にこのRenziの歌!!更にちゃんと訛ってる~(^^)
Renziの人形はおとといが初登場だったんだよ。
いままでたまに登場していたんだけど、声だけだったの。若手ホープということで、人形が作られたようです。
面白いのがやっぱり、RenziやBindiといった(2人ともPartito Democratico)トスカーナ人の人形の台詞は私たちにとっては内容が聞き取りやすいこと。
AlfanoとかLaRussaはシチリア出身だけに、パロラッチャも私たちには聞き取れないものが多いんだよね。
イタリア語の勉強にもなっておもしろい。
25日からはなんと!本物の政治家と人形が共演するらしいです。
なんだかセサミストリートみたいになってきたよ。
セサミ…って子供の頃怖かったんだよねぇ。こちらもある意味怖いけど。(笑)
しばらくこれで笑えそうです。(いや、笑ってる場合じゃないか)