今日は天気が悪いです。
今週末また気温が下がるらしく「夏は遠い」イタリアです。(天気予報でそう言っていました。)
さて、仕事も終わり、じっとしているわけはない私、明日から出かけるのですが、今日はその前に天気も悪いし今Palazzo Strozziで開催中の「Verocchio il maestro di Leonardo(ヴェロッキオ レオナルドの師匠)という展覧会に行ってきました。
目から鱗のことも多く、その話はまた改めてしたいと思います。
その展覧会に行く前に、友人に頼まれて刺繍糸を買いに行きました。
実は昨日たまたま友人からメッセージが来る前、偶然見つけたすごい店の写真を送ろうと思っていたところだったのです。
それがここ
昔、この近くの校舎に通っていたこともあったので、見逃していたはずがなく、どうも新しく出来たらしい。
友人はここ数年アッシジ刺繍にはまっていて、そんなこんなで私も刺繍にもアンテナがはられていたのです。
窓からのぞくとずら~と刺繍糸が並んでいます。
機会が有れば覗いてみたいと思っていたところに、友人から刺繍糸購入の依頼が。
ということで早速入店。
店内は撮影禁止でした。
とにかくすごい刺繍グッズです。
私には全然分かりませんが、好きな人はたまらないでしょうね。
友人から頼まれたのはこの糸
彼女からは「アンカー」と言われたのですが、この糸実はフィレンツェ製。
友人にによると「アンカー」はドイツの会社らしいのですが、ここの店主曰く「これはフィレンツェ製の糸だ」と。
ということでちょっと調べてみましたが、どうやらこのCoats Cuciriniという卸が入り、ラベルをそれぞれのブランドに替えて大量に売っているようです。
例えは悪いですが、イタリア大手ブランドショップの多くが中国などで商品を作らせ、イタリアで「イタリア製」のラベルを付けて売っているのと同じ、ということでしょう。(これはあくまでも私の個人的な考えです)
まぁ今の時代そんなことは当たり前に行われていますよね。
この刺繍店のオーナーは、多分、いや絶対フィレンツェ人。
ということで、彼女は出来るだけ「フィレンツェ製」のラベルが付いたものを問屋に頼んでいるらしいのですが、「ドイツのラベルの付いたものが送られてくる」、と文句を言っていました。
このフィレンツェでの繊維業ってまだ廃れてないんだなぁ、と私もちょっとうれしくなりました。
刺繍のコースを開催していますか?と聞いたところ、9月にシチリアから講師を招いて珍しいシチリアの刺繍講習が有るそうです。
ちょっと話しただけですが、こちらのプロには多いのですが、物知り感が半端ないSignoraがオーナーです。
興味がある方はお店のFBをご覧ください。
この記事は別に宣伝でもなんでもなく、ただ新しい世界の扉を開いた、というお話でした。
Ricamo & Cucito
Via Guelfa,44r
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