≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

ラビューに乗った。

2024-10-06 14:11:44 | 行った話(展覧会以外)

西武鉄道の特急といえば長らくレッドアローだったけれど、2019年に新たにラビューが加わった。
レッドアローは新宿線の特急、ラビューは池袋線の特急と分かれた。
ラビューは今までの電車車両と比べると斬新だ、という話を聞いていたので、いつか乗ってみたいな、と思っていたのだ。
 👈ラビューデビューの記事:マイナビニュース

西武秩父駅でラビューに乗る。
どうやらラビューはお顔も斬新で注目のネタだったようなのだが、鉄オンチなわたしは写真を撮りそびれた。航空自衛隊ネタもポンコツだったが鉄道もポンコツです。すみません。

レッドアローはレッドとついている割には赤くない。矢のように一筋だけ赤いラインが入っている。
ラビューの名前に色はついていないけれど、マットで明るいシルバーの車体と広い窓から見える内装の黄色のコントラストが印象に残る。
特急に色の印象を与えるのは上手い方法だなあ。


1号車の扉が開いていて中が覗ける。広いデッキに広いトイレ。


広い窓。view ですもんね。


1号車に乗り込む。トイレの脇を通ると客室の扉が見える。ガラス扉には角の丸められた四角のドットがプリントされており、擦りガラスっぽくほどよく視界がぼかされる。


扉をくぐると1号車が見通せる。
広々している。床がすべて絨毯に覆われている。1列に4席しかない。これはJRでいえばグリーン車レベルだ。
この写真だと分かりづらいが、手前2列は座席が1つしかない。しかも間隔が他の座席よりも広い。車椅子やベビーカーに余裕をもって対応できる。
絨毯の色がグレー寄りの薄紫だ。ここまでデザインセンスを感じる電車って今までに乗ったことがなかった。(豪華列車に興味がなかったし)


シート。起毛素材なのだが、混色されていて深みがある。でもこの写真だと画素数が足りないみたいに見えてしまう。
枕はつるっとした光沢がある。
シートの上方、通路側についているグレイの把手が丸くてかわいい。
丸っこくて一体型のシートとこの色合い、キレイめなレトロフューチャーなイメージだな。
窓の周囲はガラスにドットがプリントされている。ほどよくぼやけていくところに細やかな配慮を感じる。


前の座席の背もたれからテーブルが出てくるのに、座席にも小さくて丸くてかわいいテーブルが出る。
なぜだろう?と思ったが、テーブルの出てくる肘掛けの下の方にコンセントがあるのだ。
つまり、この小テーブルにスマホを置いて充電するのにちょうどよい。

ラビューは飯能駅で進行方向が変わる。行きはわたしと夫しか1号車に乗っていなかったので、座席の向きを進行方向に変えて座り、客の乗ってきた飯能駅で戻した。
秩父から飯能への道中は、森を抜けていく景色が多かった。
わたしは群馬の山奥に住んでいるから特段めずらしい気分にはならないのだが、東京近郊に住んでいる人が休みの日にリフレッシュしに行くならよい気分だろう。
窓が大きくて外から丸見えなのではないか?と思ったが、座席が頭の上まですっぽり覆う高さで、窓のドットのせいもあり、意外と視界が遮られる。通路側の席は窓際の席ほど森の中の臨場感は味わえない。あたりまえだな。

レッドアローの頃と同様、終点池袋駅のホームの出口は改札付近で出やすい。
特急の特別感の演出です。東京駅の新幹線どうしの乗り換えもそんな感じか。
東京で遊びます。


******************************************************************************

さて帰りである。西武鉄道の池袋駅。
おなじホームに列車が縦列している。仕切りがあるから人は行き来できない。
1号車の運転席側に客用の扉がないので、仕切りから車体がはみだしていても問題がないのだろう。
ラビューの顔を撮影している人のファッションが印象的だった。


帰りも1号車だ。
行きでトイレ(の扉)の写真を撮ったのに、はす向かいにある洗面所を撮らなかったので、帰りはそれを撮った。
1号車の扉をくぐり右後ろを振り返ると洗面所があります。
座席などとデザインが共通していて、すっきりかわいい。


