イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

最近の郵便事情

2015年06月10日 15時56分50秒 | イタリア・生活

あっという間に6月も10日も過ぎてしまい、また時間が空いてしまいましたが、ようやく色々なものがすっきりしてきたようです。
いや~なんといっても今回は本当にパソコンに振り回されましたよ。

パソコンについて全く知識がないわけではなかった・・・と思いたいんですけどねぇ。
今回無知であることは無駄が(時間もお金も)嵩むことである、ということがよ~く分かりました。

書いたかもしれませんが、この前日本に帰った時にパソコンを買い替えたんです。
その時某有名家電店の店員さんに勧められるまま、安いパソコンを買ってしまったのが過ちの始まり・・・
この子のせいで、私は膨大な時間とデータ、お金を費やしてしまった。(ちょっと大げさ)
でもその代り学んだことも多かったですけどね。 

もし店員さんが高いものを勧めるならもう少し頭を使ったかもしれない。
10数万の予定で見にい合ったのに、半額くらいで買えるというし、私の用途、普段のパソコンの使用量なら問題ないと言われたしデザインも気に入ったので思わず買ってしまったが・・・
いざ使い始めてみたら全然足りない。
毎日Cドライブの容量に振り回され、何か作業をするたびにごみ箱を消去、消去できるものはすべてしても翌日には赤く(容量不足で)なっていて、もうストレス溜まりまくり。
そして作業は滞りがちに。
Cドライブの残量を示す棒が、まるで私の怒りのバロメーターみたい・・・

ということでパソコンをこっちで買ってしまおうと思ったんです。
そうしないと卒論も進まない。
でも・・・

色々考えた上(先々日本に持って帰るときの事を考えたり)やはりこれをだましだまし使うことに決めた矢先、いいものが見つかったんです。
とにかくイタリアって、電化製品が高い。
更にパソコンは日本ほど需要がないのかな?種類も少ないし、高い!
だから我慢しようかと思ったんですよ。
でも結果としては新しいパソコンを買いました。
安物買の銭失いにならないようにものすご~く考えて購入。
しかし、色々トラブルが続き、ようやく何事もなく使えるようになるまで、ほぼ一週間もかかっちゃいましたよ。 

これでようやく心置きなく卒論に向かえるようになった矢先また事件が。
これは戦争勃発だぁ~昨日は一瞬思っちゃいましたよ。

さて、なぜ、そして誰と戦争かと言いますと、悪名高きイタリアの郵便と。
日本に帰った時に何点か卒論に関係の有りそうな本はスキャンしてもって来たのですが、新しいパソコンのせいでそのデータを全て失ってしまったのですが、スキャンした情報はあまり必要なかったんです。
それより気にはなっていたけど、これはいいだろうと無視していた本が、実は一番使えそう、ということで早速日本の古本やを調査したら1800円だったので、それを購入。
その古本屋さんから直に海外へ送ってもらうこともできたのですが、今回はとりあえず実家経由で。

しかし・・・
実は私もう何年も日本からイタリアへ荷物を送ってもらったことがないです。
というのもかなりひどい目にあっているから・・・
日本からだけでなく国内で何か頼んでも、必ず何かトラブルが起きるのよねぇ・・・

幸いこの数年は日本から誰かしらが遊びに来てくれて、その人たちに色々頼んでいたので、郵便の必要性がなかったが、今回はしばらく誰も来ないし・・・
卒論の期限もあるので、それほど待てな!
ということで久々の苦渋の選択となったわけ。

母にはどうせ早くなんてつかないからSAL便の書留で良いと言ったにもかかわらず、なぜか郵便局で勧められ「500円くらいしか替わらないからEMSにした」って
う~ん、今はまだバカンスにも早いし大丈夫かなぁ・・・と思っていたのが先週でした。
そして昨日普通ならそろそろ到着する6日目、ということで実家から追跡ナンバーを送ってもらい日本の郵便局のEMS追跡サイトでチェツク・・・

げ~~~~~~
恐れていたことが起こってる~~~~ 

「今日(つまり昨日)のお昼に配達、さらに受け取ったことになってる。でも不在票もないじゃん」
とここで戦争勃発の警告が・・・
イタリア人がうその報告を日本にしたのかもしれない、 ということで再度イタリアの郵便局の追跡サイトで状況を確認しようとするも番号を受け入れてくれない。
お~~~~~こっちの番号じゃなきゃ調べられないのか・・・

噂では2度配達していないと日本に戻されてしまうというので、仕方がないので今日は朝から一歩も外へは出ず、ひたすら来るか来ないかわからない荷物、それも本1冊を待つことに。
パソコンに向かっていても、なんとなく気になって何度も色々なキーワードで検索するも全く答えが見つからない。 
そして階下に郵便局のバイクが止まったけど・・・

そして11時半を過ぎ、昨日配送されたという時間に近づいた。
するとなんとイタリアの郵便局の追跡サイトが日本の追跡番号を受け付けてくれた。

しかし、これにも既に配送済みと・・・
ということで仕方がない、早めにご飯を食べて、いざ郵便局へ乗り込むか・・・と準備を始めたのですが、ふともしかしたら午前中階下に仕事に来ていた大家さんが受け取ってくれてるかも(私の部屋、インターホンの音が聞き取りにくい) 
と思って部屋のドアを開けた瞬間!!

あった~~~~~~ 
来てるじゃないですか。
ということはなんだ?
大家さんは昨日は事務所に来てなかったみたいだから、今日受け取ってくれたはず。
ということはなんですか?イタリアの郵便局員は今日持ってきたのに(不在票なかったし)昨日の日付を入れたの?
これ単なる間違い?それとも意図的???
全く人騒がせな・・・とにかく良かった無事たどり着いて。

ということで今回日本からイタリア(フィレンツェ)まで800グラムの本、EMSで2,600円で1週間でした。
母から「わざわざEMSで送るくらいの価値のある本だった?」と確認されましたが、思いのほか使えそう。

しかし、イタリアの送り状を見ながら、うちの住所が”穴”になっていたには驚いた。 
いつになったら心配なく郵便を送れる国になることやら・・・
イタリア人の話によると、最近は私営の運送会社が増えているので、国内でもそちらを利用した方が良いとのこと。
Posta italiaが格別に安いわけでもないですからね。

ということで多くの人を不安に貶めるイタリアの激悪郵便事情最前線でした。 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