イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

食べるドレスデンードイツの旅

2010年12月30日 02時00分20秒 | 他の国
年の瀬もかなり押し迫っております。

スーツケース続報ですが
偶然ドイツで生活している大家の息子(もちろんイタリア人)、現在Firenzeに帰省中に頼んでドイツに電話してもらうが電話がつながらず
昨日もこの時間に電話した時は「ツーツー」といっていたので
もしやお昼休み???
あ~もう、イタリアもドイツも同じじゃ~!!
待つしかないのか・・・とほほ

さて、勉強以外特に用事もないのでひたすら溜まったネタを消化中・・・
勉強したくないだけじゃん???

中でもリクエストが特にに多かった(どんだけ?)ドイツで何を食べていたのか・・・
クリスマスでガッツリ食べたあと、なかなかそんな話に入る気分ではなかったのですが、ようやく重い腰を上げる気になりましたよ~!
題して(そんな大それたものではないですが)
ドレスデン食紀行って大げさな・・・

13日、ロストバゲージで時間ロス、一気にビールを飲む気も失せた。
気が動転していたのか、大して食欲もなく、電車に乗り遅れたことで更に落ち込んだ。
しかし、ここで何か食べないと復活できない。
更に、ドレスデンに行って、何か食べる気力があるか・・・とも考え、ベルリンの駅構内で食事。
初ドイツの食事はこちら

ビールじゃないのがちょっと残念だけど、ソーセージはうまい!
イタリアにはない、皮パリパリタイプ。
ポテトも山盛り、これで充分。値段は4.8ユーロ
現金なもので、お腹が満たされると気分もちょっと上向きに。
そうでなければ生きて行けません!
結局この日はホテルでウエルカムドリンクになんちゃってProseccoが出て、それを飲んで終了。

14日、朝食はホテルで

朝食付きで1泊43ユーロは安いでしょう?
ガッツリ食べてしまった・・・

この日は朝からGemaldegalarie Alte Meister(アルテ・マイスター絵画館)へ
Raffaelloのシスティーナのマドンナはよかったなぁ~!
で、4時間くらいここで時間を費やしたので、さすがにお腹が空いた。
でもこの日は絶対これを食べようと決めていた。
 
ドレスデンの名物のチーズケーキ,original Dresdner Eierschecke
これがおいしい~!!久々に食べたよこういうケーキ。
イタリアってこういうケーキないもんねぇ。
イタリアの素朴なお菓子も好きだけど、こういう洗練されたお菓子もいいなぁ~
ってあんたはどんなもんでも好きなんでしょう?
イタリアのエスプレッソではなく、所謂カフェの文化。
なんでイタリアだけがこうならなかったのか、ちょっと不思議。

ところで写真を見ながら1つ思い出した。
ここで疑問が・・・
この左の写真、カップの中に四角い黒いケースが入っています。これ、どうやって使うの?
何の為?
茶葉が落ちないように?ではないんですよ、穴開いてないので・・・
お砂糖も紅茶専用のお砂糖でした!
Cafe Schinkelwache(シンケルヴァッフェ)
Am Theaterplatz 2
0351 4903909
10:00~24:00
絵画館のすぐそばです。
他のケーキもおいしそう~!2個いけるけど・・・やめとこ。く~

店内の様子・・・はこんな感じ

一人客も結構多い。
そうそうもう一つ不思議だったのが、ドイツは席の案内を待たなくてもいい。
イタリアは必ず席、あんなにしてくれるので、しばらく待ってしまったら
「好きな席にどうぞ」と
でもこのお店、ほぼ満員で選べるほど席はなかった。

くるみ割り人形が窓辺に
 
こう見えてもかなり大きいのよ。
友達が言っていたけど、実際胡桃が割れるくるみ割り人形ってかなりの大きさになってしまうと。
これはきっと割れるね。
コーヒーよりワインの方が安い!?

