今日いつものワインの量り売りのお店に行ったら、とうとうNuovo(新酒)は終わってしまっていた
基本的にNuovoは1ヶ月から1ヶ月半しかもたないんだそうです。お店のおばちゃん(顔見知りのお姉さんは午前中の勤務なんだなぁ)に「後は買い置きしておくしかないけど、しっかり保存しておかないとね」と言われ、「また来年」と言われてしまった。(来年もご相伴にあずかれるかしら???)
なんとなくNuovoが終わると一年終わるなぁと感じます
ところであっという間に一週間が経ちましたが(何からだよ?)、イタリアは連日悪天候続き今日も日中はだったのに、夕方から雨が・・・今も雨の音が聞こえています
ってそうそうあの恐怖!?の大雪から1週間が経ちました。何でParmaに行ったのか?サラミを買うため・・・ではなくて(まぁこれが30%くらいかなぁ)CorreggioのMostraを見るためです。
いや~話はまず脱線しますが。というか中々本題にたどりつかないのですが、先日日本で、このあたりの"(美)食の街道"に関する番組が放映されたとかその中で「クラテッロという生ハムが紹介されていたが、ご存知ですか?」という質問が、黒柳徹子が生ハムの塊をもらっていた、という詳細なレポートと共に私のところへやってきました。そして「そうだParmaに行こう!」ではなくて、Parmaに行くから、ついでに探してみよう、思っていたんですよ。実際、ここToscanaでは見たこと無いです。友人お勧めのサラミ屋さんで、棚の奥のほうを見ていると、いや~それにしても北のお店は、ハイソな感じ("ハイソ"って具体的にどんな感じなんでしょう???)なんとありましたでもびっくり!なんと1キロ105ユーロと言っても、あまりピンとこないでしょうが、私、が買った生ハムは大体1キロ30ユーロとか・・・それでも普段買うものよりはちょっと高いと思う。ちなみに、この生ハムを買った店では200gの料金で、300g買えるという、世にも素敵なサービス中で、しっかり300g抱えて帰って来ました。あっ、ちなみにこのお店は、日本のデパートにも入っているらしいです。料金はどうなんでしょうか???円高だから日本の方が安かったりしてこれでクラテッロが、どれだけ高価か分かっていただけたでしょうか?もちろん、そんなものに手を出せる余裕は貧乏学生の私には有りません。しかし・・・いいこと聞いちゃった!友人の話では、年に一度生ハム食べ放題の超素敵な見本市が有るそうですその時期に是非再訪する、と宣言してきました。いつか絶対食べてやるから、待っててね
いやはや、ちょっと興奮してしまいましたが、話を芸術の方に戻して、Mostraですよね。
2009年1月25日まで開催中http://www.mostracorreggioparma.it
Galleria Nazionale,Camera di San Paolo,Cattedrale,Chiesa di San Giovanniの計4ヶ所がMostraの会場となっているのですが、目玉はもちろんCattedraleとChiesa di San Giovanni。
Parmaを訪れたことのある人はお分かりでしょうが、この2つの教会のCupola(丸天井)に描かれた天井画がCorreggioの最高傑作(と言っても過言ではない。)しかし、私も以前ここを訪れた時に思ったけど、よく見えない・・・暗いし、遠い。それが今回、Mostraのために足場を組んで間近で、その絵を見られると聞いた日にゃ・・・すみません、ちょっと興奮
でも実際、修復の為に元々足場を組んで有ったのかと思いきや、「Mostraのため」と聞いた時はちょっと驚いた。
これが上から見たところ。教会の中、それも祭壇の上とは思えないでしょう?
一応カーテンで足場は隠れています。
こう言っては何ですが、安全かなぁ???とちょっと不安に。なぜなら上にいたらかなり揺れていました
Cattedraleは28メートル、San Giovanniは18メートルまで階段で上ります
↑これ天窓、外は銀世界だよ
こんな感じ↓
いや~多分画家本人だって、まさか後世これだけの観光客が、自分の絵をこんな間近で見るなんて、想像もしなかったでしょうねぇ
上には専門のガイドがいて、説明をしてくれます。説明を聞いているとCorreggioのいたずら心が垣間見れて非常に面白い。
一般の信者が見えるところにはキリスト教の教えを厳かに説き、その他のところには天使のきわどいヌードを描いたり・・・Correggio自体それほど有名ではないが(日本人には特に)彼がいたからこそ、Mantegnaなどの天井画が生まれたわけだし、後世バロックの時代のイリュージョンの画家と呼ばれる人たちに与えた影響は、計り知れないものなのである。この国の過去の文化遺産の豊かさと影響力は計り知れないです。残念ながら過去の栄光でとなり、現在は経済的に貧窮していますけど・・・
ほぼ同じ高さで見られるなんて~
Galleria Nazionaleは
平日なのにすごい混雑だった。だからこれだけ宣伝できるのか、宣伝しているからこれだけ人が入るのか・・・卵が先か、鶏が先かそんなとこばかり考えている私って、ちょっとおかしいですね
残念だったのは、後から気づいたことだが、オーディオガイドが入場料に含まれていたこと・・・まぁ時間的にそれを聞いていたら、その日のうちには帰れなかったでしょうけど
ここでは何度となくMostraの意義みたいなことを書いてきたが、今回のMostraはすばらしいと思う。それは自分たちが持っているものを、いかに見せるかとという企画力。このMostraが終了すると、足場は完全に撤去されてしまう。もうきっと、生きているうちに、あの高さで見られることはないんだなぁ・・・と思うとよけいすばらしいと思ってしまう。是非機会が有ったら、見てみてくださいねぇ。但し、天気が悪い時は大変これからは土日ももう避けるべきだと思います。
そして、Parmaを訪れる際は、生ハム、サラミをお忘れなく
基本的にNuovoは1ヶ月から1ヶ月半しかもたないんだそうです。お店のおばちゃん(顔見知りのお姉さんは午前中の勤務なんだなぁ)に「後は買い置きしておくしかないけど、しっかり保存しておかないとね」と言われ、「また来年」と言われてしまった。(来年もご相伴にあずかれるかしら???)
