イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

未だに届かないスーツケースは一体いずこに?-ドイツ旅行

2010年12月29日 11時58分46秒 | 他の国

12月29日、今日も寒いなぁ・・・

さて、先日1ヶ月以上もかかってDVDが届いた・・・のではなく自分で取りに行った、
という話で長かったネットショッピングの憂鬱が終了したことをご報告しましたが、
なんと更なるおちが。
昨日、コインランドリーで洗濯が終わるのを待っていると、いきなり電話が
もしやスーツケースが届いた?と期待して電話に出ると
「ご注文いただいたDVDが無事届いたようですが・・・」と
えっ、今頃になって!?
「はい、まぁ。でも届いたわけじゃなくて取りにいったんですけどね!」
「ははは、申し訳ありません。」
「とりあえず手に入ったからいいですけど・・・」
「ははは・・・ちょっと遅くなりましたけど」
ちょっとじゃないだろう!!
「で、お手元に届いたということで、お支払いの方は予定通り・・・」
「はい、はい」
「では、この件は以上ということで・・・本当にすみませんでした」
「はいはい、もういいですよ」
と電話を切った。
待てよ・・・このタイミング(それにしても荷物受け取って1週間近く経っていますが)じゃなく
なんで一言事前に連絡して来なかったんだよ!!
と言ってやればよかった。

こうして、現在の心配は未だに届かないスーツケースだけになった。
実は届いたらすべてを書こうと思っていたのだが、現在あちらこちらで私のような目にあっている人がいるようなので
ここで私のケースもご紹介。
ここに書いたらなんとなく早く届きそうな気もするし・・・speriamo!

消えたスーツケースの全貌はこう!
12月13日 Firenze 07:05発ミュンヘン行きのルフトハンザにその前日買った新品ピッカピカのスーツケースを預けた私。
これが悪かったのかな???

スーツケースはまさにこれ↑
本当は機内に持ち込めるはずなのに、手持ち荷物が結構大きかったので預けざるを得なかった。
そして現在12月29日、かれこれ・・・15日この子はいったいどこに???

さて、この時点でちょっと気になることが
カウンターのルフトハンザの職員が何か話し始めた
朝早くて、頭が働いてなかったことと、多分彼女外国人だったんだよね、
「イタリア語で話して下さい」という私に
「イタリア語で話しています」と・・・失礼しました。 
だってすごく訛っていたもんで・・・
しかし・・・やはりよく理解できなかった。

「32ユーロ払ってフランクフルト経由に変更しませんか?」と私は理解したんだけど、
はて、なんのため?
32ユーロ払うから替えて・・・だったのかなぁ???
「えっ、32ユーロ払ってフランクフルト経由にすると早く着くの?」と確認したものの???
結局よく分からなかったので、フライトはそのまま・・・しかし、後から考えたら
乗り換えの時間が短いから、フランクフルト経由に替えた方が無難ですよ・・・だったのかもと

そう、飛行機が降下しているときに気づいたけど、ミュンヘンでベルリン行きに乗り換えないといけない。
その乗り換え時間が定刻通りについても30分しかなかった!!
このチケットルフトハンザの日本語サイトから購入したんだけど・・・
というのも不思議なことに、イタリアサイトには安いチケットがなく、日本語サイトにはあったんだよね。
普段日本に帰るときは乗り換えの時間、結構気にするけど、今回は全然気にせず、とりあえず安い組み合わせで取ってしまった。
確かによく考えると危険だった。
ここら辺から嫌な予感はしていたんだよねぇ・・・
とりあえず人間は間に合った、でもねぇ・・・

定刻にベルリン到着。
よし!早速ビールでも飲んで、1本早い電車でドレスデンに行っちゃおうかな~なんて考えながらスーツケースが出てくるのを待つ。
ベルリン空港は、首都の空港とは思えないくらい小さいのになかなかスーツケースが出てこない。
待つこと・・・30分近く!?
ようやくベルトコンベアーが動き出した・・・が
「荷物はここまで」の札が回っている。でも私のスーツケース・・・ない。
やられた!!やっぱり乗れなかったかぁ・・・

