明日は3月8日Festa della donna,女性の日。
男性はミモザの花を女性に贈ります。
ミモザ・・・なんか見ただけで目が痒くなる・・・
なんてロマンのかけらも無い私には誰も贈ってくれないから、いいもんねぇ。
ところで何でミモザなの?
春を告げる花、だとしたらチューリップあたりがいいんじゃない?
ちょっと調べてみた。(何でもとりあえず調べてみないと気がすまない)
1946年、イタリアでは、戦後初めての女性の日のお祝いがされたそうですが、その時、UDI(イタリア女性協会)によって、ミモザの花が女性の日のシンボルに選ばれたそうです。繊細で香りがよく、ちょうど3月に咲き、そしてなにより低価格であることが、ミモザがえらばれた理由だそうです。
更にこの花は冬の最後に力強く咲き春を運ぶ花として明るい生命力あふれるイメージがある、という説もある。
はたまた花屋の陰謀・・・という話も。
だってこの時期は本当にミモザで大稼ぎ。
人の庭から取ってきて(許可を取っているか否かは知りませんが)売っている人が結構いるとか。
花泥棒は罪にはならない、とは言いますが・・・
先日もニュースで言ってたけど、花屋の店頭では、普段見向きもされない(言いすぎかな?)ミモザの値段が高騰します。
もはやクリスマスと同様、気持ちより、市場に踊らされている感の強いイベントの一つ、という印象は否めない。
あれ?でもこれってイタリアだけですか?よその国ではどうなんでしょうか???
そういえば、ふと思い出したけど、以前サン・ジョルディの日(4月23日)には本を贈りましょう、というキャンぺーンやっていたよね?
こちらは1986年に出版業界と生花業界を巻き込んで展開されたようですが・・・
バレンタインのようには定着しませんでしたね。
すごくいい発想だと思うのだが、なんとも高尚過ぎたのかな?
そのSan Giorgio(イタリア語ではサン・ジョルジョだけど、何でそれがゲオルギウスになるんだろうか???)
ドラゴン退治で有名。
こちらはOrsanmichele(オルサンミケーレ)の外壁にあるDonatello作
Schiacciataと呼ばれる薄肉彫りが特徴。
schiacciata(スキアッチャータ)というと、Firenzeでは2種類の食べ物があります。
う~ん今日は話があっちこっち飛んでいますが・・・
1つは薄いピザ、そしてもう1つはカステラみたいなスポンジケーキみたいな甘いお菓子。
お菓子屋さんの店頭で砂糖でFirezeのマーク、ユリの花を描いてあるものをよく見かけます。
って、なんの話をしていたか、といいますと・・・サン・ジョルジョね。
詳しいことはこちらからどうぞ。
これを読んで一つ思ったのは、征服した国の言語を奪うというのは、その国のアイデンティティーを奪うに等しいという話。もし第2次世界大戦で日本がアメリカ軍に征服され、日本語を話すことを禁止されていたら・・・
私たちは日本人ではなくなっていた。
過去にこうしてどれだけの民族や言語が消えてなくなってしまったことか。
ホントにそうならなくてよかった。
さて、軌道修正、軌道修正。
本題の女性の日。
唯一(?)のメリットはイタリア国内の
国立の博物館、美術館などの文化施設に女性は無料で入場できること!
詳しくはこちらから
毎年って書いてあります。確かにここ数年はこの企画やっているけど、来年のことなんか約束できるのか?
(ちょっと意地悪?鼻づまりと咳でちょっとやられているので・・・)
私は・・・Firenze市内はいつでも無料で入れるのであまりうれしくないなぁ。
あ~どこかに行ってしまいたい。
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女性の日に博物館が無料なんですね。
女性の日があるってことは男性の日もあるんですか?
男性の日は???ないと思います。女性の日は虐げられている女性を守ることが本来目的だったと思われるので…
イタリアには宗教行事だけでもはかり知れない行事がありますよ。(^^)博物館無料に関しては一年に何度もあります。残念ながらこういう施設を訪問する人が減っているのが理由の一つで、無料の日を増やして人々の感心を深めてもらおうという意図もあります。まぁそこらへんはさすがに太っ腹ですね。