フィッシャーテクニックのブロックキット

知育玩具・技術教育教材として優れたフィッシャーテクニックのブロックキット、キットの組立方法・新製品情報などを紹介します。

2014年度新製品 リモコン付きトラクター組立キット

2014年09月09日 | ブロック
リモコン付きトラクター組立キット
これは従来のトラクター組立キットの改良版に部品として販売していた赤外線コントローラが付属していますので価格は22000円になります。
 

トラクターの付属品(インプルメント)も充実した内容になっています。この点が従来のトラクターと違って進歩している点です。
 
 
 
 


2014年度新製品紹介

2014年03月08日 | ブロック
本年度の新製品の紹介です
フィッシャーテクニック本社からの案内によると今年の新製品は次のようになっています。

■Dynamics「力と運動学習キット」の増補版ともいうべき新バージョンが追加発売されます。鉄球の動きがよりダイナミックになるように新部品もかなり増えて部品数は1000個になっています。


■新製品「電子回路学習キット」 これは従来発売のマイコン制御入門E-TECの改訂版のような内容です。
 

■ロボット用新コントローラーTXT タッチパネル式の高性能コントローラーです。サイズは従来のXTコントローラーと同じですがプロセッサーはARM Cortex500MHZ,メモリーはRAM128MB,Flash64MBでなおかつカードスロット付で膨大な画像データーが処理できるようになっています。
 

■TXT用カメラ搭載走行ロボット いよいよUSBカメラも完成しTXTコントローラーと相まってカメラ搭載ロボットの登場です。
 

■小学生向けロボットキット「Robotics LT入門キット」小さなお子様でも操作できるソフトRobopro Light,電癌不要のUSB接続で駆動します。
 
 

■リモコン操作の「トラクター組立キット」
 

以上が本年度の新製品ですが8月から10月にかけての発売になります。


2013年度新製品 パワーマシン

2013年07月13日 | ブロック
2013年度の新製品「パワーマシン」が入荷したので早速組み立ててみました。
このキットでは2種類の大型モデルが組み立てられますがそれだけにパーツ数が従来キットの倍ほどで1500個入っています。ボックスサイズは465×390×160㎜で厚みが通常のキットの倍はあり中のパーツケースも4台です。
  

このキットでは2種類の大型機が組立可能になっており1台は土砂採掘場で使用されるバケットホイールエキスカベーター(土砂採掘機)でサイズは左右140cm高さ80cmの大きさです。
  
 

使用パーツは1400個余りで組立に6時間ほどかかりました。
このキット用に大型のクローラー用ベルトやベルトコンベア用のコンベアなどが新たに作られております。ただ駆動部分がかなり重いのでスチールシャフトを使っていますがバケットホイールの重さで滑ってしまいうまく回転しませんでした。強力に締め付けるか接着剤で固定する必要がありそうです。


*この「バケットホイール・エクスカベーター」の原型は、1978年にドイツで建造された世界最大の露天掘削機で全長が240m、全高が96mもあります。このモンスターマシンが現実のドイツにおいて存在しているからこそそのミニチュア版としての今回のパワーマシンも生まれたわけですが露天掘掘削が行われていないわが国ではピンと来ないのが実感です。

もう1台の大型の建設クレーンで高さが170㎝ありますがこれはまだ組み立てていません。




オムニホイル走行ロボット

2013年03月04日 | ブロック
■オムニホイルロボット
2月20日 フィッシャーテクニックの部品にはオムニホイルはないのですがドイツのq-fix社のロボットで使っているオムニホイルがそのまま使えるのでミニモーター4個と減速ギア4個およびRoboインターフェイスを使って簡単なオムニホイル走行ロボットを作って見ました。写真は本体の裏表です。
 
減速ギアを使ってミニモーターと接続したりスチールシャフトと直接パワーモーターと接続することも可能です。
 

2月21日 躯体の補強とインターフェイスの設置方向を変更して進行方向に対して水平に置くようにしてロボットの動きが分かりやすくなるようにしました。


動きとしては前進・後退・右走行・左走行・斜め45度前後走行・斜め45度左前後走行・左回転・右回転です。後はこれら基本的な動きの組み合わせとセンサーとの連動で走行プログラムの作成が可能です。
簡単な動きはここからご覧になれます。動画も21日に更新しました。

