≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

令和6年能登半島地震

2024-03-11 15:24:36 | その他思ったこととか

何年かぶりに子どもたちが帰ってきて せわしくも楽しい年末を過ごし、無事に新年を迎えられた、と思っていたら大ニュースが来た。
能登半島で大震災が起きたというのだ。

阪神淡路大震災や東日本大地震が起きたときの報道の様子を思い起こすに、大規模で被害が大きいときほど 現地で何が起きているのか分からず全体の状況がつかめない。
それらを鑑みても、これは相当酷いことになっているようだ、ということだけは伝わってきた。
正月早々なんということだ。

じつは子どもたちがまだ子どもで家にいたときは、毎夏 能登半島のいちばん奥の珠洲市の海に遊びに行っていたのだ。
その様子はぽつぽつこのブログにアップしていた。
たとえば、2011年2012年2013年 など、奥能登の素晴らしい景色の写真をアップした。
本州側なら鉢ヶ埼、日本海側なら木ノ浦と狼煙によく行った。
ちなみに上の写真は2012年の夏の鉢ヶ埼の砂浜。広い砂浜の向こうにぼんやり陸地が見える。子供たちの他には釣り人がひとりだけ写っている。
下は同じ夏の木ノ浦。人影がない。

アップしていた当時は、人の少ない穴場感を損ねたくないという私欲で地名をぼかしていた。いい所なんですよ。能登半島も奥まで来ると海水がとてもきれいなんです。
ああでも、能登半島に入ってから珠洲にたどり着くまでに車で3時間というのはハードルが高い。

2007年にも能登半島では地震 があって 有料道路も被害を受け、復旧するのに時間がかかったのを夏に行くたびに目にしていた。ちなみに のと里山海道は2013年に無料化している。
2009年 に奥能登に行ったときに寄った輪島で見かけた 地震で歪んだと思しき建物の写真もアップした。

2023年5月にも大きい地震があり、珠洲市の珪藻土を加工する工場に被害が出た、というニュースを知った。鉢ヶ埼にも珪藻土を加工する工場はあったし、珪藻土の地層も目にしていたから、悲しい気持ちになった。

そして、そこへ来て 震度7なんていう、すごい揺れ。



珠洲では自炊していたので、食材を買いに地元のスーパーマーケットに通っていた。
ショッピングプラザ「シーサイド」やスーパーマーケット「だいまる」「フードはまおか」の 安くて新鮮な地元の海の幸には興奮したし、ホームセンター「ムサシ」で炭を買ったり「道の駅すずなり」でお土産を探したりもした。
蛸島の干物屋「甚五朗」も何度かお邪魔した。
海沿いの通りは狭くて、並ぶ家々は和風のものが多かった。
少し海から離れて山道に入れば古い日本家屋を丁寧に使っているのをぽつぽつと目にした。
鳥居の向こうがすごい階段の神社もあった。

これくらいはすぐに思い出せる。それらは一体どうなっただろうか。

グーグルマップのストリートビューでは2023年秋ののどかな様子が見られるばかりだ。
東京大学特任研究員の大伏仙泰氏が研究室で所有する360度カメラで 2024年1月31日から同2月4日までに撮影された珠洲市全域のストリートビュー がアップされている。
地震から約1ヶ月経ってもこんな状況なのだ、というのが見てとれる。
やはり古い家が多くて道の狭いところの方が被害が大きく見える。

今はなんとか人が普通に生活できる状況にしようと奮闘しているさいちゅうだ。
しかし、阪神淡路大震災や東日本大震災の復興をみても、何事もなかったかのように元通りになるわけではない。心身ともに受けた傷と向き合って生きていくしかない理不尽さは想像にあまる。
阪神淡路や東北3県の他にも北海道胆振地方や熊本や中越などと地震の多い日本に住んでいるのだから、これはもう籤のようだ。今のところわたしは今日の水や食べ物を心配しなくていいけれど、いつなんどきそういう目にあうか分からない。あったときに自分が果敢に立ち向かい克服して立ち上がれる自信はまったくない。

