SHOUT! リキリキリッキー絶叫部屋!

リッキー・りさ・ニシザーのお部屋。
うた歌いで、ライダーで、庭師エッグです。

『この世は冗談だ』

みどりの風

2007年04月26日 01時15分49秒 | リキ日記
ちいさい頃の記憶の一つでめっちゃ覚えているのが、
おばあちゃんの家の二階で見た「風の記憶」。

その風はなんかわからんけど、凄かった。
普通のとちょっと違うた。
なんちゅーかな、気配がね圧倒的に違うた。
未だに謎だが、すんごい気持ちええ類いのモノだったよ。

開けっ放した南の窓からサーッと入って来て、
部屋を横切って廊下側の北の窓から出て行った。
淡い緑のカーテンを巻き上げながら通り抜けて行く
数秒館の様子を未だに覚えている。

四つか五つの頃だと思う。

針仕事をしていたおばあちゃんの横で、
アタシはいつもの様に、アイロンの箱の蓋を開けて閉めて…
という作業を延々繰り返していた。

どういうわけかこの動作が好きで、たまらなく興奮した。
四角い箱で、表面はビニール生地で、ポチっと
小さい金属の止めボタンがついていた。

「ポチッ→開ける→ちょっとパタパタ→閉める→ポチッ」
この動作を何時間でも繰り返す事が出来た。
(今思えば少々おかしい…)

その何百回目かのポチッ…の時に何気に顔を上げたら、
その瞬間にその風が通ったのだった。

きっとこれからの季節だったような氣がする。
匂いがね、そんな風に近い感じだったから。


ところで
この写真はマチ子さんの幼少の頃の一枚です。

マチ子さんにだって、
こんな頃があったのだな…

あたくしはもう家を出ておったので、
こんなマチ子さんは、実際には知らないのですけどね。

初めて会った時は既に、
今の気配を漂わせておられましたから…

とってもかわいかったらしいよ。
マチコさん。


♪まわる~まわる~よ
   時代ぃはまわるぅ~