春は名のみの

節分を終えた立春の日、保育所のお茶会がありました。
ISAたち年長児が４月から月に一度お作法を習っているということで、その発表をかねて、お母さんたちがお招きを受けました。
前から「きもので行くね！」って約束していましたから、雪が降ろうと槍が降ろうと、着ないワケには参りませぬ。しか～し、当日は大雪！会場は公民館の和室、寄付きが用意される筈もないので、裾をからげてコートを、というのは恥ずかしい。
終わってから懇談会のために徒歩で保育所に戻らなくっちゃいけないし・・・
ここは化繊で宜しかろうと、数年ぶりにこのきもの

富山に来てから呉服店のワゴンセールで手に入れたポリの小紋、なんと２千円也　生地よりも安い（笑）帯は濡れる心配も無いので、お気に入りの紅型をあわせました。松竹梅に鶴のお目出度い模様、正月～旧正月の頃まで使います。
お茶会では銘々皿に鶴の形に折った懐紙をしき、その上に載せた牡丹の蕾のような可愛らしい練り切りを頂き、その後でお薄を頂きました。
子どもたちが立ったり座ったり、「お菓子をどうぞ」とか「お下げいたします」とかご挨拶できるのが、可愛らしかったです。
大雪ってどのくらい？　といいますと、先週末の我が家はこんな感じです。


同じ市内でも山沿いか海沿い、呉羽山の西東によって雪の降り方はだいぶ違うようです。雪かきも辛い労働だと思うとしんどいですから、運動不足の解消だと思って家族みんなで頑張っています。
火曜日はお茶のお稽古。雪もおさまったので、保育所のお茶会にこちらを着るつもりだった、縮緬の小紋で出掛けました。総柄で賑やかな柄なので、帯はあっさりと無地に近いものを。

化繊のきものも見た目は正絹とあまり変わりませんが、着心地は随分違い、正絹の縮緬は羽織った瞬間に暖かくてびっくりしました。