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未来展望~百年の計~より

2016-05-10 00:39:44 | 日記
TOKYO MXで放送中の「未来展望~百年の計」

4月からリニューアルしたんですね。

ちょうど夕食を食べに行こうかと準備していたとき、
たまたま自宅のTVで番組をやっていました。

今回のゲストはA-Group創業者で代表取締役CEOの中川扶二夫氏でした。
※中川扶二夫氏については「溜まり場」サイトが詳しく紹介しています。

中川扶二夫氏は「お客様に快適を提供する」という理念の下、25年前に0からニューヨークに移り住み起業。
今では旅行代理・出版・人材派遣の分野で5つもの会社を設立・経営しているハイパー起業家。

若かりし頃の中川氏の体験がとても興味深くて、
暫し、ご飯を食べに行くのを忘れ、番組がすべて終わってから、
外食して来ましたw

中川氏ご自身の話で、19歳の時に留学の為、アメリカに行かれたわけですが、
車の自損事故を起こしてしまい、別の車を買う為か?約90万円の借金を抱えて
しまったそうです。しかし、アメリカには就労ビザで滞在していないので、
現地で就職して働くことが出来ない。かと言って、今のままなら日本に強制送還
されるかもしれない。悩んだ挙句、まずは借金を返す為に、割の良いアルバイトを
見つけ、始めることにしたそうです。それが日本人観光客向けの客引きバイトでした。
しかし、成果を上げなければ収入は増えません。最初のうちは手当たり次第、
客に声をかけましたが、誰もお店には足を運んでくれない。思うように稼げず、
何とかしなければいけない!と思っていた時、中川氏の観察力と閃きが状況を
打開します。

ビラやクーポンを配っていたある時、観光客の方から声を掛けられ、
何処何処に行くにはどうしたらいいですか?と道順を聞かれたそうです。
そして別の時にも同じことがあり、自分がいわば道先案内人のような存在に
なっていることに気付き始めます。
客引きバイトを続けていくうち、アメリカに着いた日本人観光客向けの人気スポット
というのが幾つか分かって来たそうで、そこに行くための道順、行き先案内を
顧客サービスとしてやってあげたそうです。
これはまさにマーケティングがはまった感じでしょうね。

そもそも日本人観光客に自分のお店のビラを渡したところで、
観光客が観光地に来た目的はそこじゃありませんから(笑)
当然スル―されていたわけです。中川氏はそれに気付いた。
当たり前と言えば当たり前の話ですが、関係者になるとなかなか気付かない
わけですね。そこで観光客に喜ばれる道案内をすることで、
戻ってきたお客が今度は自分の店に足を運んでくれるようになり、
来店客が増加、中川氏のバイト代もぐんぐん伸びて、月収50万円を稼ぐほどに
なっていたとか。あっという間に90万円の借金を返すことが出来たというから
驚きです。ここからビジネスの発想が生まれ、起業する原点になったそうです。

忘れないようにと殴り書きのようにブログ記事に書いてみましたが、
この体験は色々なことを教えてくれますね。

まずはお客様目線に立ち、お客様が本当に求めていることが何かを探る。
お客様の課題となっていることを徹底的に分析し、その答えが何かを探す。
お客様の課題を解決する為に、自分たちに何が出来るかを考える。
そして実行する。

事業を興す以上、自分は誰かの役に立っていなければならない。
それが何なのかを考える。
当たり前のことですが、中川氏の話を聞いて改めてそう感じました。

将来の夢についても語っていましたね。今やられている5つの事業を別事業で5つ増やし、
全部で10事業の会社を作りたいと。そこで60歳になったら引退すると。
カッコいいですね~

自分は10個の会社を作ることは考えられないですが、1つか2つなら全然行けそうな気がする(笑)
そんな気がしてきました。

やっぱりまずは行動なんですね。普通、あんな形で借金を抱えたら、あ~なんて俺は不幸なんだ!
90万円も借金抱えたから、こんなことになってしまった。あ~悔しい!とか負の思考に陥って
しまいそうなものですよね。ここが考え方の違いということですか。

中川氏の場合、者金を抱えたことで、割の良い客引きバイトを始め、そこで観光客の気持ちが
理解出来るようになり、自分の利益優先ではなく、顧客サービスを優先したことで、
やがて自分に返ってきた。ギブアンドテイク。まずは与えること。やっぱりそこか、と。

この話題で明日も書いてしまいそうだ(笑)大変勉強になりました。そして感動しました!
いい番組ですね。TOKYO MXは「バラ色ダンディ」「5時に夢中!」だけじゃない(笑)
皆さんも「未来展望~百年の計」是非、ご覧になってみてくださいね。