わたしが今 彼の地の人たちに出来ることは少ないけれど、観光できるように整ったら、また夫や子供たちと奥能登の海に遊びに行きたい



奇しくも3月11日にアップする




 
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車を買った。

2023-05-10 12:37:06 | その他思ったこととか

2008年9月からずっとスバル エクシーガ に乗っていたが、つぎの車検を通すために必要な修理がけっこう大掛かりになるという。
もう5人以上で乗ることも殆どないだろうし、ガソリン高騰で円安でウクライナ情勢で、とガソリン価格がぐっと下がるなんてことは想像できないし、ということで、車を買い替えることにした。


14年半経ったら隔世の感である。車を購入するときに細かいところをつめていくけれど、コンピューターによるお役立ち機能というか運転サポートとかをどこまでつけるかという点が多くて驚いた。そしてそれによって加わるお値段も。世の中 進歩しているのねえ。

運転したら快適だ。どうしても発生するうっかりミスという人間の特性を丁寧に補ってくれる。ラインをはみだしているよ、とハンドルが戻ったり、追尾機能があったり、斜め後ろから車が来ているよ、とか。まるで真上から眺めているかのような視点のモニターは、バックとか狭いところを低速で曲がるときとか有難いし。毎回の運転距離や燃費をドライバーごとに記録していたりするし、それをスマホでチェック出来るし。
わたしも歳をとってきて反射神経とか判断力とか落ちてきていると思う。それを補ってくれるのは歓迎だ。自分の運転の欠点を思い知らされるけれど、認めなければ存在しない、なんていう考え方はしたくないので、ありがたく補っていただく。

山奥に住んでいてどこに行くにも車で最低1時間以上かかるので、アップダウンのあるワインディングをキビキビ走れるというのをずっと重視してスバル車を乗っていたのだが、このフィットは遜色ない。マイナーチェンジで少し最高出力が上がったし。

何よりも驚いたのが燃費。
エクシーガは11km/Lくらい、そのまえのレガシーは10.5km/Lくらいだったが、このハイブリッドのフィットは今のところ30km/L。すごい燃費の差だ。
燃費が良くなる分だけ車の値段も上がって、実際にどの程度ハイブリッド車がお得かどうか、意外とトントンだよ、という話も聞くけれど、それでも給油しなきゃ、と思う回数が減るのは気分がよい。

コンパクトカーのフィットは7人乗りのエクシーガに比べると格段に取り回しがよい。
小さい車は楽だ。

いちおう居住地が少し寒冷地なので、エクシーガとレガシーは四駆だったけれど、今回はFFにした。
四駆にすることで増えるお値段と車重と下がる燃費を 四駆を必要とするシーンと天秤にかけたからだ。冬にスタッドレスタイヤを履いているだけでは不十分で更に四駆でないと困るという事態はそうそうないだろうと思った。小さい子供がいて急に医者に連れて行かなきゃいけないとかいうこともないし。安全性能も上がっているし。

フィットを買うにあたって他社のハイブリッドコンパクトカーを一通りチェックし試乗したが、燃費のほかに、後部座席の居住性と「顔」も重視した。
最近のトヨタ車とかえぐい顔というかオラオラ顔をしているっていうか、線が多くてぐちゃぐちゃしていて好かん。
その点、このフィットは黒目がちでかわいい。狙った垂れ目のあざとかわいさじゃないのもよい。
世間の人気はそうでもないようだが、わたしはこの顔が好きです。



まだ1200kmくらいしか乗っていないけれど、気に入ってます。




在りし日のエクシーガ。14年以上乗っていた愛車のはずだが、探してもなかなか写真が出てこないんだよなあ。
レガシーの保険金でルーフウィンドウにしたおかげで、後部座席の視界がよかった。3列目でもちゃんと座れるのもとてもよかった。


エクシーガのまえに乗っていたレガシーも酷い写真しかないな 事故に遭った。




 
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東京五輪の開催中止を求めます。

2021-07-16 19:22:04 | その他思ったこととか
もう1週間まえになってしまったよ!
ずっと思っていたのにそういえばブログに書いていなかったことに思い至ったので、ギリギリでも書く。