振り返ると、トイレと客室の扉、そして広い車窓からホームが見える。


運転席の方。残念ながら小田急のロマンスカーのように前が見えるわけではない。
しかし、ライブカメラがついていてそれがディスプレイに映し出される。
もちろん、反対側の扉の上には後ろ向きのライブ映像が映し出される。

ラビューで特筆すべき点のひとつに、料金の安さが挙げられる。
静かな車内で、車窓の木々。そしてこのインテリアのおかげでゆったりくつろげる。
ラビューいいよ! 秩父へおいで ♪




 
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航空自衛隊浜松広報館 エアーパーク に行った。その1

2024-09-27 22:25:40 | 行った話(展覧会以外)

注意:この記事は音楽ネタに比べると明らかに熱意が少ないです。

神戸の方からの帰りに 航空自衛隊浜松広報館 エアーパーク に行った。

浜松駅からバスに乗り、停留所から10分ほど歩くと駐車場や建物などが見えてくる。
屋外にも航空機の展示がある。


胴がぐきっと折れ曲がったヘリコプター。
向こうの開けたところは航空自衛隊浜松基地だ。



一番上の写真のほぼ中ほどの裾広がりな円筒型の建物と 左奥の方につながっている建物が 展示資料館、右奥のかまぼこ型の屋根の体育館に似ている建物が 展示格納庫。
展示資料館の入り口は展示格納庫側にあるので、展示資料館と展示格納庫のあいだに入っていく感じだ。

展示資料館で最初に見るのが F-1支援機 だ。
タラップを上って操縦席をのぞく。


何が何だか分からないが、


複雑だな!


操縦席の後ろも開けてある。


後部電子機器室、でいいのかな? その後ろは弾薬庫?


キャプション。


前からみたところ。


下側も開いている。


エンジン。カッコイイ。


後ろからみたところ。
垂直尾翼に兜と面頬のマークが印象的だ。部隊ごとにマークがあるらしい。ショップでも色々なステッカーやピンバッジが売られていた。バンダナを首に巻いたカエルとか白いコブラとか、面白い。


パーツの説明。



  航空自衛隊浜松広報館 エアーパーク に行った。その2 へつづく




 
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航空自衛隊浜松広報館 エアーパーク に行った。その2

2024-09-27 22:24:48 | 行った話(展覧会以外)
航空自衛隊浜松広報館 エアーパーク に行った。その1 よりつづく。

展示資料館の2階。ずいぶんレトロな複葉機はアンサルドS.V.A.9。

キャプション。日本とゆかりがあるのね。




緑と白の翼と木の胴のコントラストが印象的な複葉機の向こうが全天周シネマの入り口だ。
全天周ってなに?って思ったが、入ったらまるでプラネタリウム劇場だった。星を映すのをプラネタリウムというのか。
かなり高低差のある座席でリクライニングする。展示資料館を外から見て 裾広がりの円筒形の部分だな。
航空自衛隊のPR動画を観た。



展示資料館の2階から展示格納庫に移動する。
こんな風に広い格納庫を見渡せる。



奥の黄色くて大きいヘリコプターは救難用だそうだ。


窓ガラス?がこんなにとび出しているのは、覗きこむことで見える範囲を広げるためだろうか。


後ろ。屋根が左右対称ではない。ヘリコプターのプロペラが回転するからだろう。


アップ。


キャプション。




救難ヘリコプターの手前の飛行機。


いろいろ書いてあるのがプラモデルのデカールみたいだ、と思ったが、順番が逆だね。


キャプション。


好きな人にはたまらない所なんだろうな、と思った。
なんというか、知らない世界を垣間見たな。


 
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丸石ビル

2024-08-28 17:36:40 | 行った話(展覧会以外)

コリー・ウォン ライブ の翌日、都内を歩いていたらなんだかいい感じのビルがあった。
何やらこのビルをバックに若いお嬢さんを撮影していたりする。


アーチのレリーフ。



アーチを支える体の柱が両側にある。柱頭の飾りはアカンサスっぽいが、その中に顔がある。
なんかこんな感じは 日比谷ダイビル を思い出すなあ。どちらもロマネスク様式か。



