「クラーケン(Kraken)」とは、海に棲むと言われる伝説上の怪物。幽霊船と並んで、世界中で語り継がれている海洋怪談の一つ。
中世時代より、欧州方面の海(ノルウェー近海、アイスランド沖など)に出没しては船を沈めると言われた超巨大な伝説上の生物です。でも、ダイオウイカ、エチゼンクラゲやクジラなどの大きな生物もいますので、あながち伝説上の生物とも言い切れないような気が個人的にはします。
クラーケンの存在が知られるようになったのは、17世紀のデンマークの聖職者のエリック・ポントピダンさんが自著「ノルウェー博物誌 (Natural History of Norway)」においてクラーケンの大きさを「小島ぐらい」と表現したことや、「クラーケンが吐き出したスミで周囲の海が真っ黒く染まった」と言ったことからイメージが定着したそうです。
(映画「タイタンの戦い」より)
「毒を吐く」生き物は人間をはじめいろいろといますが、「スミを吐く」生き物は「タコ」「イカ」が有名で、クラーケンについては主に超巨大なタコやイカといった頭足類の姿で描かれることが多いようです。ほかにスミを吐く海洋生物は「アカダマクラゲ」「アカナマダ」「アメフラシ」「ウミホタル」などもいますが大きさが違いすぎます。
さて、ついに日本国内でも検出されているオミクロン系の新たな変異株「XBB.1.5」、通称「クラーケン」。2022年末に米国で爆発的に増えたことで、当初、米国国内の新規感染者に占める割合、約1ヶ月で4%から40%を超えるまでに急増したとされたため、2023年早々に世界保健機関(WHO)、研究者やメディなどで「感染力は史上最強か?」と注目されている新型コロナウイルスです。
クラーケンと呼ばれるXBB.1.5はオミクロン系の変異株の一つで、名称の「X」は異なる種類のウイルスの遺伝子が混ざり合って生まれた「組み換え体」と呼ばれる変異株のことを意味するとのことです。
同じ組み換え体でも、「グリフォン」と呼ばれる「XBB」は2022年から日本国内で確認されており、「ケルベロス」と呼ばれる「BQ.1.1」と同様に強い感染力を持つことから、「第7波」や「第8波」の「BA.5」の次に流行するオミクロン系変異株になると考えられています(グリフォンとケルベロスとバジリスクと - 野球小僧 (goo.ne.jp) )。実際、2022年秋以降、米国や欧州などでケルベロスの感染が拡大し、日本でもBA.5からの置き換わりが進み、シンガポールなどではグリフォンが拡大している状況でした。そして、2022年末に米国で現れたのがグリフォンから変異したクラーケンで、短期間に感染力の強いケルベロスを退け、急速に拡大したとのことです。
ただし、1月6日に発表された米国疾病予防管理センター(CDC)によりますと、「新規感染者の約41%がクラーケンに感染」とい2022年末のデータには誤りがあり、実際にはその半分以下の約18%だったそうです。とはいっても注意は必要なことでしょう。
さてさて、世界的にもいろいろと緩和されたりして来ていますが、日本でも日本政府は以前から議題に挙がっていていた、「新型コロナウイルス感染症法上の分類」を見直し、2023年春ころにも現在の「2類相当」から「5類」へ引き下げるようです。
現在、感染症法は危険性の高い順に1~5類に分類されており、新型コロナウイルス感染症は別枠の「新型インフルエンザ等」に含まれ、「2類相当」で対応しています。5類に引き下げた場合、医療費の窓口支払い分の公費負担、入院を勧告する都道府県知事の権限などの法律上の根拠はなくなります。しかし、日本政府は国民の受診控えや医療現場の混乱などを避けるため、公費負担は特例的に継続し、段階的に廃止する方針とのこと。
ただ、分類が引き下げられても、新型コロナウイルスの感染力は厄介ものであることは変わらないでしょう。変異ウイルスとのお付き合いはまだしばらくは続きそうです。
ですから、一つひとつの措置については、「丁寧な説明と対応」が求められると思います。
新型コロナウイルス感染が始まってから丸3年。正直なところ、いい加減に終息してほしいところですが。
