心の手帖…風通しの良い繋がりを求めて

心を精一杯広げて、現代社会を味わう方法を探していくために、心を整理する手帖のようになれば…

辰巳芳子さんの言葉

2013年12月07日 22時23分37秒 | 個人的名言集
あなたのために―いのちを支えるスープ
辰巳 芳子
文化出版局
昨日に引き続き、辰巳芳子さん出演の映画『天のしずく』の作品にちなんで、少しご紹介できたら…。下のイラスト画像は、YouTubeで見つけて、その可愛らしさに一目惚れして、思わずアップしてしまいました
 
【出典:天のしずく制作委員会さんのプロフィール画像】
 
この『天のしずく』(監督・脚本:河邑厚徳;2012年・日本・113分)の主役は、辰巳芳子氏のご尊父が病床にあった時に、父親の口に合うように、工夫を凝らして作り続けたスープなのです。丁寧な手さばきで、様々な四季折々の食材を、その素材が完璧に活かされるように作り出された、伝説の癒しのスープ・汁物・お汁。それが、このドキュメンタリー映画のタイトル『天のしずく』の由来でしょうか?
  【出典:辰巳芳子氏の公式HPのプロフィール】
映画の中で、語られる言葉、全てに含蓄があり、それ自体、書籍出版される価値があると思われますが、私が特に印象に残っているのが、辰巳氏が、母親で、且つ料理研究家であられた辰巳浜子氏に向ける敬愛の念漂う、母との思い出を語る場面です。
 詳細は割愛しますが、「母は、生涯愛するということは、どういうことなのかということを問い続けて生きた」というような言葉があり、著作『家庭料理のすがた』のあとがきにも「母の生涯の命題は、“心をこめる―心のこめ方”を自問自答し、番茶一杯にも、答えを求めることではなかったかと思います。」とあります。母親が残してくれたものを真の意味でに昇華して、この現代の食文化に、警鐘を鳴らしながら、今度は次世代に伝えていこうとされている姿に、女性としての、一つの模範的な生き様をスパ~ンと、見せつけられたような衝撃がありました。
 
 

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