ドレスデンでちゃんと座って食事(?)をしたのはここだけでした。
ケーキと紅茶(ポットで)8ユーロ弱だから決して高くはない。
なんと言っても雰囲気がいいし。

おなかも満たされ吹雪のなか徘徊開始。
4時から30分間行われるKatholische Hofkirche(カトリック旧宮廷教会)で行われる、パイプオルガンの演奏を聞き、
6時に閉まるというAlbertium(アルベルティーヌム)美術館へ急いで行った。
現代アート中心の修復したてもこちらも美術館も結構面白かったけど、なにせ駆け足になってしまったのが残念。
6時、外に出ると吹雪いていたよ。
寒いし、おなかも空いたのでもちろん
まずこれ

Kartoffelsuppe(カルトッフェズッペ)
ジャガイモのポタージュスープ
そしてこれが初Glühwein(グリューワイン)
 
ちなみにこちらのカップ、カップを戻すと2ユーロ返してくれる。
でも気に入ったので持ち去った・・・あとで気づいたけど、マーケットの場所によってカップの柄が違う。
これはフラウエン教会地区。間違えてなけば、アン・デア・フラウェンキルヒェ・マーケット(自分の書いた字が汚くて・・・)
あっ、カップを見ればいいのか
Weihnachtsmarkt an der Frauenkircheって書いてあった。
マグカップにはちゃんと2010年版と書いてありました。

スープは3.5ユーロ、ワインが2ユーロ(カップ代2ユーロ)
パンも付いていました。
私、これが結構意外だったんだけど、パンが見た目より柔らかい。
イタリアのパンとは違ってこれもおいしい。
って・・・何食べても「おいしい!」って言ってる?

分かるかなぁ?氷柱ができてます。
こう寒いから暖かいワインがいいんだよねぇ~
Firenzeに毎年やってくるクリスマスマーケットでも出ている。
これを飲んだ時はいまいちだったけど・・・やはり地元のものは違うのか、この寒さのせいか?
体の中から温まるぷは~
最初はにおいがちょっと・・・だったけど、この甘さがなんとも言えない。
所詮、のんべえなんですわ、わたし

みんなこんな風に飲んで陽気に騒いでいました・・・





あっ、この左の煙突がついている屋台で売っていたジャガイモみたいなやつ。
気になったのよねぇ・・・でも食べられなかった。
胃がもう一つ欲しい!!
ってこれでも食べすぎだって???

彼は寒そう・・・

体も温まったので徘徊再開。
常に食べることに関してアンテナを張っている自分がちょっとおかしい。
次に向かったのは、ドレスデンのクリスマスのお菓子Stollen(シュトレン)
シュトレン(独: Stollen)は、ドイツの菓子パン。
生地にはドライフルーツやナッツが練りこまれており、表面には砂糖がまぶされている。
ドイツでは、クリスマスを待つアドベントの間、少しずつスライスして食べる習慣がある。
発祥はザクセン州のドレスデンで、その歴史は14世紀にさかのぼる。
ドレスデンでは、12月の第1土曜日に巨大なシュトレンがパレードする祭りが行われる。(Wikipediaより)

PanetoneやPandoroのドイツ版みたいなもの?
どこのも同じかなぁ???
でもせっかくだから地元のものを、でもどこのがいいのかなぁ???
と思っていると、どうやら違うみたい。よく見かけた袋のお店を発見。
よし、ここで買おう!

Emil Reimann

これ500グラム。5ユーロちょっとだったと・・・
創始者(?)の顔つき
こちら正式なシュトレンである金のシールつき・・・ちょっと分かりにくい?