2人ほど同じくロストバゲージに有った人がいた。
係員にどうすればいいかと聞くと、「まっすぐ行って左に事務所がある」と
あ~あ、仕方がないなぁ・・・

ゲートを出て、まっすぐ行く。
しかし私の英語理解力が乏しかったのか、思い込みのせいか、行き着いたところは
baggage claim
ここがスーツケースの墓場・・・みたいな場所だった。
今スーツケースが届かなかったひとから、数日待っている人まで、とにかくいや~な場所だった。

待つこと2時間、自分のチケットを見せるが
「ここにはないから明日来い」と・・・
ここでふと紛失届けをもらわないと、と思い出し、ルフトハンザのカウンターを探しに行く。
これがないと、紛失期間中に購入した衣類や化粧品など保障してもらえないからね。

ところが、これが非常に分かりにくい。
後で考えると、最初の係員はここにまず行けといったのだろうけど・・・
あちこちで場所を聞き、ようやくたどり着いた・・・待ち時間1時間

手続きに必要なのはまず荷物を預けた時にもらう半券
普段はこれの重要性なんて考えないけど、これものすごく重要。
で、ベルリン、ドレスデンの宿泊先の住所電話番号、更に滞在中に届かなかった場合の自宅の住所
そしてスーツケースのタイプ。(色、大きさ、質など)
これで登録完了。
一応状況はネットで確認できる
ルフトハンザ手荷物紛失・破損

ここまでトータル4時間
更に電車に乗り遅れた・・・これも請求可能かな???

一応ここで必要なアメニティーグッズをくれる。(写真撮り忘れた!)
でもねぇ・・・
XLのTシャツと歯ブラシとか櫛とか・・・使えないなぁ

諦めて必要なものを買う。
靴下、下着などなど、50ユーロくらい。
以前家族が来たとき、ロストバゲージにあって必要なものを買ったときは、全額航空会社が負担してくれたけど(JALでした)
スーツケースがおNEWじゃなかったら、いっそリモワのスーツケースを買って請求してやろうか、とも思ったけど・・・
結果的に、この時点ではどこかで来るだろうということで、スーパーのエコ袋にすべてを詰め込んで移動していた。
他人が見たら、とても旅行者には見えなかっただろうなぁ・・・

15日結局ドレスデンのホテルには届かず、ベルリンに移動。
この日は大雪の為電車が遅れていた。
そしてベルリンで初めて電話で確認してもらう。
「スーツケースは見つかっています。早急に届けます」と
ほっとした。まぁあと2日あるし、とにかく届けばいいか、と。

2日後、17日、この日はイタリアへ戻る日。
前日の夜から吹雪いていた。嫌な予感・・・
ホテルにスーツケースは届かず。
どちらにしろこの天候、早めに空港入りして確認すればいいか・・・と

しかし、ここから悪夢が始まる。
空港へ行ってびっくり!!
「Firenze行きはすべてキャンセル。その列に並んで」
その列・・・ってこれ???

どれくらい続いていたのかなぁ???
この列に並んだのが3時過ぎ、カウンターにたどり着いたのは10時過ぎ!?
7時間・・・
ここで今日はベルリン泊、用意されたホテルへ
「バスで行けるから、タクシーで行くなら自腹ね」とルフトハンザのお姉さん。
お疲れのようで、ドイツ語分からないのにドイツ語でまくし立てられ、途中ではっと気づいたようで
「すみません、この状況で疲れていて・・・」分かります。私も疲れたよ
そして、またここでも事件がおきるわけですが・・・

で、とりあえず寝るところを確保した後ルフトハンザのカウンターへ
待っているあいだ、「コーヒーでも飲んでいて下さい」と
15分くらいで私の番に、7時間並んだ後だから、それほど長いと思わなかった。
「スーツケース届かなかったんですけど・・・」
カウンターのおばちゃん、PCの画面を見たあとどこかに電話
数分後・・・
「15日にドレスデンのホテルに届けたけど、既にチェツクアウトした後だったようですね。
今ベルリンに戻ってきているところのようです。ということでご自宅にお届けします。」
はぁ・・・
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
イタリア人だったら謝らないだろうなぁ・・・
絶対「私のせいじゃない」、って言うよなぁ・・・と思いながら空港から去った私。

