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釣りとか柴犬とか

釣針について学ぶ

2010-02-07 23:59:00 | 釣りについて調べた
いろんな種類のある釣り針。いったい何を基準に選んでるのかいまだに分からない。そこでちょっと調べてみました。
 


図1 針の構造と呼称

まずは針について調べるにあたって呼び方を調べてみました。特に気になるのは「かえし」ですが、個人的には「アゴ」の部分をイメージしてしまいます。「正式な呼び方」と言うのがあるのか分かりませんが、釣りの場合、こう言った地方言葉が非常に多く、混乱します。

今回は「カエシ」については「アゴ」を差し、「タタキ」では「カエシ」を使わずに統一してみようと思います。

(1) 基本形状へのアプローチ

【太地と細地】
針そのものの太さです。例えば針金で針の模型を作る時に細い針金を使えば細地になるし、太い物を使えば太地です。太地は丈夫(針の材質や成型時の焼きなども影響する)になりますが、
チヌや落とし込みなどの場合にはその重さが嫌われることもあるようです。カワハギでも聞いたことがありますが、軽い方が餌の動きが寄りナチュラルになるそうです

この点から考えれば、僕のような素人は根掛かりが多ければ太め、それ以外は細目という選択でいいんじゃないでしょうか。笑

【長軸と短軸】
 


まず軸の長さですが、長軸は吸い込み易く短軸は針掛かりし易いという特徴が有るようです。コレは軸を中心としたチモトから針先の角度距離が影響しているようで、チモトを支点に針が回転した時の針先の向きを考えればいいようです。
 


図2 軸回転


図3 縦の暴れ

これが魚が口に入れやすい⇔口内で掛かり易いという違いを生むようです。例えばカレイなどのゆっくり餌を食べる魚は長軸傾向が強く、カワハギやチヌのような合わせが重要な魚は短軸になる傾向なのかな。このことは置き竿か否かにも左右されるようで、置き竿では上記の理由から長軸型が選択されるようです。ちょい投げ仕掛けもこの傾向は強いですね。

【丸型と角型】

図4 丸型と角型



幅と開の関係で呼称するようです。

幅=開タイプのフトコロが丸型のものと、幅>開型の角型に別れています。

ただ少しこの項目は迷っています。笑もしかしたら、全体を面で捉えたときの形状かもしれません。ただそれだと、長軸か短軸かと動議になってしまうんですが…。軸の倒れと言う過程もしたのですがコレもしっくり来ません。なので今のところは上記の区分で考えています。角型は針掛かりし易いという特徴があるとのことです。じゃあ丸型は? ってのはいまの所見つけられずに居ます。泣

【ケン付き】


図5 ケン付き針

チモト部分に小さなかえしを加工した物で、特にカレイなどゆっくり餌を食う魚に、餌ずれを防ぐ目的で使われます。

【ネムリ針】

針先が少しくの字に軸側に倒れたものを言うようです。(調べたら針先だけが折れた物を言うのか、雨滴型のではではなさそう)この特徴は喉での掛かりではなく口先での掛かりを目指しているそうで、
カワハギ針やムツ針、ソイ針、キツネ針なんかに見られる気がします。


図6 ネムリ針

今回針を研究しようと思ったきっかけです。キスやカワハギなどでキツネ針がいいという記述を見かけることが増え、その一方であまり店舗で見かけなかったためです。

(2) 針の名称
少し調べ分かってきたのですが、どうやら針の名称は上記の形状で分類、特徴ごとにまとめて呼んでいることが多いようです。(もしかしたら商品名なのかも…)非常にそれらは微妙で種類も多く、とてもまとめきれないのですが、有名な物を上げてみます。

【流線針・袖針】


図7 流線針と袖針

〔流線針〕
主に長軸針を指すようですが特に図7の形状を差すことが多いようです。

形状的には長軸角型っぽいですが、特に流線と呼ぶようです。単体で売られてるケン付き流線など馴染みの深い名称です。釣具屋さんでちょい投げセットやカレイセットで良く見かけます。長軸型の食い込みの良さと、角型の掛かりの良さを狙っていると思われます。笑

〔袖針〕
主に長軸丸型なようです。図7だと分かり難いですが、針先側の軸はやや内側に倒れています。コレも食い込みの良さを狙いながら微妙に針先を変え、やや角型やネムリの要素を取り入れているんじゃないでしょうか?(想像だけどね)笑

この項目を書いているうちに知ったのですが、昔はこの「袖針」と「キツネ」が主流だったようです。

〔キツネ針〕
流線針を潰したような形。特にフトコロがもう少しとがっているでしょうか。「秋田キツネ針」などを見ると少し印象が変わり、もう少し軸を短くしている気がします。僕はあまり馴染みがないのですが、最近カワハギやキスで見かけるようになり、この針の学習をしたきっかけでもあります。このキツネ針のフトコロを大きくすると流線に近づく気がします。もしかしたら、流線の方がこのキツネ針の亜種なのかも知れませんね。更にキツネを短軸にすると、メバルやチヌに近づくのかな?この辺は昔から釣りをしていたヒトは詳しそうです。そういう方が居たらぜひ書き込んで言ってくれると有り難いです。この辺の変遷は面白そうなので。

ともあれ、袖型と並ぶ基本形と分かったのは大きなポイントです。当然、基本的に袖型の対立軸を持つ存在のはずです。袖よりも(幅>開)な構造ですから、チモトから針先の角度は緩いと思われます。それからフトコロも狭いため、吸い込み重視な印象です。ところがコレ、秋田キツネを調べ始めると、
短軸になってガラッと印象違うんですけどね。

〔セイゴ針〕
丸セイゴはあまりにもポピュラーですよね?実はここまで書いてから困ったサイトを見つけました。笑

ささめ針

丸セイゴの調査で見つけたんですが、うーむ。思いっきり僕の調査を覆している…。どう見ても流線と、長軸角型です。でも悔しいからこのままアップします。笑

〔キス針〕
いろいろなタイプがありますが、特に特徴的なのが完全なU型の赤針。言うなれば丸型長軸タイプの純血種ですね。

〔チヌ針〕
キツネ針に似ています。若干こちらの方が丸く短軸でしょうか。今回の研究からすると、食い込みよりも掛かり重視ということでしょうか? あまり詳しくないのですが、チヌといえば合わせの印象が強いので、あながち間違っていない気もします。笑

〔メバル針〕

キツネ針に似ています。少しフトコロが大きいようです。雰囲気としては三角形に近いです。画を描くのが面倒くさくなったので丁寧にまとめてくれているサイトを…。笑

へたの横好き 釣りノート様 「道具編・釣り針」のぺーじ

まあ分かったんだかなな結果ですが、この辺で今回は終わりにします。今回の調査で、とっても面白い針のサイズに関する記述も見つけたので、次回は針のサイズについて考えたいと思います。

→釣針の号数の科学