ちいさい頃の記憶の一つでめっちゃ覚えているのが、
おばあちゃんの家の二階で見た「風の記憶」。
その風はなんかわからんけど、凄かった。
普通のとちょっと違うた。
なんちゅーかな、気配がね圧倒的に違うた。
未だに謎だが、すんごい気持ちええ類いのモノだったよ。
開けっ放した南の窓からサーッと入って来て、
部屋を横切って廊下側の北の窓から出て行った。
淡い緑のカーテンを巻き上げながら通り抜けて行く
数秒館の様子を未だに覚えている。
四つか五つの頃だと思う。
針仕事をしていたおばあちゃんの横で、
アタシはいつもの様に、アイロンの箱の蓋を開けて閉めて…
という作業を延々繰り返していた。
どういうわけかこの動作が好きで、たまらなく興奮した。
四角い箱で、表面はビニール生地で、ポチっと
小さい金属の止めボタンがついていた。
「ポチッ→開ける→ちょっとパタパタ→閉める→ポチッ」
この動作を何時間でも繰り返す事が出来た。
(今思えば少々おかしい…)
その何百回目かのポチッ…の時に何気に顔を上げたら、
その瞬間にその風が通ったのだった。
きっとこれからの季節だったような氣がする。
匂いがね、そんな風に近い感じだったから。
ところで
この写真はマチ子さんの幼少の頃の一枚です。
マチ子さんにだって、
こんな頃があったのだな…
あたくしはもう家を出ておったので、
こんなマチ子さんは、実際には知らないのですけどね。
初めて会った時は既に、
今の気配を漂わせておられましたから…
とってもかわいかったらしいよ。
マチコさん。
♪まわる~まわる~よ
時代ぃはまわるぅ~
おばあちゃんの家の二階で見た「風の記憶」。
その風はなんかわからんけど、凄かった。
普通のとちょっと違うた。
なんちゅーかな、気配がね圧倒的に違うた。
未だに謎だが、すんごい気持ちええ類いのモノだったよ。
開けっ放した南の窓からサーッと入って来て、
部屋を横切って廊下側の北の窓から出て行った。
淡い緑のカーテンを巻き上げながら通り抜けて行く
数秒館の様子を未だに覚えている。
四つか五つの頃だと思う。
針仕事をしていたおばあちゃんの横で、
アタシはいつもの様に、アイロンの箱の蓋を開けて閉めて…
という作業を延々繰り返していた。
どういうわけかこの動作が好きで、たまらなく興奮した。
四角い箱で、表面はビニール生地で、ポチっと
小さい金属の止めボタンがついていた。
「ポチッ→開ける→ちょっとパタパタ→閉める→ポチッ」
この動作を何時間でも繰り返す事が出来た。
(今思えば少々おかしい…)
その何百回目かのポチッ…の時に何気に顔を上げたら、
その瞬間にその風が通ったのだった。
きっとこれからの季節だったような氣がする。
匂いがね、そんな風に近い感じだったから。
ところで
この写真はマチ子さんの幼少の頃の一枚です。
マチ子さんにだって、
こんな頃があったのだな…
あたくしはもう家を出ておったので、
こんなマチ子さんは、実際には知らないのですけどね。
初めて会った時は既に、
今の気配を漂わせておられましたから…
とってもかわいかったらしいよ。
マチコさん。
♪まわる~まわる~よ
時代ぃはまわるぅ~