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内裏雛

ブログを付けていると毎年変わらぬ我が家の行事、節分が終われば大安の日に雛人形を飾ります。
30年前に母が作ってくれた木目込み人形の内裏雛です

子どもの頃に母がしていたようにガラスの脚付グラスにあられを入れました。この馬上盃は吹きガラス作家の中繁龍生さんに頂いた盃。益子焼き佐藤泰正さんのピッチャーに桃と菜の花。
午前はお茶のお稽古で「炭所望」を致しました。亭主が火種を戻した後で席を立ち、正客に炭をつぐのをお任せします。これは懐石の準備に手間取ったときなどに時間稼ぎで行われる事もあるそうで、先生はにこやかに「いつお呼ばれで所望されても慌てないように、きちんとお稽古しておかれ~」
半田の灰に巴を描くのも一苦労!そもそも炭点前は稽古不足で手順も覚えきっていないのに、今日は炭所望で初めての亭主役を仰せ付かり冷や汗ものでした。再来週は「廻り炭」のお稽古だそうで、それも楽しみです。
後はのんびりお薄と濃茶を頂きました。
主菓子は虎屋の羊羹で、定番のものではなく和三盆を使った「阿波の風」
釜は香取秀真 先週と同じ高麗棚に偕楽園焼交趾写しの水差

私の今日のきものは、先週と同じ縮緬の小紋に帯を変えて。


立春も過ぎたことですし、もう少し春らしい装いは出来ないものかと思いますが、空は相変わらずの鉛色。 今日からまた雪が降続くとの予報に、ちょっと沈んだ気持ちのままに選びましたわ。
春よ来い、早く来い♪
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
もうこんな時期なんですね (海ちゃん)
2010-02-19 21:53:01
もうこんな時期なんですね。素敵な雛人形ですね。素敵なお母さんですね。 小学校4年生の学芸会でクラスの女の子が着物を着て、ひな祭りの歌を歌いながら踊っていたのを、ひな祭りの歌を聞く度に思い出します。桜の木の下で、先生が撮ってくれた写真を、今でも見てしまいます。子供心に、クラスの女の子がきれいだなと思ってしまいました。年の過ぎるもの早いですが、月の過ぎるのも早いですね。でも、桜の季節が待ちどうしいですね。
 
 
 
海 さま (ふちこま)
2010-02-20 04:16:30
小学校4年生の素敵な思い出をありがとう御座います。

七つ、八つ、九つと「つ」で数えられる歳までは
何があっても親の責任、
10歳からは自分で判断できるようになる、
というのを聞いたことがあります。
子どもから一歩、思春期に向かう年齢なのかもしれませんね。
梅、桃、桜・・・ これから花便りの楽しみな季節です。
 
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