全国コロナ感染者数、8週連続で減少
厚生労働省は
10月25日、
全国に約5000ある
定点医療機関に、
10月14日~20日に
報告された
新型コロナウイルス
の新規感染者数は
合計9165人で、
1定点当たり1.86人
であった
と発表した。
前週の約0.78倍で、
8週連続で減少した。
昨年の同時期は、
1定点当たり
3.25人で
あった。
都道府県別の
最多は
岩手県の4.05人。
次いで、
北海道3.78人、
山梨県3.12人
と続く。
主要都市では、
東京都1.03人、
愛知県2.41人、
大阪府 1.01人、
福岡県1.01人
であった。
44都道府県で
減少した。
10月20日までの
1週間に
定点医療機関に
報告された
新規入院患者数は
956人で、
前週から60人
減少した。
集中治療室(ICU)
に入院した患者は
33人で、
前週から12人
減った。
都道府県別では、
北海道3.78人、
青森県1.76人、
岩手県4.05人、
宮城県2.31人、
秋田県2.56人、
山形県1.91人、
福島県2.76人、
茨城県2.71人、
栃木県2.30人、
群馬県2.07人、
埼玉県2.28人、
千葉県2.26人、
東京都1.30人、
神奈川県1.66人、
新潟県2.66人、
富山県1.56人、
石川県1.54人、
福井県1.23人、
山梨県3.12人、
長野県2.89人、
岐阜県2.55人、
静岡県2.86人、
愛知県2.41人、
三重県1.53人、
滋賀県1.22人、
京都府1.42人、
大阪府1.01人、
兵庫県1.57人、
奈良県1.42人、
和歌山県1.56人、
鳥取県1.86人、
島根県0.97人、
岡山県1.95人、
広島県1.45人、
山口県0.82人、
徳島県0.76人、
香川県1.26人、
愛媛県1.87人、
高知県2.16人、
福岡県1.01人、
佐賀県0.90人、
長崎県0.87人、
熊本県1.19人、
大分県1.00人、
宮崎県0.97人、
鹿児島県0.90人、
沖縄県1.00人
であった。
コロナ死者数、インフルの15倍
新型コロナウイルスの
感染症法上の位置づけ
が、5類となった
2023年5月~
2024年4月の
1年間で、
死者数が
合計3万2576人に
上った事が
10月24日、
厚生労働省の
人口動態統計で
分かった。
この数値は、
インフルエンザの
約15倍と格段に
多く、
大部分が高齢者で
ある。
政府は
重症化リスクの
低下を理由に、
新型コロナの類型
を引き下げ、日常
生活の制約は、
ほぼ無くなったが、
今も多くの人が
脅威にさらされて
いる。
ウイルスの特徴
だが、
例年、冬にかけて
感染者が増える
傾向にある。
今が、まさに
その時期であるが
感染者の増加は
死者数の増加に
繋がる確率が
大きくなる。
それ故、
専門家は
「高齢化社会の
日本で被害を
減らすために
何ができるの
かを一人一が
考えないと
いけない」
と訴えている。
厚労省は、
人口動態統計の
うち、
確定数
(2023年5~12月)
と、
確定前の概数
(2024年1~4月)
に計上された
新型コロナの
死者数を集計した。
その結果、
3万2576人となり、
65歳以上が約97%
であった。
一方で、
同時期の
インフルエンザの
死者数は2244人
であった。
これは、
コロナの死者数が
インフルの死者数
の約15倍という
数字上の結果を
示している。
この結果の理由
だが、
新型コロナが
次々と変異して
高い感染力を
持つ上、
病原性があまり
低下せず、
基礎疾患のある
高齢者が感染して
亡くなっている
と思われる。
新型コロナによる
年間死者数は、
コロナに感染する
ことで免疫を持つ
人が増え、
減少傾向にあるが、
引き続き高い水準
である。
コロナ死者数の
3万2576人を
2023年の死因別
年間死者数に
当てはめると
腎不全(3万208人)
より多く、上から
8番目である。
言うまでもなく、
感染症としては
最多であった。
そんな中、
2024年、4月1日
以降、
治療薬や入院費の
補助といった患者
への公費支援が
終了した。
専門家は
「社会経済を止めずに
死者をできるだけ
減らすためにも、
高齢者施設における
検査など、
有効性が示されて
いる対策の費用は
国が負担すべきだ」
と話す。
大人の手足口病には警戒!
「手足口病」は、
子どもが感染する
病気と
思われているが、
実は、
大人も感染する
のである。
特に、
免疫力が低下
している時
や
妊娠中
に感染すると、
重症化のリスクが
高まるため注意が
必要である。
<大人の手足口病の
症状と治療>
大人が手足口病に
かかると、
どのような症状が
現れるのか?