■センサーによるクランク走行
2月22日 フィッシャーテクニックのRoboインターフェイスには超音波センサーを2個取り付けることができるので前と左側に取り付けて
クランク走行を試してみました。左右の間隔をチェックしながら前進走行、壁面との間隔をチェックしながらの方向転換を行っています。
 
その様子はここからご覧になれます。
ただ前後左右走行に正確性が欠けるのでこの点を改良しないと複雑な走路の走行は不可能です。


■センサーによるクランク走行2
3月4日 超音波センサー2個では不十分だったのでタッチセンサーを1個取り付け行き止まりの場合に回転して戻ってくるようにしました。
今回はニッカド電池を取り付けコードが走行の邪魔にならないようにしていますが問題点はやはり前後左右の正確性です。

動きはここからご覧いただけます。



振り子時計にトライ

2013年02月14日 | ブロック
■振り子時計に挑戦
オランダのフィッシャーテクニックのファンクラブの機関誌に掲載されていた振子時計を作ってみようと先日から少しずつ取り組んでいるのですが案外難しく簡単には作れそうにありません。

外装は見ながらそれなりに作れてきましたが
 
問題はメカの部分です。やっとおもりの重さで時針と分針がうまく回転してくれるところまでは完成しました。
 


これから振り子が休みなく振り続けて秒を刻んでくれるメカを完成できるかどうかです。ぼちぼち取り組んでいきます。


空気圧モーター

2013年02月09日 | ブロック
■空気圧モーター
シリンダー1本、ソレノイドバルブ2個とカム1個を使って単気筒エンジン型のモーターを組み立てました。シリンダーを2本にすればもっとスムーズに回転してくれると思いますがひとまずこれでもモーターのように回転してくれています。
 

動きはここからご覧になれます。


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オランダのフィッシャーテクニックファンクラブの機関誌

2013年02月06日 | ブロック
■オランダのフィッシャーテクニックのファンクラブ
1991年に設立され20年以上の歴史のあるオランダのファンクラブが毎年2回機関誌を発行していて其の1部が一昨年からフィッシャーテクニック社より送られてきます。内容は主として会員のオリジナルモデルの掲載が中心ですがそれ以外にも会主催の展示会やイベント情報も掲載されています。写真は送られてきた昨年および一昨年の機関誌です。
  
毎回こんな複雑で大きなものをよく作っているなと感心させられます。

今回送付を受けた昨年の第2号に掲載されているモデルで面白いなと思ったものに大きな柱時計とデジタル時計です。
 

この写真を参考にして時計製作に取り組んでみようかなと思っています。ただ柱時計は制作できそうですがデジタル時計の方はなかなか難しそうです。また機械ではないのですがフィッシャーのパーツを使ってなかなかおしゃれな家具や照明器具を作っているのも感心しました。


なおオランダのファンクラブのウエブサイトはhttp://www.fischertechnikclub.nl/です。英語表示もあります。
詳しい内容はfiscertechnikclub.nlにアクセスしてclub magazineに進みchoose an edition directlyでpdfファイルを見ることができます。



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2013年新製品のご紹介

2013年02月05日 | ブロック
2013年新製品
本年度の新製品は今年のニュルンベルグおもちゃショーで例年通り発表せれますがメーカーからのカタログおよび文書での案内が来ておりますので簡単に紹介します。
■アドバンスシリーズでは大きな掘削機が制作できる「パワーマシン組立キット」が発売されます。掘削機の大きさは高さ80㎝、長さ140㎝の大きさです。ブロック数も1400個も含まれ箱サイズも厚さが160㎜とスーパークレーン組立キットの倍の大きさです。
 

■プロフィシリーズでは望遠鏡や顕微鏡が組み立てられる「光学器械組立キット」が発売されます。
 
また「エコパワー学習キット」もマイナーチェンジされ新発売されます。
 

■ベーシックシリーズでは「ソーラー」、「ブルドーザー」、「トラクター」が新発売です。
  

■コンピューター制御ロボットでは新製品はありません。




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ローリングアクション応用モデル

2013年02月05日 | ブロック
■パチンコ玉で遊ぶ1 玉投げ 
昨年パチンコ玉を使った「力と運動学習キット」や「Robo TX対応空気圧ロボットキット」および「ローリングアクション」は大変ご好評をいただき最近のフィッシャーテクニックの商品としては最も多くご購入いただきました。パチンコ玉を使うことでその早い動きとコントロールの仕方の面白さが加わって楽しく遊べる点が一番良かったのではないかと思います。Youtubeを見ると結構オリジナル商品を開発されているのでそれらを参考にしながら簡単に作れそうな商品を2,3制作してみました。

