
普段はここでは本の話しをしないのですが
(本に関しては別のブログを開いています)
先日からのつながりで今日はちょっとまじめなお話を・・・
先日海に行ってきましたが
いやいや、海はおまけ
RiminiにMostra(展覧会)を見に行った話しをしましたが
このMostraがFederico Zeriが亡くなって10年
追悼する目的とするMostraでした。
Federico Zeriはイタリアの美術史家、美術鑑定家です。
この分野の勉強をしている私にはなじみ深い名前ですが・・・頭いたい
美術史家と呼ばれる人たちは一体どのくらいいるのか?と思いますが
Zeriは十指に入るくらいよく聞く名前です。
でも彼の考え方は非常に面白いです。
評論を読んでいてもnoioso(つまらない)ではないです
そんな彼の評論で唯一日本語に翻訳されているのが
「イメージの裏側(Dietro L'immagine)」です。
出版されたのは2000年です。
翻訳がどのようにされているのか知りたくてこの本を買いました。
読み始めると・・・
どの翻訳書も同じですが
まず私は日本で美術の勉強をしていないので
専門用語の日本語が分からない
更に微妙な違和感を感じました(翻訳者が悪いのではないです)
ということでやはりイタリア語の方も買ったわけです。
でも日本語をまず読みました。
これが非常に面白い!
いや、多分普通の人には非常に分かりにくいと思います。
訳者もあとがきに書いているように
「ビックネームは出てこない」
決して万人にお勧めの本では有りませんが
面白い本でありことは確かです
さて、イタリア語の方にかかるのはいつかなぁ
Zeriというと・・・
以前恩師が話していたのは
美術史家、いや美術史家に限ったことではありませんが・・・
例えば作者の分からない作品が見つかり
有名、無名な美術史家、鑑定家が作者を推論するわけですが
100人が100人認める場合はいいのですが
そうでないことが多々あります
というより今発見されるような作品はそうでないものが圧倒的に多いわけです
そしてこの人たちは(有名であればあるほど)
一度公表したことがその後間違いだとわかっても
決して認めない・・・
まぁ政治家でも会社のお偉方でも自分の非を認めないということは
日本でもよく有ることですが
特にイタリア人は普通の人でも自分の非を認めない人が多いです
でもZeriは自分の見解が間違っていたことを素直に認めたことがある
その話しをまとめた本が出ているくらい・・・
という話しを聞き非常に好感を持っていました。
多分非常に変わっている人物だったんだろうなぁと思います。
でもその博学さなどは普通ではなかったと想像が出来ます。
この世界(美術史家は芸術家ではないですよ)は変わり者が多いです。
大学の先生たちも決して普通ではないですが
私の恩師もかなり変わり者ですねぇ
でも、そんな先生を慕っている私が一番変なのか???
(先生は私を「matta」(変わり者)だと言っていますが・・・)
あ~あ、試験の課題が全て
こういう興味のある面白い評論ならいいのですがねぇ
noia,noia,noia・・・
(本に関しては別のブログを開いています)
先日からのつながりで今日はちょっとまじめなお話を・・・
先日海に行ってきましたが
いやいや、海はおまけ
RiminiにMostra(展覧会)を見に行った話しをしましたが
このMostraがFederico Zeriが亡くなって10年
追悼する目的とするMostraでした。
Federico Zeriはイタリアの美術史家、美術鑑定家です。
この分野の勉強をしている私にはなじみ深い名前ですが・・・頭いたい
美術史家と呼ばれる人たちは一体どのくらいいるのか?と思いますが
Zeriは十指に入るくらいよく聞く名前です。
でも彼の考え方は非常に面白いです。
評論を読んでいてもnoioso(つまらない)ではないです

そんな彼の評論で唯一日本語に翻訳されているのが
「イメージの裏側(Dietro L'immagine)」です。
出版されたのは2000年です。
翻訳がどのようにされているのか知りたくてこの本を買いました。
読み始めると・・・
どの翻訳書も同じですが
まず私は日本で美術の勉強をしていないので
専門用語の日本語が分からない
更に微妙な違和感を感じました(翻訳者が悪いのではないです)
ということでやはりイタリア語の方も買ったわけです。
でも日本語をまず読みました。
これが非常に面白い!
いや、多分普通の人には非常に分かりにくいと思います。
訳者もあとがきに書いているように
「ビックネームは出てこない」
決して万人にお勧めの本では有りませんが
面白い本でありことは確かです
さて、イタリア語の方にかかるのはいつかなぁ
Zeriというと・・・
以前恩師が話していたのは
美術史家、いや美術史家に限ったことではありませんが・・・
例えば作者の分からない作品が見つかり
有名、無名な美術史家、鑑定家が作者を推論するわけですが
100人が100人認める場合はいいのですが
そうでないことが多々あります
というより今発見されるような作品はそうでないものが圧倒的に多いわけです
そしてこの人たちは(有名であればあるほど)
一度公表したことがその後間違いだとわかっても
決して認めない・・・
まぁ政治家でも会社のお偉方でも自分の非を認めないということは
日本でもよく有ることですが
特にイタリア人は普通の人でも自分の非を認めない人が多いです

でもZeriは自分の見解が間違っていたことを素直に認めたことがある
その話しをまとめた本が出ているくらい・・・
という話しを聞き非常に好感を持っていました。
多分非常に変わっている人物だったんだろうなぁと思います。
でもその博学さなどは普通ではなかったと想像が出来ます。
この世界(美術史家は芸術家ではないですよ)は変わり者が多いです。
大学の先生たちも決して普通ではないですが
私の恩師もかなり変わり者ですねぇ
でも、そんな先生を慕っている私が一番変なのか???
(先生は私を「matta」(変わり者)だと言っていますが・・・)
あ~あ、試験の課題が全て
こういう興味のある面白い評論ならいいのですがねぇ

noia,noia,noia・・・
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