Arte Prezzo e Valore(芸術 値段と価値）

やはり雨は降らなかった
でも寒い・・・とにかく寒い。でも洗濯しちゃったもんねぇ・・・この時期Riscaldamentoというこちら特有の暖房器具をつけるのでそんなに問題は無いのだが、一体いつ乾くことやら。この天気（と言っても晴れではないのですが）も明日までしか持たず、週末はまた天気が崩れるらしい

ところで普段は一番きつい水曜日ですが、今日は午前中の授業がなかった。休講の授業の代わりとして、先生の引率でPalazzo Strozziで開催中の現代アートのMostraを見に行った。（ふたを開けたら先生ではなく、美術館の人の引率だったのだが・・・）

以前は「現代アートを勉強するくらいなら日本に帰る」とまで思っていたくらい興味のない分野だったのだが、やはり卒業するためには単位が必要なので根気は腰をすえて授業を受け始めた。（多分前にも話したとは思うのだが・・・）
現代アート・・・何がアートで、何がアートではないのか？これが大きな問題。
Arte Prezzo e Valore（芸術　値段と価値）と題されたこの展覧会のテーマはまさにこれ。21人のアーティストが作り出す作品から繰り出される答えのない問いかけを見ている人たちがそれぞれ自由に考える、という参加型の展覧会（私の解釈です）日本人アーティストは先週もドキュメンタリーを見た村上隆。まさに例の代表作（？）ルイ・ヴィトンのバックが展示されていた。

彼の作品には全然興味がないがこの本は現代アートの問題点を赤裸々に表現していて結構面白かった。

更に最初の方では奈良美智の作品の価値を問うようなビデオも流れていた。

奈良美智と言えばこれ↑青森犬
夏に東北4大夏祭りを両親と見に行ったついでに、以前から気になっていた「青森県立美術館」に寄った。http://www.aomori-museum.jp/
ここの美術館、ちょっと不思議だった。色々問題は有るとは思うがこれからがんばって欲しい比較的レベルの高い美術館の１つだと思う。（生意気言ってごめんなさい・・・）


チケットは5ユーロ（学割で4ユーロでしたが）1枚で5回入場できるという面白いチケット。毎木曜日にレクチャーがある。面白そうなので行こうかと思ったが、木曜は授業が7時までなのよねぇ・・・まぁここはイタリア所詮定時には始まらないけどね。詳しくはwww.strozzina.org
(イタリア語・英語）

最近の私の一番の疑問は「アーティストの名前がその作品の価値を決めるのか、それとも作品がアーティストの価値を決めるのか？」皆さんはどう思います？