この商品では落ちてきた玉をスプーンで拾い、モーターで回転させて玉を上段に投げ入れてまたコースを落ちて回ってくるのを待って拾いうけるという内容ですがタイミングを合わせるとコース内に2個の玉が動いてくれます。

詳しい動きは ここからご覧いただけます。

制御に使用しているのは「E-TECモジュール」といわれる簡単なマイコンキットでセンサーからの入力に応じてモーターが右回転・左回転・停止するという機能を持っています。今回はパチンコ玉の通過をフォトセンサーで感知してモーターが動きだし、スプーンの降下をリミットスイッチが感知してモーターが停止するという内容になっています。(E-tecモジュールの部品番号108227 価格7800円)


■パチンコ玉で遊ぶ2 玉上げ回転水車
回転水車を少し傾けて取り付けていますので自動的にパチンコ玉がポケットにすべり込みます。回転して最上部に着くと傾きでポケットから滑り落ち左右に仕分けられる関門を通って交互に左右に分かれてコースを滑り落ちます。

動きは ここからご覧いただけます。

この商品はYoutubeに掲載されていた画像を見ながら組み立ててみました。本家の動きは
ここからご覧いただけます。

■パチンコ玉で遊ぶ3 回転するパチンコ玉
バンクを上下動させてパチンコ玉を回転させました。

構造はいたって簡単です。パワーコントローラで回転速度を落とし玉が飛び落ちないようにしています。
動きはここからご覧になれます。




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2012年新製品 ローリングアクション

2012年08月03日 | ブロック
ローリングアクション
昨年発売の「力と運動学習キット」の娯楽版として玉ころがしゲーム機が6種類組み立て可能なキット「ローリングアクション」が入荷しました。発売価格は税込で9450円です。

そのモデルの一つ「障害物レース」を組み立ててみました。

ポイントが3か所あり初めは鉄球が載るとその反動で止めが外れ鉄球を載せたリフトが上に上がり、上に着いた反動で鉄球がレーンに戻り転がり落ちていきます。

次に転がり落ちてきた鉄球がハンマーに衝突して重りが反転して鉄球をたたき飛ばしループを超えていきます。

ループを超えてきた鉄球は今度はシーソー橋を乗り越えてゴールに到着するというものです。

その動きはここからご覧になれます。

これ以外にも次のようなモデルが組み立て可能です。
 
 



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空気圧作動ショベルカー

2012年01月30日 | ブロック
ファンクラブモデル17 空気圧作動ショベルカー
2001年に発表されたファンクラブモデルで空気圧で動くショベルカーです。

ショベルを開閉・前後動・上下動させる空気圧シリンダーは手動バルブで操作できるようになっていますが上下動は空気圧がたりないためかうまく作動しませんでした。
車の前後左右は2個のパワーモーターでショベルの回転はミニモーターで動かしますがこれらはリモコン操作できるようになっています。
 
ショールームに展示したままで最近は動かしていなかったので動作確認をいたしました。動きはこちらからご覧になれます。

ファンクラブモデルについてはブログ「最近のファンクラブモデル」に掲載しています。


シリアルインターフェイスを使った15分タイマー

2011年09月18日 | ブロック

■はじめに
100VのAC水中ポンプを2台交互に動かして水耕栽培の栽培床の養液を入れ替えて野菜を育てる等量交換式水耕栽培という手法があるのですが正確に時間を制御できるタイマースイッチが市販品では見当たらないので自作してみようと思いました。最初はPICマイコンを使用してリレーを制御するスイッチを考えたのですがフィッシャーの古いタイプのシリアルインターフェイスをかなりもっているのでこれを使ってできないかと思い取り組んで見ました。

■使用部品と購入部材
リレーへの入力電圧は入力側は5V±1Vですのでシリアルインターフェイスの入力に6Vアダプターを使用して入力電圧にしました。使用リレーはオムロンのG3MCです。
LLWINを使って15秒毎に入り切りする簡単なプログラムを作りライトの点滅でテストをしましたがプログラム通り点滅してくれましたので成功です。