その症状と治療法
について紹介する。
[初期症状]
大人が手足口病に
感染すると、
初期症状として、
まず、
発熱、
喉の痛み
が現れることが
多い。
発熱は38度以上
になることもあり、
体全体の倦怠感
頭痛、
関節痛
を伴うことがある。
この段階では、
一般的な風邪と
似た症状のため、
手足口病と判断
しづらい。
[手足や口内の
発疹や潰瘍]
発熱が収まると、
数日以内に
手のひら、
足の裏、
口内
に、小さな
水泡
発疹
が現われる。
大人の場合、
これらの
発疹や潰瘍は
子どもと
比べて
大きく
痛み
を伴うことが
多い。
特に、
口内にできる
潰瘍は、
食事や飲み物を
取る際に
強い痛みを感じ、
食欲が
低下することが
ある。
また、
手足の水泡も
痒み、
痛み
を伴い、
日常生活に支障を
きたすことがある。
[痛みの程度や
重症化の可能性]
大人における
手足口病の症状は、
子どもよりも重症化
するケースが多い。
更に、
免疫力が低下
している場合
や
妊娠中の女性
が感染した場合は
症状が長引き、
合併症を起こす
リスクが高まる。
稀に、
手足の皮膚が
剥がれ、
爪が脱落する
ケースも報告
されている。
[一般的な治療]
手足口病には
特効薬がなく、
自然治癒を待つ
事が基本である。
通常、
症状は
1週間から10日
程度で軽減する。
この期間の
発熱、
痛み
を抑えるためには
解熱剤、
鎮痛剤
の使用が有効と
言われている。
また、
口内の痛みが
ひどい場合には、
冷たい飲み物、
ゼリー
など
刺激の少ない
食べ物を摂取
すると症状が
和らぐ。
とは言え、
発熱が長引き、
口内の潰瘍が
悪化した場合
には、
病院での診察を
受けることが
重要である。
[妊娠中の感染に
おける注意点]
妊娠中に
手足口病に感染
した場合、
母体に大きな
負担がかかる
ため、更に
注意が必要で
ある。
症状として、
発熱、
倦怠感
が続くことで、
胎児への影響が
心配されること
もあるが、
通常、
手足口病自体が
胎児に直接影響
を及ぼすことは
少ないとされて
いる。
ただし、
高熱が続く場合、
脱水症状がある
場合は、
速やかに
医療機関を受診し、
適切な処置を受ける
ことが大切である。
<手足口病の
予防策>
手足口病の
予防のためには、
日常生活の基本的
な対策が非常に
重要である。
特に、
➀免疫力が低下
している人
➁子どもと接触
する機会が
多い人
は、以下の予防策
を意識することが
感染防止に役立つ。
手洗い・うがいの
徹底
手足口病の
主な感染経路は
飛沫感染、
接触感染
である。
それ故、
外出先から帰宅
した際、
トイレの後、
食事前
には、
必ず石鹸で
手を洗うこと。
また、
うがいをする
ことで
口内に付着した
ウイルスを除去
できるため、
効果的な予防策
となる。
マスクの着用や
消毒の重要性
感染を防ぐため
には、マスクの
着用が効果的で
ある。
手足口病が流行
している時期や、
感染した子ども
と接触する機会
がある場合には、
しっかりと
マスクを着用し、
ウイルスの飛散を
防ぐこと。
また、
ドアノブ、
スイッチ
などの共用部分は
ウイルスが付着
しやすいため、
アルコール消毒を
定期的に行うこと
も重要である。
免疫力を高める
ための生活習慣
手足口病を予防
するためには、
免疫力を高める
ことが非常に
大切である。
その方法として、
専門家は
まず、
栄養バランスの
取れた食事を
心がけ、
ビタミン、
ミネラル
が豊富な
野菜、
果物
を積極的に摂取
すること。
次に、
適度な運動、
十分な睡眠
を確保し、
免疫機能を高め、
ウイルスに対する
抵抗力を強化する
こと。
さらに、
ストレスを溜めない
ために、
リラックスする時間
を設けて
心身のバランスを
整えること。
などを提案して
いる。
重複して恐縮だが、
大切なことなので
敢えてポイントを
繰り返す。
大人が手足口病に
感染すると、
症状が子どもより
も重症化しやすい
ため、
免疫力が低下して
いる場合や、
妊娠中は注意が
必要である。
また、
治療は自然治癒が
基本であるが、
予防として
手洗いや消毒、
免疫力を高める
生活習慣が
重要である。
石川県、コロナ・溶連菌・感染性腸炎・手足口病・マイコプラズマ肺炎の現状
<コロナウイルス>
県全体1.54人、
金沢市1.59人、
南加賀1.30人、
石川中央0.82人、
能登中部2.67人、
能登北部2.25人。
<A群溶血性
レンサ球菌
咽頭炎>
県全体1.34人、
金沢市0.73人、
南加賀0.17人、
石川中央1.50人、
能登中部5.00人、
能登北部0.50人。
<感染性胃腸炎>
県全体3.93人、
金沢市5.09人、
南加賀2.00人、
石川中央6.00人、
能登中部2.50人、
能登北部0.00人。
<手足口病>
県全体10.03人、
金沢市12.64人、
南加賀6.50人、
石川中央11.17人、
能登中部9.75人、
能登北部3.50人。
<マイコプラズマ
肺炎>
県全体1.40人、
金沢市2.00人、
南加賀2.00人、
石川中央0.00人、
能登中部2.00人、
能登北部1.00人。
<コロナウイルス>