そしてこの後情報はなく、既に10日以上が過ぎているが、サイトの情報では常に
RECEIVED AT AIRPORT / DELIVERY PROCESS INITIATED(配送中)
いくら悪天候でも・・・もう10日以上だよ。
更に昨日勇気を出して電話してみたのに・・・つながらん
日本のルフトハンザに問い合わせても同じだろうなぁ・・・
スーツケースは大抵持ち主に戻る・・・た・い・て・い!?

色々調べてみると、1ヶ月近くかかった人もいるというし、なんせ常に悪天候が続いている。
もしやFirenzeで止まっているのでは?と思ってそちらも調べてみたけど・・・
更にルフトハンザは、紛失中に買ったものに対して全額の負担はしてくれないとか。
うちに戻ってきて、すぐ日本のルフトハンザ宛に請求方法など問い合わせたが、未だに回答はなし。
同時期に同じ状況下にあった方の情報によると

「受託手荷物遅延に際する補償につきましては、多くの航空会社が国際運送約款に基づき同様の規定を設けております。具体的な補償内容といたしましては、お荷物がなかった間に代替品として購入されましたお品物(=実損)に対し、洗面用具に関しましては原価の100%、その他の代替必需品に関しましては、50%を、領収書原本金額に対し、補償限度額内にて、遅延日数を考慮のうえ補償させていただいております。 約款の示すとおり、お客様にはご損害額を可能な限り抑えていただいたうえでご請求をいただき、航空会社は直接的損害として領収書等により証明された実費を対象に、個々の手荷物事故の状況を考慮のうえ、各社規定に基づき補償額を算定しお支払いすることとなっております。手荷物延着事故の場合、手荷物のない間にご購入の必需品につきましては、手荷物到着後もお使いいただけるという観点より、弊社では50%のお支払いとさせていただいております。」

あ~あ、もう29日だもんなぁ、年内終結は無理かな・・・
あまりにも長くなってしまったので、ホテルの件は次回とします。
ルフトハンザを選んだことは間違いではなかった、とみんな言うけど・・・まだ最終結果は出ておりません。



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2 コメント

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私も行方不明のままです (はるちん)
2011-01-07 00:11:35
こんばんは。
スーツケースがいつまでも「配送中」ってさすがに心配になりますね。詳細なレポートは緊迫感が伝わってきました。

私もルフトで12/22から成田-フランクフルト-パリで飛びましたが、悪天候でフランクフルト乗り換えは奇跡的に乗れたという感じ。案の定荷物はついてきませんでした。未だに行方不明のままです。。。とほほ。

HPの荷物検索はいつまでたっても「調査中」のまま。壊れているじゃないかと思うくらいでした。でもイタリアの泉さんのようにきちんと見つかっている方も多数いらっしゃるようなので希望を捨てずに待ちます。

学生時代から大好きなルフトハンザですが、荷物紛失後の対応についてはちょっとがっかり。日本のコールセンターにかけても要領を得ないし、HPの問い合わせフォームを案内されたけど、良く見たら「荷物紛失の質問は受け付けておりません」と記載されていました。疲れがどっとでました。

お互いに早く自分の荷物と再会できるといいですね。




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頑張りましょう! (fontana)
2011-01-07 04:05:53
はるちんさん
コメントありがとうございます。
悪天候のせいとはいえ、お互い苦労しますね。周りでも、「1ヶ月くらいしたら届いた」という人もいれば「補償はどうなってるの?」と聞く人もいます、結局待つことしかないのでしょうが、毎日何か変化はないかと淡い期待を抱いてやきもきしています。
お互い希望を捨てずに頑張りましょう。一日も早くいい知らせが届くように祈っています!!
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