格子がちょっとイスラム風。カラシ色が効いている。



ちょっと違うタイプの窓。



入り口。狛犬よろしく佇む獅子。 というか、元々獅子でしたっけ?
カラシ色の扉にゴールドの取手がアクセント。建物の下部の黒い石もデザインを引き締めている。
扉の上にもアーチがあるが、それを支える体(てい)の柱だけ螺旋状だ。



獅子アップ。下に山羊。
3つ下の写真の方が分かりやすいが、螺旋状の柱の柱頭の飾りにはこわい顔ではなくリスがいる。そしてその横にはフクロウ。
日比谷ダイビルにも山羊とリスとフクロウがあったなあ。パッと見のライオンはなかったが大型ネコ科らしき顔はあった。



扉を反対側から。大差ないけど。
丸石ビルディングというらしい。
検索したら 三幸エステートHP 内によい記事があった。



アップ。登録有形文化財という標識。
獅子の筋肉が力強い。



中を覗くとペルシャ絨毯がたくさん置いてあった。
中の柱やそこから天井につづく白いアーチの装飾のレリーフが美しい。





 
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六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その1(洋館1階その1)

2024-02-17 18:13:25 | 行った話(展覧会以外)

虎渓山 永保寺へ寄って 神戸の方の実家に行き、それから群馬の山奥に戻る途中に、桑名にある六華苑に寄った。
カメラを忘れて出てきたので、虎渓山につづいてこの六華苑の記事の写真もスマホで撮ったものです。
ピントがマシな広角は歪みまくっているし、歪みが少ないズームはレンズに傷がついていてボケボケに撮れているのを強引に修正していて不自然だし、ホントすみません。


駐車場に車を置いて最初にたどり着く建物は長屋閣、と長屋閣の手前の看板の地図にある。



長屋閣を通り抜け、道を曲がると見えてくるのが、水色の壁が美しい洋館。よく見ると右側には日本家屋がついている。
しかし、見事なまでの曇天。外壁が明るい水色じゃなかったらお化け屋敷に見えてもおかしくない。風も強かった。



洋館の左側の生垣の向こうは芝生が広がり、地図を見るとかなり広い庭園だ。
しかし今日中に群馬の山奥に帰りつかなければならないので、庭園の見学は泣く泣く諦めた。



洋館についてのキャプション。
そうです、この建物はジョサイア・コンドル設計なのです。コンドル設計といえば、鹿鳴館。鹿鳴館はとうに取り壊されたけれど、復元された 三菱一号館 なら見に行ったっけ。
コンドルの弟子の片山東熊の設計なら トーハク(東京国立博物館)の表慶館 が思い出されるな。



上のキャプションによると 戦災で焼けてそれを復元した車寄せと玄関が下の写真。見学者はここからは入れません。
この写真より 上の写真の方が分かりやすいが、窓の上の飾りが奇数階は三角、偶数階は丸くなっている。そういう建物は 明治村の札幌電話交換局 で見たなあ。



玄関右側の塔。丸いカーブを描いている。それに沿って窓ガラスもサッシも曲線だ。
明治村の宇治山田郵便局舎 を思い出した。直線なものと比べると、作り難さは段違いだろう。



塔の右奥にある日本家屋の内玄関棟が 見学者入り口である。
見学した順に紹介するが、洋館の2階に間取り図があったので、把握しやすいようにそれだけは先に挙げておく。



間取り図で黄色い部分のうち右下にあるのが内玄関棟だ。そこから入って 左側の通路をゆくと 洋館のきわの和館に出る。そこを左に折れると洋館。
和館にいちばん近い側にトイレがある。和館側に窓がある。


キャプション。白地に黒い菱模様が並んでいるタイルががなかなかポップだ。



トイレの奥、階段横の小部屋は電話室。


キャプション。




   六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その2(洋館1階その2) へつづく




 
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