イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

不思議な番組

2008年06月17日 16時02分45秒 | Weblog
昨日夜中寝る前に不思議な番組を見ました。
6月に入ってすっかりテレビ番組も夏休み
夜はどの局も古い映画しかやっていません
そんな中、日本のNHKに当たる
一応国営放送局
視聴料取ってますが、払っていない人が多いのも日本と同じ
Rai1(uno)で夜中11時過ぎくらいから(イタリアはぴったりから始まりません)
クラッシックのコンサートをやっています。

昨日テレビをつけたらそこは日本でした。
それもそんなに大きくないお寺の本堂
そこに僧侶(20代)が、え~altare(祭壇)じゃなくて・・・
ご本尊の前に座っていて、そばには大きな木魚が・・・
その脇でイタリア人がバイオリンを弾いていました。
観客はこの僧侶1人・・・
贅沢と言えば贅沢なのですが、一体この番組は何???

結局15分くらいですが最後まで見入ってしまいました。
本当に不思議な"図"
最後に珍しく同時通訳かと思ったくらい
僧侶が日本語で答え、イタリア語訳が入るというインタビューがありました。
(普段は大体イタリア語のみ)
バイオリン奏者のイタリア人が
「寺の中でバイオリンを弾くのは初めてだが
音楽が瞑想や仏教の精神を害することはなかったか?」
という質問に
僧侶は「最初はどうかと思ったけれどそんなことは無かった。」と答え
最後には「音楽は翻訳が要らない。言葉は無くてもお互い分かり合える」
ということで占めていました

それにしても・・・
どんな意図があったのか?
とても不思議な一幕でした

クラッシックといえば
ここのところオペラシーズンが始まったようです。
Torre del Lagoのプッチーニフェスティバル
Parmaのヴェルディー
Firenzeでも野外オペラが始まりました。
夏が来たんだなぁ・・・と思う反面
天気は相変わらずです。
木曜日からは暑くなるようですが
今年はこちらは冷夏かもしれないですねぇ
去年は猛暑、今年は冷夏・・・異常ですねぇ
こう雨が多くて暑くならないとワインの出来が心配です


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