そもそも2020年のオリンピックを決めるときからよろしくなかった。多額の賄賂を渡して票を得たはず。なんかうやむやにしたよな。
金をかけないとかいっていたけれど新国立競技場を建てることにして建築家を決めたり撤回したり、みっともなかった。それなら古いものを利用とかの話になるまえにさっさと古い競技場を壊したし。
エンブレムの盗作、開会式の演目を誰に頼むかというのもみっともない撤回があったし。JOCの会長が海外で起訴されたり差別発言したり、JOC の経理部長の不自然な死だったり。
立候補のときにしれっとないことにした、東京の酷暑。人工降雪だの帽子だのアサガオの鉢だの全然対策になってない。日本に住んでいたって毎夏が恐怖なのに初めて外国から来る人たちはさぞかし辛いことだろう。そんな条件でベストパフォーマンスが出せるのか!?汚い水の中を泳がそうとしたり。選手にも酷だ。

そこまでしてやらないとけないイベントなのか?インバウンド狙いだったかもしれないが、今や赤字は確実。それの補填は税金だろう。そんなところに使うんならもっと使うべきところはたくさんあるだろうよ!

という疑問があったところに降って湧いた新型コロナ感染症。世界中で大変なことになった。
日本でも緊急事態宣言を何度も出す事態になった。先日も東京では4度目が出たばかりだ。飲食店を狙い打ちにするような対策で支援は渋く、かつ政治家の宴会というルール違反が目立つから、最初の緊急事態宣言のような人々の行動の抑制は見られない。そして今も感染者は増加傾向だ。ワクチン接種は進んでいるものの、接種の済んだ者が多数を占めるほどには至らない。

ワクチン接種がほぼ済んで新型コロナ感染症を抑え込めているように見えた他の国々ですら新しい変種でまた感染者が増加している。国際的なスポーツ大会ではクラスターが発生している。
オリンピックは世界最大規模の大会で出場する選手やその関係者だけでも4万人を超すそうだ。なぜか大会関係者にだけ特別ルールが課され水際対策は万全とは言い難い。

このような状況で東京の新型コロナ感染者が増えない理由が思いつかない。あっという間に医療崩壊してしまいそうでそら恐ろしい。
今からでも中止した方が感染者の増加が少なくなると思う。
わたしは東京五輪の開催中止を求めます。

 
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野菜刀削麵

2019-10-27 18:47:01 | その他思ったこととか

トーハクに朝から行くときはお昼を 祥龍刀削麺荘 で食べることが多い。
塩っぱくなくあっさりと美味しいお手頃価格な中華はなかなかお目にかかれない。塩っぱいものが苦手なわたしでもこれはスープまで飲めます。







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新幹線で酔った。

2019-08-13 10:34:28 | その他思ったこととか


群馬の山奥から大阪や神戸の方に行った のだが、一人旅だったので車ではなく電車を使った。とはいっても駅までは車で駅前の駐車場に何日か停めていたんですけどね。

年に1、2回神戸の方に行くけれど家族で行くので運転手が何人かいるから新幹線に乗ることはない。今回 独りで高速道路などを8時間以上運転するのはちょっと怖いし、と久しぶりに東海道新幹線などに乗ったのだ。

ゆったり座っていれば着くんだからなんと楽なことよ、エンジョイしてやろう、と思っていたのに、あろうことか、酔ってしまったのだ。
アルコールを摂取したわけではないよ。今までに電車で酔ったこともなかったよ。

すごいスピードが出ていることは窓の外を見れば分かるけれど、視覚以外の情報からもなんか分かってしまうのだ。それが無意識に体中に緊張をもたらす。
そのスピードを自分で全くコントロールできないことがストレスだった。
自分が運転しないのならもう委ねるしかないというのに。

ここ数年は毎週お山の自宅と下界の別宅を車で往復している。山道は上り下りもあればなかなかのワインディングなんである。
目からの情報以外からも加速度を敏感に感じてアクセルを踏んだり緩めたりブレーキを踏んだりハンドルを切ったり戻したりという操作をしている。新幹線ほどのスピードが出ているわけではないにせよ、一歩間違えば交通事故、下手すれば障害や死が待っている。そしてできれば移動時間は短くしたい。真剣に加速度を感じてコントロールしているんだと思う。
気付かないうちに己の加速度センサーとそれに対応する操作を鍛えていたんだな。


そして副作用で 酔う というわけだ。 ビックリしたよ。



新神戸駅にピアノがあった。最近はやりの、皆さんお好きに弾いてください、のやつ。チューニングしてたのかな?




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