「子守歌と」
ばば びび ぶぶ べべ ぼぼ ばば ぱ
ばば びび ぶぶ べべ ぼぼ ばば ぱ
子守歌と この歌 歌う
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2018年6月3日にFacebookのみで発表した曲「子守歌と」。
「子守歌と」は、2017年6月に音楽活動を再開し、ちょうど1年経過したころに書いた曲。娘のトイピアノを初めて音源に入れた曲でもある。ミュージックビデオ制作を始めてまだ間もない頃。動画はインターネット上のフリー素材のみで制作。
今回、それを少しだけ手直しした。音源は4年前のまま。
自分の曲をおさらいする。
当時Facebookだけにアップロードしていた曲をYouTubeに納める「自分の曲をおさらいする」シリーズの1曲目。
過去は大切。過去がなければ今はない。過去がなければ未来もない。作曲することは生きること。私は今日まで何をしてきたのか。
YouTubeは私の表現をアーカイブできる。自分に向けてYouTubeにアップロードする。それを一覧して悦に入りたいのではない。今日までの自分の軌跡を、ただ実感したいだけ。
公開するのは、私の表現に出会う人が万に一人でもいればと、ささやかに願っているから。
「不安を手に入れる」
いつまでたっても 見えない 行けない
いつまでたっても 見えない 行けない
得体の知れない 言葉にならない
頭を離れない 不安が怖い
見ない 行かない 見ない 行かない
強制的に 別のことに 取り組んで
別の不安を手に入れる
別の不安を手に入れる
ひとつ目の不安に
もうひとつ別の不安を重ねたら
相殺 あるいは 忘却 それで
いずれにしても 最初の不安は 消える
別の不安を手に入れる
別の不安を手に入れる
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昨日、三日連続投稿を昨日終えたけれど、即興音日記をもう1曲。
即興音日記155曲目「不安を手に入れる」。
先日珍しく、不安感情を持て余してしまった。放っておいたら駄目だと感じた。
だから、感情を文字にして、声に出して、ギターを弾いて、自分の不安を音楽にした。
文字にした感情を歌詞として整えて紙に書いた。たとえそれが不完全な形であっても、自分の中にある得体の知れないものを可視化すると楽になる、というのは本当だと実感した。
別の不安を手に入れる。このときの別の不安は、他者起因のものではなく自分起因の不安が望ましい。自分でマネジメントできる不安ならば、それが負の感情であっても生きていくためのエンジンになる、という実感を得た。
即興音日記には私のための約束事がひとつある。
旋律を、ギターで弾くコード進行を、既に書き留めてある歌詞を、すべて変わり得るものとして扱うこと。
絶対的に決定された要素は何ひとつない。私の即興音日記はいつも、不確定な余白だらけ、隙間だらけ、スキだらけ。
1秒後の自分が何をするのか自分にも分からない。私はそれを、とても人間らしいことだと思う。
「そおっと おっと」
しずかに ころぶ
しずかに ねる
しずかに わらう
しずかに とじる
しずかに あう
合わせて 会う
添わせて 解く
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三日連続投稿の3曲目は、即興音日記154曲目「そおっと おっと」。
鼻歌から生まれた旋律を曲の骨組みにした。事前に歌詞を決めて紙に書いた。
しかし旋律も、ギターで弾くコード進行も、書き留めた歌詞もすべて暫定的なもの。すべて変わり得るもの。すべては音楽の素材に過ぎない。だから、その通りにはやらない。いや、その通りにはやれない。即興音日記はいつも余白だらけ、隙間だらけ、スキだらけ。
1秒後の自分が何をするのか自分にも分からない。私はそれを、とても人間らしいことだと思う。
「ふあんていだから」
ふあんていな かたちだから ふあん ふあんだ
ふあんていな かたちだから ふあん ふあんだな
そんなこと ないよ
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三日連続投稿の２曲目は、即興音日記153曲目「ふあんていだから」。
不安定な、不確定な、自分の心と思考と躰のかたちを愛してあげたい。少なくとも私自身だけは。
最初の和音と２番目の和音のつながりが、この曲の骨組みを決めてくれた。
即興音楽。1秒後の自分が何をするのか自分にも分からない。私はそれを、とても人間らしいことだと思う。
「ほしい」
それがもらえるなら ほかに なにもいらない
それがもらえるなら ほかに なにもいらないよ
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家で仕事をする日が多かったため、隙間時間にクラシックギターや鉄弦ギターやクロマチックハーモニカや鍵盤ハーモニカを手にして作曲しまくった。
身体が作曲モードになっていたためか、私にしては珍しく、鼻歌で新しい旋律が生まれることも何度かあった。楽器を使わなくても人は作曲できる。
そのときどきの私の心身の状態に沿うように悲喜こもごもの音楽がとめどなく溢れてきた、そんな1週間だった。
そこで、今日から3日続けて即興音日記をアップする。
まずは即興音日記152曲目「ほしい」。
自分がこんな旋律を歌うことになるとは、こんな声を出すことになるとは、こんなギターを弾くことになるとは、というような録音だった。
1秒後の自分が何をするのか自分にも分からない。
私はそれを、とても人間らしいことだと思う。