■15分交互入切のタイマーに
プログラムとしては次のようになります。

タイマー設定時間は実際にポンプを動かしポンプの揚水量・排水量を見ながら設定します。

完成したタイマーです。


■等量交換式水耕栽培床に使用
完成したタイマーは等量交換式水耕栽培棚に取り付けて使用しています。
 














エスカレーターを作る

2011年06月04日 | ブロック
毎日使っていながらその構造について案外知らないものにエスカレーターがあります。どうしてステップがうまく浮かび上がってくるのかすこし不思議な気がしますのでその構造をインターネットで検索すると日本エレベータ協会と東芝エレベータのホームページに紹介されていました。



この図面を参考にしながら簡単な試作機を作ってみることにしました。
 

この試作機はどうも構造的にうまく出来ていない感じがします。乗降板とステップの関係・手すりとステップの動き・ステップの上がり方などすこし詳しく調べる必要があります。

6月3日 前回の試作機は取り壊し改めて構造図を参考に製作しなおしました。
今回たまたま「基礎から学ぶ機構学」(オーム社)の中にエスカレーターの構造を説明せよとの設問があり分かりやすい構造図が載っておりましたのでこれを参考にさせていただきました。

一応手すりの取り付けまでは出来ましたが踏み段が25個必要ですがパーツの関係で12個しかできていません。
 
手すりと踏み段の駆動歯車は同一軸に
 
踏み段が乗降板とフラットになって出てくる
 
移動手すりとスカートパネル
  
前輪の軌道を高くして最後まで踏み段が水平になるように

まだまだ未完成ですのでもうしばらくかかります。








ティッシュペーパー自販機

2011年04月30日 | ブロック
フィッシャーのファンの方からYouTubeで紹介しているファンクラブモデル「テイッシュ自販機」を作成したいのでパーツが欲しいとの依頼がありました。そこで簡単にこの装置をご紹介いたします。10円硬貨を投入口に入れるとテイッシュが1個出てくるようになっています。写真は正面と裏面です。動きはこちらからご覧になれます。
 

このキットには学習キット「E-tec」に使用されているモジュールを使って簡単にモーターの正転・逆転を制御しています。
モジュールにはモーター出力が1個、デジタル入力が3個あって入力1で正転、入力2で逆転、そして入力3でモーターが停止するようになっています。10円硬貨が投入されると光の遮断およびリミットスイッチで入力が確認されてモーターが回転しリミットスイッチ2の入力でモーターが逆回転して元の位置に戻りリミットスイッチ3が入って停止するという内容です。
 

なお学習キットE-TECではこのモジュールとセンサー・モーターを組み合わせてハンドドライヤー・パンチングマシン・ガレージドア・交互点滅ライトなどを組み立ててセンサーの働きとモーターの動きが学習できるようになっています。




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カラーセンサーとルービックキューブ

2011年04月19日 | ブロック
<はじめに>
FischertechnikのYoutubeの中で最もアクセス数の多いビデオに「ルービックキューブ」があります。ビデオはここからご覧になれます。
この解法プログラムは公開されているので自分なりに同じような装置を製作してルービックキューブを解こうとしましたが何分にもフォトレジスターLDRでは色の識別がうまくいかずデッドロックに乗り上げてしまいました。製作した装置は次のような物です。


そこで今回はLDRではなくカラーセンサーを使用して色の識別がはっきりと出来るかどうかを確認した上で再度このプロジェクトに挑戦したいと考えております。

<カラーセンサーの能力チェック>
前回のLDRでは白と黄色、濃い赤と濃い緑の区別が全く出来ませんでした。手持ちの2個のキューブも色の濃淡が微妙で識別しにくい感じがしますので色の違いがはっきりしているルービックキューブを探す必要があるかもしれません。


まずTXコントローラーにカラーセンサーを取りつけ手持ちのキューブの1個で試してみました。やはり今回も緑色と青色、黄色と赤色の識別が難しい。出力値を列挙すると
緑色:1955、1975、2000、2015
青色:1955、1965、1975、2005
黄色:258、277、307 
赤色:277、287、307
概ね値の差でならべれば 緑色・青色・赤色・黄色・橙色・白色の順ですがオーバーラップしている領域がありますので
やはり今回も識別が困難なようです。

今度はRoboインターフェイスに接続して値をとってみました。

白色:32,33,32,34
橙色:40,34,36,40
黄色:64,64,64,66
赤色:46,48,40,48
青色:281,280,272,288
緑色:289,296,300,296
やはり青色と緑色、橙色と赤色の識別が難しいようです。
完全に識別できないとルービックキューブを並べ替えることが出来ません。カラーセンサーに何かを取り付けて識別能力を高める必要がありますので何通りか試してみます。





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