よく見るとシリアルナンバーがついています。
ここ有名店だったのね。
つくづく自分の食探知機が優れているのなぁ~と自画自賛したりして・・・

しかし残念なことにこれは私の口には入らなかった。
なぜならクリスマスにお土産として持っていったら、他のDolceが多すぎで食べられなかったのです。
その代わり駅で買った切り売りタイプ。

好みはあるけど、私は嫌いじゃないなぁ。

さて、ホテルに帰るべく次のマーケットへ
ここでも飲みます
今回はPunsch(プンシュ)
 
Punschというのはドイツの冬の風物詩です(発音はプンシュ)。
ラム酒などにレモン・砂糖・香料を混ぜて冷え切った身体を温めるためにドイツ人が冬によく飲むもので、屋台などでもよく売られている。
と説明があった。
ん?確かになんか入ってる・・・皮かな、レモンかオレンジ?
 

 
今回はカップは返却。2ユーロ戻って来た。
そばでは

ソーセージを焼いていた。
14日はこれで終わり。

15日、朝食

再びがっつり!
この日はドレスデン城の緑の丸天井を予約していた。
ここでもしっかり2時間位費やしてしまい、後はお昼食べて電車に乗らないといけなくなったので、
お昼は念願のこちら

パンにはさまれたソーセージ

もちろんワインも飲みます。

ここはカップの保証金が高かった。3ユーロ。有名なStriezelmarktのだからかな???
でも気に入ったので、これはお持ち帰り・・・ただこのカップがこの後私を苦しめることに。
重かったのよ・・・

ケチャップ、マスタードがぶら下がっている。
豚も回っていました。
ここで結構時間がギリギリにでも最後にこちら・・・

このお店、元祖バームクーヘンのお店なんですと。
Café Kreuzkamm(カフェ クロイッカム)
前日偶然発見。どれだけ食アンテナが・・・
既に物色済み。
 
アルトマルクト広場に面して、クロイツカムはドレスデンで最初のお菓子専門店。創業は1825年。
店内でも食べられます。素敵なマダムたちが優雅にお茶をしていました。
私はバームクーヘンだけを購入して出てきた。
う~ん、時間が有れば私もお茶したかった!!
店に入って即店員さんに「バームクーヘン?」と間髪いれず聞かれたのは、
よほど日本人がそれだけを目当てに来ているってことですね。

これで8ユーロ弱、高いか安いかは食べてみないと分からない・・・
29日現在まだ食べてはいません。
何せ食べるものがありすぎて・・・

長くなりましたが、こうしてドレスデン食紀行は終了です。
次はベルリン編でお会いしましょう。
私、とにかく食べてばっかりね・・・この記事を書き上げたまさにこの瞬間も、お腹空いたのでキッチンに向かおうとしております。

P.S
この後ジャガイモがなんだったのか知りたくて調査。
「Peru Spazialitätenという、ジャガイモの生地に、牛ミンチやハム、チーズ、コーン、エビなど中に詰めて揚げたものを売っているお店」
が有ったと書いている記事を発見。
写真がないので分かりませんが多分これでしょう。
同じジャガイモでもライベクーヘンのようなパンケーキ状ではなかったです。(こちらも気になりますが・・・)
今後の参考(もしかしたらまた行くかもしれないので)忘れないように書いておきます。


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2 コメント

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お答え (Shoko)
2010-12-30 05:50:31
まずは黒い入れ物の疑問に対するお答え。ドイツ人は紅茶の葉っぱを3分位してからポットから出します。それを入れるためのものでもあり、お砂糖やレモン汁が入った袋を捨てるところ。

そして付け足しで、Dresdner Scheckeのシェッケとはもともと昔の男性の上着のようです。真ん中にベルトをしているため、3部に分かれているように見え、その名にちなんで名づけられたケーキも3つの層から出来てるとの事。

しかし、Fontanaさんの食べ物センサーはすごい。脱帽。
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上着!? (fontana)
2010-12-30 07:33:38
Shokoさん
ケーキの層が上着とはびっくり!面白いですね。bocca di damaみたい。
イタリアでチーズケーキってここら辺中部では全く見ないですからねぇ・・・もっと重いかと思ったけど、おいしかったです。次に行く機会が有ったら、チーズケーキ食べ比べがしたいと密かに思っています。って、飛行機で痛い目に合わない季節に行きたいです!(笑)
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