昨晩の「世界ふしぎ発見」ポンペイ特集でした。
https://www.tbs.co.jp/f-hakken/onair/190629.html
その中で、ヴスビオ山の噴火した日は西暦79年8月24日と考えられていたのに、実は2か月後の10月だった、という驚くべき発言が有りました。
これは知らなかった…ということで少々検索してみたところ、昨年CNNなどでは話題になっていたようですね。
https://www.cnn.co.jp/style/architecture/35127121.html
ちゃんとした出所が知りたくて更に検索。
有りました、関係する記事がちゃんとイタリア文化財・文化活動省(MiBAC)の公式サイトに。
記事によると、この新しく発見された文字を含む、最新の発掘現場を2018年10月16日大臣が訪れたそうです。
https://www.beniculturali.it/mibac/export/MiBAC/sito-MiBAC/Contenuti/MibacUnif/Comunicati/visualizza_asset.html_1539948760.html
8月24日説がずっと信じられて来たのは、唯1つの資料、小プリ二ウスによって書かれた書簡によるものだけで、これも本人が書いたオリジナルが残されていないため、経年で写し間違えなどが起きた可能性も考えられます。
もし10月説が事実なら、今まで「いいくに作ろう鎌倉幕府」(1192年鎌倉幕府誕生)と語呂合わせで覚えて来たのが今では使えない、なんてこと以上に世界の常識を揺るがす大発見になることでしょう。
また、8月に噴火が起きたことで今までは、夏のバカンスに訪れていた貴族たちの横暴さが、神を怒らせた報いで爆発が起きたなどと語られてきたことなども全部なし。この火山の噴火の被害にあったのは、ポンポイの真の住人。商人や奴隷だったのか、と番組では言っていました。
Regio V(レッジョ5)と呼ばれるエリアは発掘が始まったばかりですが、かなり保存状態の良いフレスコ画なども発掘されているようで、更なる作業の進展が楽しみです。
また行きたくなっちゃいましたね。
ただ、こういう新しい発見の陰に、マフィアも絡む資金不足、多くの遺跡の保存状態が悪化していること…このあたりの問題は解決したのかなぁ?2014年には世界遺産登録はく奪の危険性が有りましたからね。
ポンペイ遺跡公式サイト http://pompeiisites.org/
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