イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

ラビリンス Bologna

2009年01月10日 22時58分12秒 | Mostra(展覧会)in Italia
ようやく焦りが拍車をかけて、試験勉強に集中したのもつかの間、というよりも何故か現在開催中のMostra(展覧会)の締め切りが迫っていて(多分理由は客が少ない時に時間を要する企画入れ替えをする為なんでしょうが)、後ろ髪を思いっきり引かれながらに出かけた・・・というわけです。試験はやり直しがききますが(それは非常に辛いことなのですが)見逃したMostraは2度と見られない、どころかその作品に一生お目にかかれないこともある。まして本物を見られるのはこちらに要る時だけなので、無理してもなるべく多くの作品に、直に触れようと(もちろんタッチではないですよ)と思っています決して遊んでいるわけではないので・・・所詮言い訳ですが

それにしても今日は散々だった・・・
Bologna&Ferraraのリベンジだったのですが、やはりここは鬼門かも・・・
まず予定を変更してFerraraから先に行ったのですが、わずかな時間で電車に置いてきぼり・・・更にこの、冬太り(いつも太ってますけど)と運動不足、年齢など様々な要素を抱えて一応走ったのに・・・直後、焦燥感と疲労感から若干具合が悪くなりました。

しかしこちらイギリス人のターナーの展覧会だったのですが、無理して行ってよかった作品はイタリアをテーマのしたものがほとんど、特に18世紀の荒廃したRoma・・・いいです。最近読んだ本の中に、"東海道五十三次"が今の絵葉書のような、名所の記念として書かれていたという記事を読み、Canalettoなど当時イタリアに在住していたイギリス人が、お土産や思い出として風景画を購入していたのと同じだなぁ・・・などと思っていました。

そしてBolognaへ
おかしい?おかしい?
私、自慢じゃないですが、自他共に認める、地図要らず人間なんです。「???」と言う感じでしょうが、一度行った場所は地図が必要ないという、すばらしい方向感覚の持ち主なんです。(自慢することじゃないですが・・・)
Bolognaは4,5回目なのでもちろん地図など持っていません。これが過信だったのか、何かが取り付いていたのか分かりませんがなんと(ってそんな大げさな)1日で2度も迷子に
それも理由が全然分からないんです、気づいたらどうやら街のはずれだったようです。人に道を訪ねても、何故か間違っているんですよ。あ~これは勉強しなくてはいけない、ギリシャ美術を放って、遊んでいるから、まるでミノス島のような、ラビリンスに入れられてしまったんだぁ、きっと
それにしても、いったいなんだったのか、どこをさまよっていたのか全く理解できません・・・これで予定していた電車に乗れず控え室で2時間待ち・・・Bolognaは寒かった。まったく踏んだり蹴ったり

でもそれなりに楽しんできたんですけどね
こちらはAmico Aspertiniという、言ってしまうとマイナーな画家。1400年代の本当に終わりから、1500年代初期に活躍をしています。ペルジーノやラファエロ、デューラーやフランドルの画家の影響を受けています。

もう少し面白い話もしたいのですが、何せ5時過ぎに起きて出かけて、ラビリンスを3時間近く徘徊していたので、もう限界!今日はここいらで


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