美味しい話や“あなた”が望むことを単純に訴える育毛や薄毛の情報に煽られ・痛い目にあっている人の心理は、巨額詐欺事件で大金を騙し取られた人の心理とよく似ている。
巨額詐欺事件の場合、常識から考えると無謀と思えるような利息の話に乗って、信じられないような大金を拠出していることが多い。
“あなた”の願いが常識になっているのだから・・・育毛や薄毛の情報でも、よく考えるとおかしな常識が多いのだが、それらのよく考えるとおかしな常識って、多くの場合“あなた”のように薄毛で悩んでいる人の願いであることが多いので、そんな効果話に乗るから痛い目にあうのだと思う。
ちょっと抽象的過ぎるので、具体的に言うと、以下のようなことを願っているのが、薄毛の人なのだ。
- 抜け毛が無くなって、毛が生えて欲しい
- 薄い部分だけに毛が生えて欲しい
- 抜け毛が無くなって欲しい
- 今生えている毛が抜けないで欲しい
- 生えていないところに生やしたい
抜け毛と発毛に関係することばかりだよね。
商売とは、悩んでいる人の願いをかなえてあげること商売の基本は、ニーズを把握して、そのニーズに切り込むことができれば、「ものが売れる・情報が売れる」ようになります。
とすれば、育毛剤や育毛製品・育毛サロンへの勧誘等々を効果的に行うなら、上記のような抜け毛と発毛に関する情報を訴えかければ良いわけです。
これらの薄毛の人の願いが、毛が増えて本来の毛の量を維持できる効果なら、抜け毛と発毛に関する情報の訴えかけに乗ると、望み通り毛が増えるでしょう。
“あなた”の望みでは毛は増えないだけでなく、無くすことさえありえる実際は、抜け毛がずっと減り続ければ毛も減り続けるし、抜け毛が減れば発毛してくる本数も減るので、“あなた”の望みでは毛は増えないだけでなく、無くしてしまうのです。
人間の体のこと、細胞の生まれ変わりが分かれば望みと実際とが違います。人間の細胞や体のことを、よく考えてみれば、当たり前のことなんですが、望みを訴えかける情報を出すほうが、「ものが売れて・情報が売れる」ので、抜け毛や発毛に関する、おかしな情報が多いだけ。
「抜け毛を無くして発毛させる」では、一時的には増える場合はあるけど、毛の生え変わるサイクルに照らし合わせれば、抜け毛を無くせば、発毛してくる毛も無くなるのです。
髪・毛って、半年1年では分からないのですね。
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