なんとなくNuovoが終わると一年終わるなぁと感じます
ところであっという間に一週間が経ちましたが(何からだよ?)、イタリアは連日悪天候続き今日も日中はだったのに、夕方から雨が・・・今も雨の音が聞こえています
ってそうそうあの恐怖!?の大雪から1週間が経ちました。何でParmaに行ったのか?サラミを買うため・・・ではなくて(まぁこれが30%くらいかなぁ)CorreggioのMostraを見るためです。
いや~話はまず脱線しますが。というか中々本題にたどりつかないのですが、先日日本で、このあたりの"(美)食の街道"に関する番組が放映されたとかその中で「クラテッロという生ハムが紹介されていたが、ご存知ですか?」という質問が、黒柳徹子が生ハムの塊をもらっていた、という詳細なレポートと共に私のところへやってきました。そして「そうだParmaに行こう!」ではなくて、Parmaに行くから、ついでに探してみよう、思っていたんですよ。実際、ここToscanaでは見たこと無いです。友人お勧めのサラミ屋さんで、棚の奥のほうを見ていると、いや~それにしても北のお店は、ハイソな感じ("ハイソ"って具体的にどんな感じなんでしょう???)なんとありましたでもびっくり!なんと1キロ105ユーロと言っても、あまりピンとこないでしょうが、私、が買った生ハムは大体1キロ30ユーロとか・・・それでも普段買うものよりはちょっと高いと思う。ちなみに、この生ハムを買った店では200gの料金で、300g買えるという、世にも素敵なサービス中で、しっかり300g抱えて帰って来ました。あっ、ちなみにこのお店は、日本のデパートにも入っているらしいです。料金はどうなんでしょうか???円高だから日本の方が安かったりしてこれでクラテッロが、どれだけ高価か分かっていただけたでしょうか?もちろん、そんなものに手を出せる余裕は貧乏学生の私には有りません。しかし・・・いいこと聞いちゃった!友人の話では、年に一度生ハム食べ放題の超素敵な見本市が有るそうですその時期に是非再訪する、と宣言してきました。いつか絶対食べてやるから、待っててね
いやはや、ちょっと興奮してしまいましたが、話を芸術の方に戻して、Mostraですよね。
2009年1月25日まで開催中http://www.mostracorreggioparma.it
Galleria Nazionale,Camera di San Paolo,Cattedrale,Chiesa di San Giovanniの計4ヶ所がMostraの会場となっているのですが、目玉はもちろんCattedraleとChiesa di San Giovanni。
Parmaを訪れたことのある人はお分かりでしょうが、この2つの教会のCupola(丸天井)に描かれた天井画がCorreggioの最高傑作(と言っても過言ではない。)しかし、私も以前ここを訪れた時に思ったけど、よく見えない・・・暗いし、遠い。それが今回、Mostraのために足場を組んで間近で、その絵を見られると聞いた日にゃ・・・すみません、ちょっと興奮
でも実際、修復の為に元々足場を組んで有ったのかと思いきや、「Mostraのため」と聞いた時はちょっと驚いた。
これが上から見たところ。教会の中、それも祭壇の上とは思えないでしょう?
一応カーテンで足場は隠れています。
こう言っては何ですが、安全かなぁ???とちょっと不安に。なぜなら上にいたらかなり揺れていました
Cattedraleは28メートル、San Giovanniは18メートルまで階段で上ります
↑これ天窓、外は銀世界だよ
こんな感じ↓
いや~多分画家本人だって、まさか後世これだけの観光客が、自分の絵をこんな間近で見るなんて、想像もしなかったでしょうねぇ
上には専門のガイドがいて、説明をしてくれます。説明を聞いているとCorreggioのいたずら心が垣間見れて非常に面白い。
一般の信者が見えるところにはキリスト教の教えを厳かに説き、その他のところには天使のきわどいヌードを描いたり・・・Correggio自体それほど有名ではないが(日本人には特に)彼がいたからこそ、Mantegnaなどの天井画が生まれたわけだし、後世バロックの時代のイリュージョンの画家と呼ばれる人たちに与えた影響は、計り知れないものなのである。この国の過去の文化遺産の豊かさと影響力は計り知れないです。残念ながら過去の栄光でとなり、現在は経済的に貧窮していますけど・・・
ほぼ同じ高さで見られるなんて~
Galleria Nazionaleは
平日なのにすごい混雑だった。だからこれだけ宣伝できるのか、宣伝しているからこれだけ人が入るのか・・・卵が先か、鶏が先かそんなとこばかり考えている私って、ちょっとおかしいですね
残念だったのは、後から気づいたことだが、オーディオガイドが入場料に含まれていたこと・・・まぁ時間的にそれを聞いていたら、その日のうちには帰れなかったでしょうけど
ここでは何度となくMostraの意義みたいなことを書いてきたが、今回のMostraはすばらしいと思う。それは自分たちが持っているものを、いかに見せるかとという企画力。このMostraが終了すると、足場は完全に撤去されてしまう。もうきっと、生きているうちに、あの高さで見られることはないんだなぁ・・・と思うとよけいすばらしいと思ってしまう。是非機会が有ったら、見てみてくださいねぇ。但し、天気が悪い時は大変これからは土日ももう避けるべきだと思います。
そして、Parmaを訪れる際は、生ハム、サラミをお忘れなく
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