イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

ざっくざっく金貨

2018年09月20日 15時15分15秒 | イタリア・生活

数日前FBを見ていた時はすっかり流していたのですが、先日テレビの「世界のニュース」みたいなコーナーで流れていたので改めて見て見た。
「で~たで~た月が~」いやいや、月ではなく出たのは金貨!!
イタリアのお話です。

金貨が出たのは、イタリアでも有数のリゾート地のComo(コモ)
何でも古い劇場を掘っていたら


こんなアンフォラと呼ばれる容器が出てきて。
なんと中には


きらっきらの金貨。
それも


ざっくざく。ここほれワンワンだよ。
実に300枚の保存状態の非常によい金貨発掘!!
この金貨、専門家の話では4世紀頃のローマ帝国時代のもので、価値は数億円、いやいやこれ売ること出来ないから、値段なんか付けられないほどの価値だと。
イタリアって、地下鉄作ります、地面掘ります、何か出てきます、その時点で工事は中止、というパターンがよく有ります。
一度でも遺跡が出てくると、工事を中断しなければならないんですよねぇ。
今回は何のために工事をしていたのかは知りませんか、この場所もしばらく手つかずになるでしょう。
徳川埋蔵金もびっくり!!
この国には一体どれだけのお宝が埋もれているのでしょうか???

写真・参考↓



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんと!! (たま吉)
2018-09-20 18:01:32
Fontanaさん、ご無沙汰しております。
お元気そうで何よりです。日本の生活もすっかり慣れましたか?

古代ローマ時代の金貨発見!と読んで最近はこんな話題とは無縁でしたが思わず反応してしまいました(笑) 1枚欲しいと無謀にも思っていますが、まあ無理ですよね。。。

そしてサイトをよく見てみると、一枚もしかしたら塩野七生の文庫本「ローマ人の物語…40」の表紙の金貨に似ているかなと思いました。そうだとすると皇帝テオドシウス?の時代かも~なんて思うとワクワクしました。
https://www.amazon.co.jp/ローマ人の物語〈40〉キリストの勝利〈下〉-新潮文庫-塩野-七生/dp/410118190X

返信する
するどい!! (fontana)
2018-09-23 15:18:44
たま吉さん
こちらこそご無沙汰しています。もうすっかり日本人ですよ~(笑)

するどい!
イタリアの古銭商曰く”i Solidi del IV secolo coniati durante i regni di Onorio e di Libio Severo”ということで、テオドシウス帝というのもあり得ない話ではないですよ。よく気がつきましたねぇ。私は古銭には興味がないので、美術館でもいつも飛ばしてしまいます。
返信する
いくらぐらい (山科)
2018-09-26 09:24:48
当時の物価などから、計算すると、
URLのように、
4世紀当時の使いででは、現代日本の
6000万円ぐらいじゃないかな??
と思います。

現在の骨董品としての価値はまた別ものですけれどね。

返信する
分かりませんが… (fontana)
2018-09-26 13:37:57
山科様
いつも非常に勉強になるコメントありがとうございます。
古銭研究家の意見では「ホノリウス帝時代の金貨は900€の価値を認められたことがある。しかしフラウィウス・リウィウス・セウェルス・セルペンティウスの時代のものになると、治世が短かったために、10倍以上、もしくはそれ以上の価値がある。ということで今回発見されたアンフォラの中身全ては300万ユーロ以上に価値を持つかもしれない。」参照:https://www.corrieredicomo.it/il-tesoro-di-como-nellanfora-trovata-in-via-diaz-i-solidi-di-onorio-e-libio-severo/
ということです。

それにしても「みのもんた」の特注3万円カレーって何ですか!?何を入れたらそんなに高くなるんですかね?バブル時代でしょうか?こわいこわい。
返信する
訂正と3万円カレー (山科)
2018-09-27 07:26:42
コメントありがとうございました。治世が短い皇帝のほうが、希少性があるので、古銭の価値が高まるんですか、なるほどねえ。コインの金含有量や重さなどは、ローマ末期のほうがちいさくなって情けない品質になってしまうんでしょうが、希少性という点では、また別の評価基準になるんですね。納得しました。

昨日あげたURLに、もともとの文献に間違いがある可能性がでてきましたので、訂正記事を拙ブログに書いておきました。イタリアの考古学者の評価の高い本でも間違える可能性があるようなので、油断がなりません。どうも誤訳とは思えないところなので。

みのもんたの特注カレーの件は、2009年2月ごろに映画『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督が来日したとき、第81回アカデミー賞 受賞祈願の接待として、みのもんた が3万円のカツカレーを出したそうです。根拠は、当時の映画情報サイト「週刊シネママガジン」(URL)。費用はテレビ局がもったのか私費なのかはわかりません。いずれにしても、現代日本の特権階級によるトリマルキオ、ウイテリウス並の下品な接待ですね。

返信する
なんて下衆なカレー (fontana)
2018-09-27 13:55:34
山科様
ご説明ありがとうございます。
イタリア人ですからねぇ…校正などもちゃんとしていないような気がします。(あくまでも個人的な意見ですが)更に考古学専門でも、建築のようですしね。翻訳に関しては、某有名大学の教授のように大学院のゼミの学生に翻訳だけをやらせて自分の本として出版しているような方ではないと思います。

それからカレーの件ですが、なんて下衆な人たちなのでしょうか。全く恥ずかしいです。それにしても3万のカレーって???
返信する

コメントを投稿