今晩は長い間気になっていたこの方のコンサートに行ってきました。
試験だろうがなんだろうが、この機会は逃せない・・・と思ったくらい聞いてみたかったんです、生で。
幸い試験が延期になったのも、この方のおかげかしら?
誰のコンサートに行ったかのかと言いますと、まぁ日本の人は知らないでしょうね。
Frate Alessandro,Assisiの修道士アレッサンドロさんです。
彼の存在はかなり前から知っていて、CDを買おうかどうか迷っていたので、街でポスターを見たときは「来た~」という感じでしたね。
一番安い4階席を買ったのに拘らず、チケット残ってしまったんでしょうね。
3,4階席は開けず、平土間席後方に席替えになりました。
う~ん音はやっぱり上の方がいい気がします。
後は・・・生でいいと思うんですけど。
最近マイクの音がとても気になります。
普段オペラを見ているTeatro comunale(市民劇場)の広さなら仕方がないですが、今晩はTeatro Verdiだったので、あそこの広さからマイク要らないと思うんですけどねぇ。
修道士なので、曲の合間合間に説教(怒るほうではなくてね)が入るんですけど、それを聞いて感動しちゃいましたよ。
Santità(聖人であること)は幸せと同じ意味です。
なぜか?
それは聖人は幸せだからで。
ではどうしたら聖人になれるのか。
そのために私から皆さんに課題を出します。
それは毎日自分に笑いかけてください。
そして出会う人にも同じように笑いかけてください。
というお話と、最後に
皆さんが神が作られた”美”なんです。
実はこの最後の言葉を聞くまで私はあることをず~と考えていました。
1つは先日勉強していたLeonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)の書物の件。
絵画というのはギリシャ時代から芸術において詩や音楽の下に位置し、高等な芸術というよりはあくまでも手工業と考えられていました。
ところがルネサンス前くらいから、絵画の価値を見直す動きが出てきます。
そのスタートを切ったのはLeon Battista Alberti(レオン・バッティスタ・アルベルティー)でLeonardoもその考えに沿っていました。
彼は詩や音楽が絵画よりも劣っている理由として、詩も音楽も一瞬を表現することは出来ないと言っています。
たとえば絵画では戦争の絵を描くことは出来ますが、詩も歌もそれは出来ません。
まぁ他にも色々理由付けをして、絵画がどれだけ優れたものかをLeonardoは熱く語っていました。
で、ここから私はこの3つ、というよりは詩は今の私には関係ないので、この2つのことを考えていたんです。
確かに一瞬は表現できないけど、私が一番感情を揺さぶられるのは音楽だよな・・・なんてことを考えていたんですね。
でもこの話を聞いたとき、詩(正確にはお話でしたが)も人に感動を与えるなって思い直しました。
この2曲が特によかった。
この修道士つながりなのですが、数週間前、テレビでかなり話題になっていたのですが、イタリアのThe Voiceという番組に一人の修道女が出演しました。
彼女はその番組でアリシア・キーズ(Alicia Keys)の「ノー・ワン(No One)」を歌い、一夜にして大スターに
(詳しくはこちら)
翌日からあまり多くない情報番組や宗教関係の番組で、賛否両論で問題視されていました。
Alessandro修道士の歌う歌は全てクラッシック。
こちらはむしろ歓迎ムードなのに、ポップスは駄目なの?
まぁそこらへんはすごく厳しいというのも分かる気がしますけどね。
今キリスト教信者は激減しているからしく、そのせいだろうなぁと思うのは私だけではないと思うのですが、新しい法王も色々な手段で信者集めをしてるなぁ・・・と思うんですよね。(信者の方。悪気があるわけではありませんのであしからず)
ということで、今晩はいい夢が見られそう。
ではでは皆さんお休みなさい。
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