本名; ノバク・ジョコビッチ(Novak Đoković)
愛称; ノール (Nole)
国籍; セルビア 生年月日; 1987年5月22日
利き手; 右
バックハンド; 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年; 2003年
ツアー通算; 38勝 (シングルス; 37勝、ダブルス; 1勝)
4大大会シングルス優勝回数; 6回(豪4・英1・米1)
ATPランキングシングルス1位(2013年6月24日時点)。
これまでにATPツアーでシングルス37勝、ダブルス1勝。
2008年全豪オープンでセルビア人初の4大大会男子シングルス部門の優勝者となり、同年の北京オリンピックでは銅メダル。2011年には全豪オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープンのシングルス部門で優勝し、オープン化以降同一年に3つのグランドスラムシングルスタイトルを獲得した6人目の男子選手となった。ジョークや選手のモノマネといった試合内外でのユーモラスなパフォーマンスでも知られ、「ノール」という愛称で呼ばれ親しまれている。セルビア・モンテネグロの分離により、現在は「セルビア」国籍でエントリーしている。
「私に誰かの物まねをさせるのは求めないでください。私にやめろと言ってくる選手もいるし、物まねを楽しいと思わない選手もいるから、私は誰も怒らせたくないんです」
ジョコビチと言えば、試合後のパフォーマンスも見ものです。この言葉は2008年の全豪オープン一回戦での試合後のコメントです。結局、この時には、マリア・シャラポワ(ロシア)の物まねで試合会場に集まった観衆の爆笑を誘ったそうです。
このウィンブルドンでも20日に行われたエキシビジョンマッチで、グリゴール・ディミトロフと一緒にシャラポワのモノマネを披露しています。サーブの前に両耳に髪の毛をかける仕草やボールを打つ時の独特の甲高い叫び声を上げながら、ラケットを振り抜く「シベリアン・サイレン」まで忠実に真似て見せます。
(↑のYouTubeの動画がなくなったので、違う動画です)
試合後のパフォーマンス(ふざけた振る舞い?)については、賛否両論ですが、プロであることは事実です。
「ラファエル・ナダルの勝ち方は知っている」
現在、男子テニス世界ランキングトップ10以内の選手中での3強と言われる、ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラーそしてノバク・ジョコビッチ。2011年にはナダルを5度の決勝戦で戦い、そのすべてに勝利しています。
ナダル、フェデラーに比べると、フットワークが速く、左右に振られたリターンに追いつく鉄壁の守備力を持っています。
そして、何といってもどれだけ動いても疲れを見せないフィジカルの強さがあります。
自分をしっかりと判っているからこその自信だと考えます。
それは2012年全豪オープンテニスの男子シングルス決勝で世界ランキング1位(当時)のジョコビッチと2位(当時)のラファエル・ナダルの決勝戦。
この決勝戦でラファエル・ナダルを5-7、6-4、6-2、6-7(5)、7-5で破り二年連続3度目の優勝を果たします。
そして、この試合時間はなんと5時間53分。全豪最長記録であるとともに、4大大会決勝最長を記録しています。6時間あまりの試合を終えてのこのコメント。まさにプロフェッショナルとしかいいようがありません。
「自分はプロ。こんな試合に挑むためにハードな練習をしている」
まさに、「練習で自信を付け、試合で確信する」ということですね。
「われわれは今晩、歴史を作った。2人が優勝することができないのは残念だ」
さらに、対戦相手のナダルに敬意を表すことも忘れてはいません。
「世界で最高の選手とプレーするときは、最高のゲームをしなけれればなりません」
今年のウィンブルドンは既に上位選手が敗退する波乱の多い大会になっています。そんな中、順当な勝ち上がりを見せたジョコビッチは、どんな相手でも次ように気を引き締めて戦っているという。
「トップ選手達がこの数日で敗退するには十分な理由があると思う。
どんな選手だって甘く見てはいけないし、先を見てもいけない。
一戦一戦をしっかり戦う必要がある。
それがスポーツと言うものだし、現実なんだ」