イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

La musica sacra(宗教音楽)

2013年04月13日 21時16分47秒 | イタリア・音楽

あ~忙しかった。
今週は火・水と出かけたりしていたのでなんか本当にバタバタでした。
本来ならそちらの報告を先にするべきですが、そちらは時間が掛かるし、今現在の疲労度ではちょっと・・・
ということで昨日の不思議(?)な体験からお話させていただきます。

不思議体験、と言ったところで、幽霊を見たわけでもなんでもありません、
あ~こういう世界も有るんだぁ~という感じ。
昨日は友人にピザを食べに行こうと誘われていたのに、その予定がキャンセルになり、それならということで21時15分からDuomo(大聖堂)で行われるコンサートに行ったわけです。
夕食食べてから出かけるときって、さすがの私も腰が重いんですよねぇ。
でも何かの縁で暇になったんだから(どこからともなく生まれてくるポジティブ思考)ということで家を出た。
ホント、ど中心地に住んでいるからできること。

なぜか昨夜は照明が青かった。

まぁ相変わらず入り口ですったもんだはあったものの、何とか無事に潜入。
パンフレットを見てもmusica sacra(宗教音楽)だってことはわかったけど、はて?どんな感じ?
いやいや、不思議でしたよ~
サックス、と言ってもあれはソプラノではないし、う~んなんだろう???音域は高く、でも形がテナーみたいに曲がっていた。
サックス1本+歌(テノール2人、バリトン1人ともう一人)という不思議なメンバー
更に不思議だったのはこのもう1人のcontrotenoreという歌手。
歌声を聴いて全てはっきりした。あっ、米良 美一だ!
カウンターテナーのことでした。
すごいの、全然普通のおじさんのどこからあんな声が出るんだろう???
更に教会の音響ってすごいねぇ。
私には詳しいことは分からないけど、この響き。今まで聴いたことのない、未知の体験でした。

舞台はこちら・・・だったんですが、歌手や奏者が移動するので、いつもよりも物々しい警備。
それもそのはず、この人たち有名な人だったのね。
Hilliard ensemble(ヒリヤード アンサンブル)wikipediaの日本語版にも紹介がありました。

それを無料で聴けるなんて、さすがFirenzeでございます。
アンコールの演奏がちょっとあるので、良かったら聴いてみてくださいね。



終始こんな感じだったし、とにかく教会内が寒くて、途中で席を立つ人も結構いたけど、なかなか機会がないことなので、最後まで聞いていたら終わったのは11時近かった。
次回は4月30日8時半からオルガンコンサート。
日本人の平中弓弦さんというオルガン奏者も演奏されるそうです。
予約したほうが好ましいと書いてあるけど、今回も周りの人が「電話は一向に繋がらない」とぼやいていました。
まぁ、大抵予約しなくても問題はないですね。
詳しくはwww.operaduomo.firenze.it
私は多分出没いたします。

但し、4月30日はNotte Bianca,例(?)の「徹夜で遊ぼうデー」です。
まだ詳しくはリサーチしていませんが、美術館も夜無料になるはず・・・

最後にDuomoの入り口には”我に触れるな”が厳かに飾られていました。

心があらわれた一晩でした・・・一晩だけですけどね。

あ~疲れた、疲れた。
昨日このコンサートに行っていて見られなかったローマ特集のテレビ番組を見たら今日は・・・



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2 コメント

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ワクワクしてます (nobu)
2013-04-14 10:12:37
いつも、素敵な記事をアップしてくださりありがとうございます。贅沢な日々を過ごされていますね。観光で訪れたところは本当はこういった場所だったのかと認識新たに、ワクワクしながら読んでいます。
ただ、私は文化に対する理解が足りず、今回の点火とパスクワの爆竹の違いを知るために、両方の動画を何度も見比べてしまいました(笑)。
前回Firenzeへ行った時は、奇跡のような偶然でオペラを鑑賞できましたが、次回はきちんと下調べをしてから臨みたいと思う今日この頃。このブログで勉強します!
東京は、寒暖差の大きい日が続いていますが確実に春です。
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ありがとうございます (fontana)
2013-04-15 00:45:25
nobuさん
こんにちは。こういうコメントをもらうと、自己満足ではなく、喜んでくれる人がいるということで益々励みになります!
こちらはようやく暖かく・・・というかいきなり暑くなりました。
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