中世時代より、欧州方面の海(ノルウェー近海、アイスランド沖など)に出没しては船を沈めると言われた超巨大な伝説上の生物です。でも、ダイオウイカ、エチゼンクラゲやクジラなどの大きな生物もいますので、あながち伝説上の生物とも言い切れないような気が個人的にはします。
クラーケンの存在が知られるようになったのは、17世紀のデンマークの聖職者のエリック・ポントピダンさんが自著「ノルウェー博物誌 (Natural History of Norway)」においてクラーケンの大きさを「小島ぐらい」と表現したことや、「クラーケンが吐き出したスミで周囲の海が真っ黒く染まった」と言ったことからイメージが定着したそうです。
(映画「タイタンの戦い」より)
「毒を吐く」生き物は人間をはじめいろいろといますが、「スミを吐く」生き物は「タコ」「イカ」が有名で、クラーケンについては主に超巨大なタコやイカといった頭足類の姿で描かれることが多いようです。ほかにスミを吐く海洋生物は「アカダマクラゲ」「アカナマダ」「アメフラシ」「ウミホタル」などもいますが大きさが違いすぎます。
さて、ついに日本国内でも検出されているオミクロン系の新たな変異株「XBB.1.5」、通称「クラーケン」。2022年末に米国で爆発的に増えたことで、当初、米国国内の新規感染者に占める割合、約1ヶ月で4%から40%を超えるまでに急増したとされたため、2023年早々に世界保健機関(WHO)、研究者やメディなどで「感染力は史上最強か?」と注目されている新型コロナウイルスです。
クラーケンと呼ばれるXBB.1.5はオミクロン系の変異株の一つで、名称の「X」は異なる種類のウイルスの遺伝子が混ざり合って生まれた「組み換え体」と呼ばれる変異株のことを意味するとのことです。
同じ組み換え体でも、「グリフォン」と呼ばれる「XBB」は2022年から日本国内で確認されており、「ケルベロス」と呼ばれる「BQ.1.1」と同様に強い感染力を持つことから、「第7波」や「第8波」の「BA.5」の次に流行するオミクロン系変異株になると考えられています(グリフォンとケルベロスとバジリスクと - 野球小僧 (goo.ne.jp) )。実際、2022年秋以降、米国や欧州などでケルベロスの感染が拡大し、日本でもBA.5からの置き換わりが進み、シンガポールなどではグリフォンが拡大している状況でした。そして、2022年末に米国で現れたのがグリフォンから変異したクラーケンで、短期間に感染力の強いケルベロスを退け、急速に拡大したとのことです。
ただし、1月6日に発表された米国疾病予防管理センター(CDC)によりますと、「新規感染者の約41%がクラーケンに感染」とい2022年末のデータには誤りがあり、実際にはその半分以下の約18%だったそうです。とはいっても注意は必要なことでしょう。
さてさて、世界的にもいろいろと緩和されたりして来ていますが、日本でも日本政府は以前から議題に挙がっていていた、「新型コロナウイルス感染症法上の分類」を見直し、2023年春ころにも現在の「2類相当」から「5類」へ引き下げるようです。
現在、感染症法は危険性の高い順に1~5類に分類されており、新型コロナウイルス感染症は別枠の「新型インフルエンザ等」に含まれ、「2類相当」で対応しています。5類に引き下げた場合、医療費の窓口支払い分の公費負担、入院を勧告する都道府県知事の権限などの法律上の根拠はなくなります。しかし、日本政府は国民の受診控えや医療現場の混乱などを避けるため、公費負担は特例的に継続し、段階的に廃止する方針とのこと。
ただ、分類が引き下げられても、新型コロナウイルスの感染力は厄介ものであることは変わらないでしょう。変異ウイルスとのお付き合いはまだしばらくは続きそうです。
ですから、一つひとつの措置については、「丁寧な説明と対応」が求められると思います。
新型コロナウイルス感染が始まってから丸3年。正直なところ、いい加減に終息してほしいところですが。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。