フィッシャーテクニックのブロックキット

知育玩具・技術教育教材として優れたフィッシャーテクニックのブロックキット、キットの組立方法・新製品情報などを紹介します。

Robo探査ロボットとRoboTX探査ロボット

2012年01月31日 | 学習キット
RoboインターフェイスとRoboTXコントローラー使用の探査ロボット
フィッシャーテクニックでは従来のRoboインターフェイスに変えてRoboTXコントローラーを主要なインターフェイスに切り替えていますのでまだ3年も経たないのにRoboインターフェイス対応のロボットキットからRoboTX対応のロボットキットへと品揃えを変えてきています。本年の新製品で空気圧真空ロボットも新しくRoboTX対応版になりますのでRoboTXシリーズが完成します。

主たる違いは勿論インターフェイスに使用しているCPUの性能が格段によくなったこととモーター制御が従来のパルス歯車を使っての制御からエンコーダーモーターによる制御に変ってきた点および無線通信が従来のRF DataLinkではなく通常のBluetoothが使えるようになったことです。勿論ロボットについてはRoboCupジュニア大会に出場できるサイズで制作できるように配慮した点もあります。こられが大きな違いですがただRoboTXの液晶画面が小さすぎて目がわるい年配者にとっては文字を読むのが厄介な所です。
Robo探査ロボットとRoboTX探査ロボットです。
 
裏面はセンサーは同じですがモーターがパワーモーターとエンコーダーモーターの違いがあります。
それから超音波センサーがRoboインターフェイス用とRoboTXコントローラー用では配線が2本から3本に変っていますので同じセンサーではありません。
 

パネル画面からロボットを操作するプログラムの画面は次のようになっていますがRoboTXの場合は温度が摂氏温度で表示できるようになっています。これは使える関数が多くなったことによります。(指数関数・対数関数が使えるようになったため)

 摂氏温度14.6が表示されている


エンコーダーモーターの使用により完全に回転数は制御できますが実際はタイヤと床面とのすべり摩擦の違いもあり
完全に走行距離や回転角度を制御できるとは限りません。






空気圧作動ショベルカー

2012年01月30日 | ブロック
ファンクラブモデル17 空気圧作動ショベルカー
2001年に発表されたファンクラブモデルで空気圧で動くショベルカーです。

ショベルを開閉・前後動・上下動させる空気圧シリンダーは手動バルブで操作できるようになっていますが上下動は空気圧がたりないためかうまく作動しませんでした。
車の前後左右は2個のパワーモーターでショベルの回転はミニモーターで動かしますがこれらはリモコン操作できるようになっています。
 
ショールームに展示したままで最近は動かしていなかったので動作確認をいたしました。動きはこちらからご覧になれます。

ファンクラブモデルについてはブログ「最近のファンクラブモデル」に掲載しています。


階段昇降ロボットに再挑戦

2012年01月30日 | 学習キット
階段昇降ロボット?に再挑戦
3年前に制作した階段昇降ロボットが壊れたままの状態になっていたので改めて制作しなおそうと思って作り直しましたがなかなかうまくいきません。むしろ前作の方が優れています。前作のビデオはここからご覧になれます。
このロボットはもともとドイツの「Stairbot」を模してフィッシャーのパーツでどこまで近づけるかを試したのですがどうにか昇ることが出来ましたが降りることができず改善するといいながらそのままになっていてしかもインターフェイスなどを他のモデルに使ったりして分解した状態で放置しておりました。
今回は少し軽量化を計るためにアルミブロックを4本使用した以外は取り立ててつくりを変えていないのですが昨日1日かけて作りましたが現状ではうまくいっておりません。
 
次の休みにでも再度取り組む予定です。


太陽光追尾型ソーラー発電モデル

2012年01月26日 | 学習キット
太陽光追尾型ソーラー発電モデル
1月25日 フィッシャーの太陽電池(品番37400 3V240mA)を12個使用してニッカド電池に充電できる太陽光追尾型ソーラー発電モデルを制作しました。ソーラー電池4個を直列にしたものを3セット並列に接続しましたので理論上は12V720mAの発電が可能ですので9Vのニッカド電池なら充分充電できるはずです。
制作面で工夫したのはフレーム構造を頑丈にするためにアルミブロック390を4本使用したことおよびかなり重量のあるソーラーパネルをスムーズに回転させるためにチェーンではなく弓形はりをつないで半円をつくりその周りにチェーンを配置してこれを歯車で回転させるという方法をとったことです。この方法が思いつくには何度か試行錯誤をいたしました。左右に歯車を取り付けそれにチェーンを通してパネルを回転させることも行いましたがこれでは回転角度によって軌道の長さが異なってくるのでうまく回転してくれません。そこで正確に半円軌道をつくりその中心点を中心に回転するようにしてしかもバランスが取れるように重しをとりつけて回転がスムーズになるようにしましたのでミニモーターでもうまく回転してくれています。水平移動についても中心点にターンテーブルを取り付け左右に車輪を取り付けましたのでこちらもミニモーターでスムーズに回転してくれています。(制作所用時間14時間)

まず太陽の好く当たる所に設置すると出力は13Vを超えていました。
 
パネルの垂直上下動は弓形はりで作った半円径にチェーンを巻きつけ歯車で回しています。
 

太陽光追尾装置は垂直・水平になるパネルで仕切られた2個のLDRの値を読み込み同じ値になるように上下・左右に動かして太陽光を追捕するようになっています。

プログラムは次のようになっています。15分毎に追捕するようにしています。